プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

施政方針演説 米国と「海外で戦争する国」になることこそ時代遅れ

2007-01-27 19:10:10 | 政治経済
通常国会が開会し、安倍晋三首相の施政方針演説が行われた。憲法改正と教育改革へ向けた意欲を、前面に出したのが特徴である。タカ派ぶりがぎらつく演説の中で見過ごせないのは、首相の施政方針演説には「戦後レジーム」の見直しといった前のめりの姿勢はあっても、何のためにそれをやるのか、国民に呼びかける説明は一切なかったことである。自分の思い込みによる“時代遅れ”というだけで、現代の世界の動向、人類の歴史の発展方向を検証した気配はまったくない。高飛車な押し付けだけで、「説明責任」がないというのは、歴史に背を向ける反動勢力の宿命である。 . . . 本文を読む