パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

スモーカーグリルで石焼ナン

2008-10-06 05:56:12 | パン
ナンやピザを焼くのは難しい。一つの理由は普通のパンと違って高温で一気に焼くため高温を維持できるオーブンが必要であること。そしてもう一つの理由は普通のパンと違う加熱方式が必要なこと。

熱の伝達の方式には「対流」「伝導」「輻射」の3種類があり、オーブンでは調理対象は主に「対流」「輻射」(一部伝導)により加熱される。普通のパンの場合、「対流」「輻射」の2方式で加熱されるが、ナンの場合、これに「伝導」が加わり、この3方式による高温加熱で一気に焼かないといけない。フライパンで焼くという方式もあるが、これでは「伝導」による加熱がほとんどである。中華なべにはりつけさかさまにすると「伝導」+「輻射」で加熱できるが結構、難しい。ということでナンはガスオーブンで最高温度にしてピザストーンで焼成している。だいたいこれでうまく行くのだが、物足りないことがある。その物足りなさとは「炭や薪の香」じゃなかろうかということに気がついた。

しばし、思案後(笑)、コールマンのスモーカーグリルを引っぱり出してやってみることにした。ついでにBBQも作っちゃおうと言うことで。。。。
スモーカーグリルはオーブンであるという自説(?)によれば、オーブンとして使えるはず、それも炭の香をプラスできるオーブン!



こんな感じでピザストーンをスモーカーグリルの下段にセット。焼き芋もついでにやることにしました。



かなり炭の量を投入したのですが、200度程度までしか上がらず、それも蓋を開けてしまうと一気に150度程度まで下がってしまう。でもいつまでも待っててもBBQが出来なくなってしまうのでやってみることにしました。結果はごらんの通り、気泡も順調に出来てきちんと焼けています。温度計は上の方、蓋についているので実際の温度は結構高いのかもしれません。

ただ、温度はガスオーブン内部よりは低めのようで、そのままにしておくとピザストーンに接する部分が焦げるおそれがあったため、一応、ひっくり返して焼きました。



丸いのも焼いてみました。味は炭窯タンドールで焼いたのと同じように炭の香がプラスされ、味わい深いものでした。当然(!)ふわふわのもちもち。ガスオーブンよりもはるかに上を行く納得の出来でした。高温のスモーカーグリルの中に手を突っ込むので難易度はかなり高いです。それだけに味も格別です。当然、電気タンドールで焼いているインド料理店のナンには勝ったものと思われます(笑)。タンドールなしに家庭で出来るナンの最高峰を極めてしまった!!(獏もとい爆)。もう少し高温まで上げることが出来れば、ピザやハースブレッドを焼く簡易な石窯オーブンとして活用が出来そうです。




最後はBBQを。全てドライラブで香辛料その他をすりこみ、温度計で63度以上内部温が上がっていることを確かめ、それから1時間じっくり加熱。BBQチキン、焼き豚、ローストビーフを作りましたが、火おこしを午後3時から初めてつきっきりで8時近くまでかかってしまいした。



ナンは以前のレシピで


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Anne)
2008-10-06 09:41:41
おはようございます

いつも本格的な調理の仕方で
感心して覗いていますよ~~ 
ナン、、美味しそうです

pochi!
ありがとうございます (ortho)
2008-10-07 06:04:43
本格的なんてそんなそんな、、
主に週末にしか料理できないので
せめて少しでも新しいことをと思って色々挑戦しています。

今後もよろしくお願いいたします。

コメントを投稿