5月27日 伊吹山の観察会から丁度一週間で また伊吹山にやってきました。
この日は伊吹山の自然再生活動のお手伝いをする日です。 ボランティアって言葉は気恥ずかしくて嫌いなので こういう活動には出来るだけ関わりを持たないようにしていました。
しかし こうもネイチャーネットワークの観察会に参加していると そうもいっていられません。丁度亭主もこの日は暇な日曜日 一緒に行くことにしました。
作業のメニューは 登山道の笹狩り 保護柵の補修 しかよけネットの補修 看板の取り付けなどです。 仕事やる気満々で出かけました。
今日の作業の手順を聞いていて ん? 作業はするのですが プラス観察会の様な実に嬉しい企画のようです。 柵の中にも入っていくので 腕章を付けます。 「植物調査・ガイド」と書いてあります。 ガイドって・・・・
東の登山口から登って西の登山口を降ります。 どのくらいの花が見られるでしょうか? 一週間前に見た花は3合目から下です。 標高差があるので また 季節は戻っているかもしれません。
アカヒダネコノメだそうです。
ネコノメソウにはいろんな種類がありますが あまり区別したことが無く 初めて聞く名前でした。
いま伊吹山に限らず 日本を侵略しそうな勢いのセイヨウタンポポです。
萼がイナバウアーしています。 セイヨウタンポポは見た目が華やかで綺麗なんです。
たとえ受粉できなくても自分で子孫を残すことが出来るので強い強い
いま伊吹山のタンポポは95パーセントがセイヨウタンポポだそうです。
本来あるべきイブキタンポポは混血児も作って 姿を消そうとしている。
イブキタンポポ守らなきゃ。
今回一番感じたことは 自然を守るって事はまず自然を汁って事なんだな・・・と
知らなければ タンポポはたんぽぽ 春の花です。 目くじらを立てることもないはずです。
よく見ると茎が毛むくじゃらです。
3合目ではまだ咲いていませんでした。と言うか どっちかと言うと イブキハタザオは山頂付近に棲み分けているようです。
サンカヨウが伊吹山に咲くとは知りませんでした。
遠いのでうまく撮れませんでしたが 結構あっちこっちにあるのです。
さすが花の山
5月の終わり
やはり標高が高い分(と言っても標高177メートル) 花は早春?
笹を切り払ったら下からエンレイソウが出てきた。 登山客のためとは言え エンレイソウ 日陰で静かにしていたかったのかな?
その間にツクツク出ているのは?
ツクバネソウという意見だったけれど 後日キヌタソウではないか?と思う。
写真で見ても三階構造になっているし・・・
私はアカネだろうか?と言ってブーイングを食らった。でももしキヌタソウだったらアカネ科だからあながち遠い線でもないと思うのだけれど ちょっと葉っぱが丸いかしら?
一輪だけ・・・・
絶対に伊吹山には無いはずの花
園芸種だし・・・・
誰だ? こんな所に球根を持ち込んだのは?
根っこをほじってみたけれど 根が深くとても取れない。 こんな事もひょっとしたら自然を壊していく
というのはこの時期帰化種のハルザキヤマガラシというのがあって みわけがつかないぐらいよく似ているらしい。
で伊吹山にもハルザキヤマガラシは生息している。
笹を刈る作業は何とか終わったようだった。
まだ 残っているじゃないの?と 刈っていたら この山を守っている団体はいくつかあって 自分たちの場所は終わったのだそうな はぁ そうでしたか。
しばらくは花を見ながら 鹿柵の所まで行きます。