通常国会が開会し、安倍晋三首相の施政方針演説が行われた。憲法改正と教育改革へ向けた意欲を、前面に出したのが特徴である。タカ派ぶりがぎらつく演説の中で見過ごせないのは、首相の施政方針演説には「戦後レジーム」の見直しといった前のめりの姿勢はあっても、何のためにそれをやるのか、国民に呼びかける説明は一切なかったことである。自分の思い込みによる“時代遅れ”というだけで、現代の世界の動向、人類の歴史の発展方向を検証した気配はまったくない。高飛車な押し付けだけで、「説明責任」がないというのは、歴史に背を向ける反動勢力の宿命である。 . . . 本文を読む
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