Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

歩いて巡礼る 知多四国 三番札所普門寺

2012-04-27 22:15:44 | 旅行記

三番札所普門寺は 裏から入る形になってなんだか変です。

お清めもしないでいきなり本堂へお参りです。 何処が違うと言われると困るのですがこのお寺さっぱりしています。人で言うと身綺麗というのでしょうか? そんな感じがするお寺でした。

Fumonjihondou曹洞宗のお寺で 本尊は十一面観音菩薩です。言い伝えでは老人が夢の中で「早くお堂を建てて 私を安置してくれ」というお告げに従ってここに納めたのだそうです。

市指定の文化財。

でも本堂には釈迦牟尼仏

ご本尊は大師堂に祀られていました。

Daisidou3なんだかぎーこ ぎーことうるさい音がしています。

大師堂へお参りに来てその正体を知りました。 真ん中にはどらのようなものをたたく紐が下がっていましたがその両隣は 巨大数珠です。

これを引っ張って回しています。 初めて見るお参りの仕方でした。

マニ車のような意味があるのでしょうか?

このお寺には浄め石って言うのがあるそうです。 願をかけた人がこの石を回していくのだそうですが 何処にあるのか見つけられませんでした。 く く 悔しい。

Sanmon3
帰りは山門から帰ります。

シンプルな美しい山門です。

さて 次の札所まで二キロほどあるようです。 ま 平地だからさほど無いとは思いますが

前に来たとき 道を間違えて大変な目に遭いました。 道が曲っているので見当を付けて裏道から行ったら どんどん離れてしまったわけです。

今日は正しい道を歩きましょう。

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歩いて巡礼る 知多四国 二番札所極楽寺

2012-04-25 18:55:34 | 旅行記

一番札所は豊明市 二番札所は大府市にあります。

案外遠いぜ・・・・ 3.4キロだそうです。 途中の道が案外つまらないので 余計に苦痛です。 信心深くない私には 行は 無理のようで 只ひたすら膝の事を考えて正しい歩き方をする努力のみです。

Isewangan
伊勢湾岸をくぐり 

Koujyoui
工場が建ち並ぶ殺伐とした道を歩き

Hana1
民家の花を愛でて

これは何? マンサクみたいな花がいっぱい付いているよ

Hanamomo
花桃かなぁ?

一気にあでやかな花が咲き誇っています。

Musukari
最近ムスカリはあちこちで増えていって 大変。

我が家も抜いても抜いても芽を出す。

春は黄色から咲くから紫は嬉しい色なんだけれどね

この辺前に歩いた記憶が無いんだよね

Ajisainokomiti
あ ここは通った。

あじさいの小径と書かれた小径はあのときは草ぼうぼうで にょろりさんが出そうで とても通る気にはなれない道だったけれど 今日は綺麗に整備されている。

Nobotoke

Tanjyoufudasyo_2
弘法大師御誕生札所とある

はて? 弘法大師は愛知県で生まれたって話聞いたこと無いよ

香川県の善通寺で生まれたと聞いている。 

どういうこと?

やがて道を左に折れて大通りに出る。 私は前は地元の人に教えられてまっすぐ行ったんだけれど 今日はあまりに沢山の人が狭い民家の軒先を歩くのはちょっと・・・・と思ったのかしら?

Hana2

Rira_3
何のレポートか分からなくなってきているが 大通りを歩いて新幹線のガードをくぐって右に入ると 二番札所極楽寺が見えてくる。

Niban

Hondou2
極楽寺本堂 

浄土宗のお寺で ご本尊は無量寿仏

少し空いてきて落ち着いてお参りが出来ます。

Daisidou2
大師堂

奥の方の弘法大師にスポットライトが当たっています。

ここは千体大師で有名です。信者からの寄進で寄せられたものだそうで 二歳の時に大師様と一緒に願い事をすると願いが叶うのだとか・・・・

手遅れじゃ

Nigiwai賑わっています。 本堂と大師堂の間で お接待も行われていたようです。

お茶とお漬け物?

