Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関連の文献紹介が主な趣旨のブログ。
しかし、セミリタイアした人間の文献紹介なんて価値があるのか?

ハイポボレミアを理解する

2014年04月11日 | 循環
タイトルそのまま。Hypovolemiaって訳せなくて困る。

Perner A, De Backer D.
Understanding hypovolaemia.
Intensive Care Med. 2014 Apr;40(4):613-5. PMID: 24556910.


3ページの簡単なレビュー。
・Compensated, uncompensated, relative, central hypovolemiaの説明
・補液をするか考えるときに、最初に答えられないといけないことは、”この患者さんは心拍出量を増やすことによって利益が得られるか”
・補液の指標はいろいろがあるが、実際の臨床では使えないことが多い
・補液の指標が臨床でどのように使用されているか分からないし、有益性を検討したRCTはない
・補液による血圧の上昇は補液が有効だったことを示さない
とかが書いてある。
短いので、読んでみては。
コメント
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