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Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

紅葉を求めて 清滝山を歩く4

2014-11-30 21:01:27 | 山歩き
お天気も良いし 展望も良いし・・・・
かえるのもったいな~~い  と思うのですが 徳源院での予定もありますから仕方ない。
ちょっと ため息が漏れます。

下山道は 台形の反対側を降りて行きます。
しばらくは 気持ちの良い尾根道が続きます。


尾根道ではKさんの樹木の講義が始まります。
木肌まで載っている図鑑でああでも無い こうでも無い・・・・と


何時までも歩いていたい道です。
時々 甘い匂いがしてきます。
タカノツメのようです。 三枚の黄色い葉っぱが一杯落ちています。
桂の葉っぱのような甘い匂いです。
不思議です。
葉っぱを揉んでもさほど匂わない。 みんなに踏まれて発酵することによって香りが出るようです。


五枚葉のコシアブラもあります。
この山はコシアブラ一杯じゃありませんか?
しばらく コシアブラの天麩羅談義が続きます。
「僕はね コシアブラの天麩羅って食べたことが無いんですよ。」とYさん
え~~ そんなかわいそうな人いるんや。
春になったらね 天麩羅登山しましょ  
おなかいっぱいコシアブラ食べましょ

と来年の 天麩羅登山のプラン 決まり~~


この空間が山の上とは・・・・しばらく山にいることを忘れています。
左の斜面に春になるとイワウチワの群生がみられます。
〆の尾の名前がついています。
尾根のおしまいですよ・・・と言う意味のようです。
下山道も同じように 大下りになります。


地元の人に沢山歩かれているのでしょう。
道は掘り割りのようになって歩きにくい。

しばらくは足下に気をつけながら 所々では手をつきながら降りて行きます。

我らご老体部隊ですから。


階段まで来たら もう少しです。
歩きにくいところもありますが 手すりありますからね。

階段を降りて 小さな川を渡ると あっけなく民家の脇に出ます。


のんびりした楽しい山歩きでした。
次の 山歩きが待たれます。









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紅葉を求めて 清滝山を歩く3

2014-11-21 21:46:50 | 山歩き
頂上は気持ちの良い広さで すばらしい展望に恵まれています。


仏様が祀られています。あまり仏様に詳しくないので何仏様かは・・・・・
下から一本に見える木の下です。

そのまえに大きな穴が空いています。


中は真っ黒に焼けたいろんなものが入っていますが ここでお盆に松明のお祭りをするのです。
結構大きな穴ですよ。
この時代にも 女人禁制を守っているところをみると とても厳かなお祭りなんでしょうね?
下からでも良いから一度見て見たい。


しばらく すばらしい展望を楽しみます。
360度の展望は本当に胸の空く気分です。
鈴鹿の山の端っこ  霊仙です。
画像でみると解らないのですが 左の肩当たりに避難小屋がみえます。
かなり歩きごたえがある山なのですが こんな風にみえると ひょいと行けそうな気がしてしまします。


正面は清滝のと その先に中山道の宿場町柏原がみえています。
丸いお山(円墳)がみえています。右側の麓に北畠具行の墓があります。


伊吹山も目の前にみえます。
滋賀県からみた伊吹山は石灰の採掘でちょっとかわいそうな姿に・・・・
京極氏が今この山をみたらひっくり返るかしら?


琵琶湖をみて 竹生島をみて・・・・

う~~ん いつ来ても本当にすばらしい展望です。


今日 この為に荷物担いできました。
寒くなりましたからね
頂上でおうどんです。
畑の整理ででた屑のピーマンはピリ辛の佃煮になりました。
ネギ プランターから摘んできた小松菜 野菜天麩羅 椎茸やタモギタケの甘辛煮・・・・・
思い思いにうどんに入れて食べます。

水や材料 みんなに少しづつ分けて持ってもらいました。 みんなで担ぎ上げたランチです。 
私水の分量間違えちゃって 薄味でしたけれど・・・・・・・美味しかったぁ   と言うことにしておこう。

今年最後の登山部の活動は こんな風にまったりとして楽しみます。
帰るのがなんだか惜しいね。

そんな事を言いながら帰り支度をします。
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紅葉を求めて  清滝山を歩く2 

2014-11-20 09:09:36 | 山歩き
清滝山は 台形の山です。
尾根が長い  米原からみても 関ヶ原からみても同じ形をしています。
真横からみたことはあるかもしれませんが解りません
つまり この山はおでぶの馬の背のような形をしているのです。
従って どこから登るにしても 尾根まで急登を強いられます。

これが今の私には行を超えるつらさなのです。昨日MRIで最終検査をして きつ~い痛み止めを飲んで様子を見ることになりました。

ま 行けるところまで行ってみましょう。
本番では 皆さんのお昼をしょっていたのと 大きな手術をした後で リバビリをかねてゆっくり歩きたい と言う方もいらしたりして 気楽に登れました。 山で遊ぶって感じです。


登山口入り口に咲いていました。
コウヤボウキと思うのですが 色々意見が分かれました。
ハグマって言う人もいましたが 花びら毛糸見たいじゃ無いし・・・・・
タムラソウって言う人もいましたが 葉っぱ違うし
やっぱりコウヤボウキだよね?