前に来たとき 確か梅干しを頂きました。 歩いているとき 梅干しってちょっと嬉しい。

Hananira_2

Hanazuou

Syaga_2
お接待の場所から裏の方へ 

三番札所に行くのに裏を案内されました。 背中合わせの場所に3番があるようです。

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歩いて巡拝る 知多四国 一番札所曹源寺

2012-04-24 21:12:33 | 旅行記

4月21日第1回目の巡拝があります。

だいい1回目だけは 4月29日にも行われるのですが 私はこの日は出かけるので雨が降っても21日に行かねばなりません。電車の乗ると それらしいのからしくないのか リュックをしょった人がいっぱいです。

山へいくときのような わかりやすさはありません。 だから目的は違うのだと思っていました。

ところが 前後の駅へ降りておやおやです。 すぐに蟻の熊野詣でを思い出しました。ずっとずっと先まで人が繋がって歩いています。 一年に一度の珍事にご近所さんは 苦笑です。

Okehazama
そんなこと言っていても仕方ない。そのうちばらけるでしょう 

私は前に歩いたときとの違いを思い出しながら歩き始めます。

駅前は桶狭間の決戦の地がこの町にあると言うことで面白い碑を作っています。

歴史散策もそれなりに楽しめるはずです。

曹源寺は前に行ったことがあることもあって遠くから場所は分かるのですが (23号線の手前です)途中に見るものが無いので 黙々と歩きます。

庭の花が慰めてくれますが 花の名前分かりません。

Hanasiro

Hanapink_2

Hanakurimu

15分ぐらい歩いただろうか? 1番目曹源寺に着く。 いや~ 何だ この人だかりは

お坊さん総出で地図を配ったり 説教の案内を配ったり・・・・そりゃここ1番目だもんな

鎌倉時代に天台宗のお寺として開かれたけれど その後曹洞宗に改宗されたとのこと

禅寺になっても弘法大師様をお祀りするんだね。

Sanmon_2なかなか風格のある上品な山門です。市の指定文化財だそうです。

桶狭間の戦いで命を落とした今川の戦傷者を介護したり 弔ったりで有名なお寺。

6月の第一土曜日は戦人塚でいまでも法要が行われている。

また毎年11がつ29日には大根炊きの行事がある。

6500人分のふろふき大根を用意し 来られない人のための持ち帰りように生の大根10000人分を用意するって・・・

愛知県のスーパーから大根消えるんじゃないの?

Sandou_2
作法 よくわからないからね 

まずお辞儀をして (やっぱり山門でするんだよね) 手や口をゆすいで まず本堂にお参り

Hondouご本尊はお釈迦様

それにしてもまだ1番目だから人でごった返している。 お参りするのも容易ではない。

熱心にお経を唱えている人もあるけれど 私知らないし・・・・

ただただ自分と自分を取り巻く人の幸せを願ってきた。 それじゃあかんのやろか?

Daisidou_2
続いて大師堂

みんな蝋燭と線香を持ってお参りしている。

何もかも初めてのことで目を白黒

そうか これが正しいお遍路さんなんや

前に来たときは確かここは工事中だった。 すっかり立派になって・・・・

帰りにお庫裡さんがおまんじゅうを持たしてくれたんだった。

Sanmon2
振り返ると 紅白のハナミズキ

急に明るくなった気がした。

Hanamizuki

Jyuntensan_2
准胝観音

Kouboudaisiこれはきっと弘法大師様

大師様の歩かれた道を 私も歩いて見る。

次は二番札所。

頑張るよ

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歩いて巡拝(まいろう) 知多四国

2012-04-24 18:37:30 | 旅行記

何年か前 父が亡くなった時に 母と約束したことがあった。

その一つに せめて知多四国を回ってお遍路さんやろう と言うのがあった。 その後 弟のやっているホームの手伝いをしているので いくら誘っても「行く」と言わなくなった。

何度か山には一緒に行ったが その後 迷惑かけるから・・・・と行こうとしない。

ふむ  とりあえず 私一人で行ってみよう。 様子を見て連れて行けばいいかな?

