プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

米軍2万2000人増派 改めて問われる戦争の大義 日本政府の態度

2007-01-12 19:19:19 | 政治経済
ブッシュ米大統領は10日夜、イラク政策についてテレビ演説をし、首都バグダッドなどの治安強化のため、現在13万人余のイラク駐留米軍を約2万2千人増派することを柱とする新方針を発表した。新方針といってもなんらの政策転換をおこなうものではなく、破たんが明確な従来の軍事中心の対応をさらにズルズルと続けるものである。イラク戦争がブッシュの言うような、米国と世界の平和を守り、イラクの人々を助けるための正義の行動とはまったく無縁であることが、明確になったとき、米国の敗北は明らかであった。もはや撤退以外に道はない。開戦以来、影に日向にブッシュを支持続ける日本政府の態度も厳しく問われなければならない。 . . . 本文を読む