日銀は18日の政策委員会・金融政策決定会合で、追加利上げを見送った。日本経済の拡大基調は「いざなぎ景気」を超えたといったのは11月の政府「月例経済報告」。ところが、日銀が、政策金利の誘導目標を引き上げようとしているのに対し、安倍自公政権が猛反対。世界最低の金利をわずか0.25%上げて0.5%にするだけというのに、それでも困るというのは、よほどこの国の経済に自信がないということだ。言葉を変えれば、景気がよくなった、いざなぎ景気超えだと触れ回っているが景気がいいのは特定の大企業と一部の関係者だけで、多くの企業も、国民も青息吐息なのを自ら認めたようなものだ。政府与党の圧力に屈した福井総裁以下の日銀もだらしない。改めて日銀の超低金利政策とは何だったのか振返ってみよう。
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