この時期花が無いので ああだこうだと言いながら歩いて行きます。
今日は木の博士 Kさんのお話が楽しめそうです。


どのくらい急登かというと・・・・
画像ではあんまり解りませんね?
しかよけの柵があるのですが そこから轍のようなものがみえるので 時には4WDで登るのでは無いかと(お祭りの時)思っています。


だんだんきつくなってきます。
はぁ  はぁ 
背中で心臓の音がどくどくいってます。


先行者は随分高いところまで登っています。
白い点や黒点が先行者です。
ここまで遅れるかっ!  ですね
良いんです。 のんびり のんびり


高度を上げるにつれて 清滝の里がみえてきます。
円墳もみえます。 長比城藻みえます。 北畠具行卿の墓がある丸山はもう少し右です。
後醍醐天皇に仕えた北畠具行は笠置山での戦いに敗れて護送されてきました(笠置山 この春行ったな)そのひととなりを惜しんだ佐々木道誉(婆娑羅大名)は清滝寺にとどめさせ 1ヶ月にわたって命乞いをしたのだとか
なるほど・・・・・北畠具行の墓がこの地にあるのが不思議に思っていましたが 解りました。
京極家に深い関わりがあったのですね


くさぎだとおもわれます。
真ん中にあるはずの青黒い実が落ちています。

行く手に空がみえてきて尾根が近いなと思った頃左へ大きく曲っていきます。
このあたり徳源院の真上あたりでしょうか?

自然林は良いですね? 
いろんな木の表情があって 気持ちを和ませてくれます。
樹間にみえる稜線が清滝山の山頂です。
もう少しです。


よいしょっと尾根にでます。
やれやれ
ずっとずっと 急登の連続でしたよ。

尾根道は なだらかですが 相変わらずの登りです。
低い山だから我慢できますけれどね


このあたりからKさんの講義が続きます。
私は木の事は特に詳しくないので耳をダンボにして聞きますが なかなか吸収できません。


NHKのサテライトがみえてきました。 やっと山頂です。
こんな小さな建物ですが 重要な役割をしているようですよ。
今回一緒に山歩きをしたYさん テレビの調子が悪いのでNHKに来てもらったら米原にサテライトがあるので・・・・と言われて 何処にあるんだ?と思ったそうですが 後でこれって解って笑っていました。
物置小屋のような小さな設備です。


三角点
面白いことに 今日初めて気付きました。
当然三角点あるんですが それよりも松明山の象徴の木だったり 祭事の後だったり 展望だったりが気になるので

ともかく到着~~です
コメント (2)
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紅葉を求めて 清滝山を歩くⅠ

2014-11-18 21:21:32 | 山歩き
滋賀県米原市に 清滝山という山があります。
この山とても展望が良いこと 京極氏ゆかりの土地にあると言う事などの理由から 好きな山の一つになっていました。

毎年 春に出かけていました。
さほど高い山では無いので この山と 小泉の春の妖精を見に行くことがセットになっていました。

「あの山は 秋の紅葉も良いんだよ。」とKさん
それなら・・・・と参加表明をします。



とても特徴のある山姿なのですぐ解ります。
山頂に木が一本(本当は3本ほどですが) そして鉄塔が建っています。
鉄塔はNHKのサテライトです。

毎年お盆になると 松明を焚いてお祭りをするのだそうで その時あの木の所から松明がみえるはずです。
みたことはありませんが
何でも一年に一度だけ女人禁制になるそうで


柏原の駅まで車で迎えに行きますが 中山道の宿場町でもあるこの地を少し歩きたいとのことで 途中まで散策することにします。
良い雰囲気が残っています。
写真には撮れませんでしたが 大きな福助人形があるのもこの宿場町です。


火の見櫓にしては低いけれど 上に鐘がついています。やっぱり半鐘でしょうか?
現代の信号とコラボです。



櫓の所から徳源院まで車で行きます。
11日は下見だったので歩きました。 途中でいくらか面白い植物を見つけて止まります。
サネカズラの実


民家の蔵に真っ赤に紅葉した蔦が絡んでいます。
びっしりと綺麗です。
「この先に見せたいものがあるので 寄って行こう}とKさん



驚くような立派な巨木です。
イブキ だそうです
「家の植え込みはカイズカイブキだったけれどあれとは違うよね?」
「いや カイズカイブキはこのイブキの園芸種だ」
へぇ~~  家の塀の原種かぁ

