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プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

トランプ大統領のウクライナ戦争終結交渉は理不尽か‼?

2025-02-22 17:58:28 | 政治経済
 トランプ大統領がウクライナ停戦実現に向けてロシアとの協議を加速させていることに対して、これまでロシア=悪者で洗脳されてきた人々が動揺している。 戦争の当事国を除外して停戦交渉するとは何事か、トランプ大統領の横暴極まりないと批判の大合唱である。しかしながら、ウクライナ戦争の本質を知るものにとっては、トランプ大統領の理不尽でも、横暴の極みでもない。2022年の3月時点ですでに勝負がついていた特別軍事作戦をここまで無残な戦争に駆り立てのは、ロシアの力を徹底的に削ぎ落とすことを目指した米欧の戦争ビジネス勢力である。

 バイデン大統領(当時)は、ロシアの軍事侵攻(22年2月24日)から1カ月後の3月26日、ワルシャワでこう演説した。「われわれはあらためて自由のための大戦闘に突入した。…この戦闘は数日、ないし数カ月で勝てるものではない。われわれはこれからの長期戦にむけて心構えをかためなければならないのだ」と。
 この発言が意味するところは、ウクライナ戦争は、ウクライナ市民を犠牲にした米欧のロシアに対する代理戦争ということだ。ウクライナ戦争は米欧にとって「夢の戦争」「新しい戦争」なのである。アメリカの青年はこの戦争で誰も死んでいない。アメリカ製の武器が際限なく購入され、ウクライナの戦場で消費される。さぞかし兵器産業は喜びに沸いていることだろう。

 トランプ大統領がウクライナ戦争の歴史的経緯をどこまで正確に押さえているかはわからない。ソ連が崩壊してウクライナが独立を果たしたのは1991年8月。当初、親ロ政権が樹立されたが、その後、2004年と2014年の2度にわたり米国が工作して親ロ政権を打倒して親米政権が樹立された。とりわけ2014年の政権転覆は、クーデターによる非合法政府樹立だった。2014年に樹立された非合法政府が東部ロシア系住民地域に対する大弾圧を実施。その結果、ウクライナ東部で内戦が勃発した。この流れのなかで起こったのが今回のウクライナ戦争である。ウクライナを使い、ロシアを特別軍事作戦に誘導し、戦乱の拡大をしたのは、ロシアではなく米欧とその代理人ウクライナである。
 〈ロシア=悪・ウクライナ=善〉という図式に囚われいる限り、トランプ大統領を批判しても問題の解決にはならない。

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