Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

虫と戦いながら 急登にあえぐ 御岳山

2008-07-27 11:17:57 | 山歩き

植物園の左から登山道に入る。 メンバー5人 私の体力不足で みんなが集まれるのはここだけになった。

Syuugou この道はおかしい。 登山道と言うのに ロープウェーですぐそこまで誰でも来られてしまうから 観光客半分 登山者半分といったところ。

ヒールの靴だったり サンダルだったり ショルダーバッグだったりの軽装の人々が植物園の続きでいけるところまで行ってみようと思うのか 目が点になる事がある。

いくらかはそれでも 結構上の方まで行ってしまい 時々水分不足で 座り込んで苦しそうにしている人々にも会う。

初め緑の中を気分良く歩いているのだけれど だんだん階段の道になってきて これが何処まで続くの~ になる。 当然だけれどね 何しろ標高差900メートル何だから。

Tozandou 道ばたには マイズルソウ カラマツソウ ツマトリソウ

Karamatusou カラマツソウは 今が一番良いところだろうか? ふわふわの花びらは から松の新芽を思わせる。

Maizurusou

Tumatorisou ツマトリソウは ここからずっと8合目ぐらいまで続く。 清楚な様子が美しい。 私のピンぼけはその姿を想像するのが難しいね?

程なく 行者小屋に着く。 この登山道では 行者さんに出会う事があまり無いのだけれど こういった行者さんを 相手にしたと思われる山小屋のようなお店がたくさんある。覚明さんはこの山を開山された行者さん 横には神社が祀られ すぐ先には修行をされたという河原のような岩場がある。

Kakumeisha Gyouba

行者小屋を出た辺りから いよいよ急登が始まる。 延々と続く階段に 汗だらだら ゆっくりゆっくり

この辺りから私たちを悩ましていたものは小さい虫。 ぶんぶん周りを飛び交って 目と言わず口と言わず 鼻と言わず 穴という穴に飛び込んでくる

時々噛んでじゃりっ

すれ違う人もご挨拶の印のように手をひらひらとさせて 虫を追い払っている。 山歩き楽しめないっ

Tozandou2 Tozandou3

道ははっきりしているので 先に進んでもらうように打ち合わせをしてあった。

それでも遅れ始めた私を気遣ってピーちゃんが 時々上から声をかけてくれる。

高山病になりやすいので 無理は出来ない。 今日は暑さもあって去年の秋よりも気がする。

しかし 進まないといけない。 宿は頂上直下の二の池新館だから

登山道のコイワカガミが 疲れている私を 励ましてくれる。

Iwakagami

長い長い登り道に あえぐ。 時々立ち止まって後ろを振り返る。

展望は無いのだけれど 登ってきた道の向こうにだけ 景色が垣間見られる。高いところまでやってきた.足下は岩ごろごろ

上から降りてきた強力さんがあろう事かずりっと転んでしばらく 立てなかった。 心配したけれど プライドもあるのか やがて立ち上がってさらに降りて行かれたけれど。。。きっとアルバイトの強力さん

Tozandou4 だいぶん高く来たから もうじきだね。 この先にあの女人堂の赤い屋根が 見えるはず。

そう思って気持ちを奮い立たせていると 上からピーちゃんの声がする。

「桜だよ 桜」

Sakura 山桜の一種に違いない。とても小さな花だけれど 確かに桜だった。

Kinohana 木には花が房のようになってぶら下がっている。

Tozandou5 おお~ ぴ~ちゃんの姿があんなに遠くに

女人堂が近いとぬか喜びであったわけで さらに気を入れなおして頑張る。

Kareki 勾配が少し緩くなって周りの景色も 高山独特の景色になってきた

ナナカマドの木が目立つ様になる。

今度こそ

Hana9

Hyoutanboku 葉っぱの真ん中に 船の帆のようなおもしろい花が二つ。

ん?

ハナイカダみたいに 葉っぱの真ん中と思ったのだけれど よく見ると葉の付け根から細い茎を伸ばして葉に沿うように花を付けている。

おもしろい花 このときは分からなかったけれど 家に戻ってから これがヒョウタンボクであることが判明。

二つの花がやがて実を付け寄り添うと ひょうたんのようになるのでヒョウタンボク 有毒だそうです。可愛いからって食べたりしないように

そんなときに ひょこんと 御岳の山頂が見える。 あ やっと八合目まで来たんだ。 ふぅ

美しい姿を見せている御岳だけど 険しそうだし まだまだ先が長そうだった。 一休み一休み

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御嶽山をめざして 植物園でお散歩

2008-07-27 09:45:53 | 山歩き

「今回は ロープウェー使って途中まで行くから 楽ちんだよ。」 のはずだった。しかし楽なはずは無いこと知っていた。去年 紅葉の御岳を見にこのコースを上った。

田野原標高2200メートル ロープウェー飯森駅1150メートル ええ~っ 50メートルとはいえ このコースの方が長いじゃん。 田野原は奥までの水平移動が多いからなぁ 結局楽な登り方は無いらしい。