そんなことで始めた知多四国のお遍路さん。 実は2年前に歩き始めた。 ところがパソコンが 突然壊れて 歩いてためた画像は全部無くしてしまった。  もういや~

で 今年気を取り直して歩くことに・・・・

今度は名鉄のイベントに乗っかる事にした。 駅に集まると その日の地図をくれて道標も付けてくれるので迷うこともない。

準備したもの

Book
参考書 地図 納経帳

この納経帳がちょっと失敗だったな。

前に回ったときに買ったのだけれど 全部印刷されているから よそで御朱印をもらうことも出来ないし 何度も同じお寺でもらうことも出来ない。

今度白紙のを買おう。

4月21日 第一回のお遍路 駅前でもらった地図

Map
まぁ 細かいこと

歩きながら老眼鏡取り出すのは面倒じゃ

もっともDouhyouこんなのや 矢印があちこちに付いているので 間違いようが無い。

それに沢山の参加で蟻の知多四国参りとなり 列について行けば・・・・

最後の受付で 素敵なポスターをもらう。

Poster
全部のお寺の絵と名前が書いてあって 終わったときにもらうシールを剥がして 行ったところにはっていく。

Siru
これがなかなか良いんだよね。

割合芸術性の高いポスターとシールを眺めてにやにや

行列を作ってお遍路って言うのは賛否両論あるだろうけれど 一回行っておけば その後は何度でも行ける。 だから月一度のこのイベント二年続けて頑張るつもりなんだ。

たいして信心深いわけではないけれど 歩きながら私の歩き方の補正もして見る。

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春の京都 桜巡り  東寺

2012-04-18 10:20:40 | まち歩き

平安京を作った時 御所からズドンと大きな道が出来ました。

朱雀大路です。 いまは残っていません。 平安京を守るお寺として一番南に西寺と東寺を作りました。 西寺も残っていません。 東寺だけが残っています。

この東寺 京都へは何度も来ているのに 行ったことがありません。 すぐ横を通っているのにです。東寺は京都への入り口みたいな感じがしていて ここ東寺だよな・・・・と思っても「行こう」って話になったことはありませんでした。

今 凄くもったいないことをしたのだと気付きました。

Touji
東門から東寺に入ると とても優しい佇まいを見せる風景に驚きました。

華やかさもあり これぞ京都の春です。

人はそれなりにいるものの 御所と比べたら人がいないに等しい・・・・

そんな感じです。

今日は お寺の案内の人がついて説明をしてくれます。 嬉しい。

Sidarezakura
入り口すぐそばに咲いているしだれ桜

周りの風景にも解け合って美しい姿です。 気高い姿です。

外国の人も美しさを愛でていました。

滝のような花ですね?

Kondou
まず金堂へ入ります。

中が撮影できないので 外だけで説明しなければならないのが残念です。

ここが本堂になるそうですが1486年に焼失したので 豊臣秀頼が発願して再興させたものだそうです。

それでも400年以上の時を見てきたことになります。

東寺の立体曼荼羅はここなのだと思って見ていたら真ん中に薬師如来様がいらっしゃるので違うようです。それに薬師如来様はお座りになっていらっしゃいます。

薬ビンを持った薬師如来様では無かったですが台座に12神将を 左右には日光菩薩 月光菩薩が光背には7体の薬師様が配されています。 間違えても仕方ないでしょ?