樹齢700年だって言うのも凄いです。
京極氏が伊吹山からこの木の苗を投げて 落ちたところに墳墓を作ろうと考えていたら この地まで飛んできて根付いた・・なんて言い伝えもあって 興味深い木です。

さて 清滝神社の脇から登っていきます。
標高差はたいしたことないけれど いきなり急登が続きます。
膝の痛みは相変わらずですが 最近座骨神経痛まで発症してしまって かなり不安な山登りです。

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紅葉を求めて  霊通山清瀧寺徳源院  11/11  11/16

2014-11-16 20:07:41 | 旅行記
カテゴリーもジャンルもしっくりこないんだけれど・・・・
滋賀県米原市の清滝山の登ったついでに 麓にある 京極氏ゆかりのお寺で紅葉とすばらしいお庭を見て来ましたよ
と言う話です。
11/11と11/16とあるのは 登山部のイベントとして下見もしてきたからです。

このお寺は まず道誉桜で有名です。
戦国の婆娑羅大名佐々木道誉のお手植えとされる江戸彼岸桜はとても見事なしだれ桜です。
今あるのは2代目と3代目だそうですが 見上げると 花火の様に広がっています。


今秋なので 桜は咲いていませんが 
この桜越しにみる清滝山が好きです。

もう一つ有名なのが 幽霊の絵
教科書か何かでみたことありませんか?
身体がすけすけの幽霊の絵  このお寺が所有しているそうですよ。
写真はありません。 幽霊の絵を公開するのは夏場・・・・ですから写真しか公開していないのですが それすらなんだか気持ち悪いので ここは通り越します。


徳源院は檀家の無い寺です。
近江源氏の佐々木氏が家督相続をするときに 5人の子供たちに佐々木 大原 高島 六角 京極を名乗らせて出来た京極氏
その京極氏だけのために作られた寺だからです。

ドラマにも取り上げられる機会が多い京極高次が有名ですが 勝ち馬に乗るとか ホタル大名とかその身の振り方を笑われることもあるのですが
真田幸村の様に 負けると解っていても 身を挺して主君に仕えるのが男として素敵という見方がたいていですがね
宇多天皇から続いた京極家も 一時は歴史から忘れられ 家来であった浅井家に押しやられていた京極家が 明治まで続いていたのは やはり身の振り方が見事だったとしか言いようが無いですね。
もちろん運の強さもあるのでしょうが 運も力のうちと言うことで

このお寺には見事なお庭があります。

小堀遠州作と言われる池泉回遊式庭園です。
清滝山を借景としているそうですが山腹の岩まで歩いて散策出来るそうですから 大きなお庭でした。
客間に入ると柱と 柱の間の大きな空間が額縁となって息をのむ美しさでした。
お庭も歩きたいのですが それは出来ないようで しばし放心状態で庭を眺めています。


こんな時間にはお抹茶が合いますね
とても大きな栗の渋皮煮でお茶を戴きます。
甘みと香りがとても美味しくて ますますほっこりしてしまいます。
お茶碗も素敵  今日は銀杏の絵が書かれた素敵なお茶碗でしたが この間はネズミ志野でした。 
その後 これまたとても美味しい煎茶を戴きながら ご住職のお話を聞きます。
11日は 私達だけだったこともあって いろんな話に花が咲いて 話し込みます。 
何年か前に消えてしまった太平寺というに興味持って以来 どんどん募る京極氏への興味 
とても楽しい時間でした。


このお庭は 本来はこの角度からみます。
というのは 最初の客殿からは お庭はみえなかったのです。 今では障子になっている縁側は前は壁で その横にお殿様のお部屋がありました。
このお庭はお殿様の部屋からしかみえないと言う事で お殿様専用の庭です。
独り占めでした。  まぁ・・・・


江戸時代に丸亀藩に転封された京極家ですが 自分の先祖を祀らなければ・・・と言うことで 京極家の始まりの土地に先祖の墓を集めようと言う事で領地の一部をこの土地と交換して寺の復興を図ります。
その時に作ったのがこの三重の塔
近在に散らばっていた歴代のお墓を持ってきて先程のお庭の横に集めます。
前に上平寺に行ったときにも京極家の墓がありました。
男の人の墓だけを徳源院に集めたとの記述に ちょっと納得いかない気分もしたっけ


あっちこちから慌てて持ってきたからでしょうか? 順番がめちゃくちゃだったり 間違って該当者では無い人のお墓があったりだそうで ちょっと面白い
高次さんの墓は 京極氏再建の立役者だからでしょうか?
立派なお墓です。



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