Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

葦毛湿原で勉強会  なんちゃってインストラクター

2013-10-31 15:53:06 | まち歩き

10月5日 息子の学校で遠足の立ち寄り場として 葦毛湿原を入れたと
で 花の事全然知らない人ばかりだから 案内をして欲しいと・・・・・・ そりゃ難しい問題ですなぁ

結局 伊吹山ネイチャーネットワークで知り合ったKさんに相談してみると 葦毛湿原保護の会に相談してみ・・・・と

初め遠足だから歩かせたいと 湿原散策のあとは 尾根伝いに 山越えをして二川ののんほいパークまで行きたいと行っていたけれど 事前に息子や先生と一緒に歩いてみてこの計画は無理だろうと言うことになった

山歩きの時間は2時間ほどだけれど その間にトイレが無い。 120人もつれて歩いていると 怪我も心配だけれど トイレの心配はどうにもなら無いと言うことで 湿原散策だけと言うことになった。

少しだけほっとしたけれど やっぱり何を案内したら良いか・・・・・

Aisatu
湿原の駐車場で待っていると 遠くから賑やかな声が聞こえる。

豊橋で路面電車に乗せたいと言うことで終点の赤岩まで乗せてその後歩いてきたらしい。

車だとそうでも無いけれど 歩くと結構あるらしく 子供たち 疲れたを連発

保護の会の人は 16人も集まってくださって 至れり尽くせりの手当
湿原の説明を聞いて グループ毎に出発です。

Situgeniriguti
葦毛湿原は結構規模が大きいです。5ヘクタール 東海のミニ尾瀬と言われているそうですよ。とは言え全国的に見たらたいしたことないですが
ただ 都市部近郊にこれだけの規模は珍しいのだそうです。
全国から集まっている子供たちです。 釧路湿原へ行った子もいました。

弓張り山系の斜面に出来た湿原は よその湿原のように泥炭層の上に出来ているのでは無く 不透水層のチャートの岩盤の上に薄く堆積した土壌に山からの伏流水が常に流れることによって湿潤状態が形成されているという湿原だそうです。
いつも水が流れているので 栄養が少なくて そのためによそには無い植物が見られるようです。

そんな話を聞いて 今日見られる花を聞いて グループに分かれて観察会です。
入り口は三つぐらいに分かれているので 思い思いに・・・・・・

Siratamahosikusa
シラタマホシクサ

金平糖の様な可愛い花はてっぺんに一つあるだけです。 金平糖は小さな花の集まりです。

この地方にしか生息していないそうですが・・・・・ そういえばよそではあまり見ない花です。

台風の後で みんな倒れてしまって背も低いような気がしました。
随分陸地化しています。
掘り返して 湿原に戻す作業をやっていらっしゃるようです。

Kiseruazami
キセルアザミだと思います。
花がキセルの先のように曲って咲いています。

やがて種を付けると飛ばすために頭を持ち上げてくるのだそうです。 種を残すための工夫ですね

Sawasirogiku
サワシロギク

キク科の花は難しいのですが これは花の形と咲いている場所で解ります。

今は白い花ですが やがてピンクに変わります。

Mimikakigusa
ミミカキグサ

小さいのと 子供たちを放りっぱなしで写真撮っているわけにも行かなくて 暈け暈けですが

黄色い小さな花がミミカキグサです。
耳かきのような形をしています。

葦毛湿原では4種類のミミカキグサが見られるようです。本当に暈け暈けで恥ずかしいのですが ちらっと見えるムラサキの小さな花がホザキノミミカキグサかムラサキミミカキグサ そしてピンクのヒメミミカキグサが有ります。

一箇所でこれだけの花が見られるのはとても珍しいことなのだと思うのですが 残念ながら区別がつきません。
写真が暈けていなくても・・・・です。

ちなみにミミカキグサは食虫植物です。
こんなに小さくて 一体何を食べるんですかねぇ?

Iwasyoubu
イワショウブ
これも実はとても珍しいです。
立山弥陀ヶ原で見ました。 つまりとても高いところで咲く花です。
葦毛湿原は 海抜何メートルでしょうか? とにかくとても海抜の低いところでこの花が咲いている・・・・

Mizugiku
ミズギク
湿地に咲く菊・・・と言うことでしょうか?

ひょっとしたら スイランかも知れません。

蛙はいないのか? タイコウチはどこにいるんだ?と言われましても 私その手は苦手ですから・・・

羽の長さが20センチもあろうかと思えるでっかい蛾には会いましたが

あんまり詳しい説明も出来なくて終わってしまったようでしたが グループによっては長いこと帰ってこない所もあったりして   もともと賢い子達なので これを機会に植物を初めとする自然に興味を持ってくれると嬉しいな。

今回葦毛湿原保護の会の方達にとてもお世話になって有意義な散策タイムが持てました。 彼らは山越えの行を避けてバスで次の目的地 のんほいパークに
少しだけ動物園 その後自然史博物館で勉強するそうです。  頑張れ~~

コメント
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