世界一の軍隊で鍛えられた米兵士たちの精神は頑強で、戦争なんかでびくともしないと考えるのは大間違いである。米軍兵士の大半は、低所得者層の若者、就職できない若者、生活困窮者、米国籍を求める不法移民等々によって構成されている。彼らは、イラク人に対しては加害者、侵略者であるが、彼ら自身もまた、ブッシュ政権によって戦場に送りこまれた「犠牲者」でもある。その彼らが、戦場で倒れ、ある者は棺に納められ、ある者は肉体的、精神的に傷つき、大量に帰還しているのだ(「アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局」(2005年3月30日)。
「しんぶん赤旗」の問い合わせに対し防衛省広報課は、イラクに派兵された自衛隊員(五千五百人)の自殺者が陸上自衛隊で六人、航空自衛隊で一人の合わせて七人と回答した。アメリカでもイラク帰還米兵の三割が精神疾患の症状(昨年三月)を訴えるなど「イラク症候群」は深刻であるが、自衛隊内でも同様の事態が進行しているとみられる(「しんぶん赤旗」2007年1月14日)。
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