それにしても素敵な空間です。 このままとどまりたい気分です。国宝だそうです。

Nandaimon南側に南大門 その横に銅像が建っています。

確認はしていませんが弘法大師様でしょう。

ここは弘法大師のお寺です。

Koudou_2
今度は講堂です こちらは重要文化財ですが 立体曼荼羅が配されています。

こちらも何度かの修理を重ねてきていますが1486年に焼失

1492年に再興されたそうです。金堂よりも更に100年ほど古いことになります。

Dainitinyorai外へ回って無理矢理撮ってみたので よくわかりませんが

真ん中に如来部

向って右側に菩薩部 左に明王部 その外に 左右に分かれて多聞天 梵天 持国天 広目天 帝釈天 増長天

となっています。

菩薩様はとことん優しいお顔で 仁王様は 私の見苦しい生き方をしっかり見ておいでのようです。

梵天 帝釈天 不動明王は国宝

大日如来は重文です。

立派な仏様に囲まれて ここにずっといたいと心から思いました。時間が少ないのが残念です。

Gojyuunotou
五重塔と桜

綺麗な組み合わせです。 今日は嬉しいことにこの五重塔の内部を見せていただけます。

個人で行っても見せていただけないようで クラブツーリズム限定のようでした。

入り口で守衛さんがガードしてます。

屋根の四隅に イヤリングのように下がっています。 何のためだか知りません。誰か教えてください。

Koudou2
さて 五重塔ですが 中をお見せできないのが 本当に残念です。

いままでも充分感動したのですが この内部のすばらしさは言葉に出来ません。

この塔はじめからあったわけでは無いそうですが 空海の願いは60年以上後に叶うことになりました。

その後4回も焼失したそうです。

いまの五重塔は55メートルあり五代目

日本で唯一の高さだそうです。 だから雷も落ちやすかったのではないか?と言われています。 

五重塔の初層はそんなには広くありません。 真ん中に大きな通し柱(心柱)が通っていて それを大日如来に見立ててあります。 大分色が落ちているとは言え すばらしい世界が広がっています。 柱の周りに金剛界の4如来様と八大菩薩様

周りの大きな4本の柱には金剛界曼荼羅諸尊が書かれているそうですが 何となくしか分からないのが残念。周りの壁には沢山の絵が書かれています。

扉には護法八方天 その扉の左右には八大龍王が書かれています。 これは凄いです。いまでも動きそうな様子です。1644年に作られたと言うから5百年近くの時を経たことになります。

黒は残りやすい色なんでしょうか? ラピスラズリ-は残りやすいと聞いたことがあります。色が永久に残る要素として鉱物を含んでいることが大事なんでしょうね? 黒は何を混ぜてあるのでしょうか?

もう一つ この東寺の凄いところを

実は火事に弱かった五重塔ですが 地震で倒壊と言うことは全く無かったのだそうです。

如来様に見立てた心柱を中心として他の塔身は軸部 組み物 軒を順番にくみ上げる作り方でがっちがちに固めていないこと  だから地震のエネルギーは互いに吸収しあうようになっているらしいです。 これ計算された工法だとしたら凄いですね?

しかし 心柱に比べ 塔身はいろんな素材で出来ているので感想で収縮し そのずれが起きてくる。そのずれを直すために1692年50センチほど心柱を切り下げる工事をしたとある。どういう方法でやったのか? その証拠に須弥壇下の絵がずれているのだそうで・・・・・

日本の建築技術 恐るべし。

Kame
心残しながら バスの方へ戻ります。

池に亀さんがいっぱい

親亀の上に小亀が 小亀の上に孫亀がと言う図でしょうか?

重いよ~ どいてよ

と言う声が聞こえてきそうですが 面白い亀の習性です。

Gojyuunotou2振り返る

二階以上に手すりのついた欄干が・・・

登れるのかぁ?

登りたい・・・・

でも階段見当たらなかったな

Mitumata_2

Yukiyanagi季節の花々が咲き 明るくて美しいお寺でした。

Yanagi
柳です。 

それが何か?

小野道風のゆかりの柳です。 この柳に蛙が何度も何度も諦めないで飛びつくのを見て 自分も頑張らねばと思った・・・と言われています。

ちなみに小野道風 我が愛知県出身です。書道の神様です。

大師堂も行きたかったのですが 時間がありません。 今度は自分で京都にやってきてじっくり見ることにしましょう。

なんだかんだで気乗りのしなかったはずの京都桜見物でしたが この東寺を見られたことで大満足でした。

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