コマクサを見られなかった場合を考えて 保険代わりに 植物園に寄る。植物の名前を覚えるには良いかもしれないけれど あんまり興味が湧かないところだ。

Odamaki Tidori  

Hana

Hana2 Hana3

Hana4

Hana5 Hana6

Hana7

Himesyaga Komakusa

Tinguruma

Hana8Tidori2

コマクサ イブキジャコウソウ(だろうか?)チングルマの綿毛 ヒメシャガ オダマキ等々

花のなまえが出ていても どれについての説明かが分からないものが多くて・・・

高山病にならないように 思いっきりゆっくり遊んで 登り始める。振り返ると 里の風景が美しい。

Tenbou

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木曽の御岳 ナンチャラホイ 夏でもさむ~いヨイヨイヨイ♪

2008-07-26 10:52:30 | 山歩き

「今年は 御嶽山に泊ってお鉢巡りしよう」

春から計画が出来ていて とても楽しみにしていた。 決行は7月13日14日 「二の池新館に宿取れたからね。 個室だよ。」 人生二度目の山小屋体験 なんだか観光地の旅館のような名前やね

今回の参加者は5人 それぞれの生活ばしょが違うので どうやって集まるかを ああでもない甲でもない相談して  豊橋さんが岡崎さんを乗せて鞍ヶ池のハイウェーオアシスに集合

私は刈谷のハイウェーオアシスに集まった豊田さんと刈谷さんを乗せて鞍ヶ池へ ここから二台連なって御岳へ向かう。 まだ梅雨のあけないとき お天気の心配したけれど 朝からまぶしいような青空 あち”~い

それでも山に近づくにつれて テンション上がる。

Ontake

御嶽山は 私たちになじみの山で 山岳信仰の山 冬にはその大きな山容を白く輝かせて 独立峰らしくその存在感を誇っている。 美しさは 輝くばかりで神々しささえ感じる。だから私たちは日々御岳の存在を確かめながら暮らしていると言っても過言ではない。 見える日は嬉しい。

Tenbou

いろんなルートがある。 田の原ルート ここは2度経験がある。 黒沢口ルート 過去に一度経験あるけれど 今回はこのルート

後は蕎麦で有名な開田高原から もう一つは 岐阜県側 濁河温泉の方から行くコース。 子どもの頃高山線に乗ると 白装束に じゃらじゃらとわっかの付いた杖を持っている人を良く見かけた。

06ontake

黒沢ルートは 半分が樹林帯を歩く。 暑くなくて良いか。。。展望は8合目ぐらいから 今回のリーダー このコースが一番楽かと・・・・ 

剣が峰まで行ってから 二の池に降りて 泊る。 夜中に★の観察をして 朝はご来光。 その後お鉢巡りをして 帰ろうと。

三の池 四の池 五の池  六の池。。。いくつあるんだっけ? コマクサも見られるらしい。火口湖である池は 写真で見たとき 翠に輝いて神秘的だった。 御岳は とてもでかい山なので 山を一周するだけでも一日かかりそうなぐらいたくさんのピークがある。

Komakusa

もうわくわく と同時に体力に不安のある私は どきどき ま 高山病が出るといけないのでゆっくりゆっくり行くよ。

ロープウェーの駅に車を置いてさぁ 出発。 アイゼン? きっと大丈夫でしょう すこしでも荷物軽くしよっ 置いてこ  これがちょっと失敗だったかも

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一年に一度の行事 ウニ丼

2008-07-25 21:31:29 | 日記・エッセイ・コラム

この時期礼文から蝦夷バフンウニが届く。 届くったって勝手にやってくるわけでは無いのだけれど・・・息子が毎年仕事のように奮発してくれる。

きっかけは5年ほど前の北海道旅行。 手のひらに入りそうな小さな小さな包みを大事そうに持って帰ってきた。両手にすっぽり包んで・・・

「ウニだよ。 3000円もしたんだけれど 美味しいかなぁ?」

馬鹿だねぇそんなものにそんなにお金かけて・・・ 偽らざる気持ちだった。 でもあんまり嬉しそうにしていたので言えなかった。 朝炊きたてのご飯にウニ

じつは娘はウニは嫌いだった。 くさいと・・・ 急なことなのでいくらとかで海鮮丼をと思ったけれど出来ない。新しいうちにと ウニだけの丼

小さな粒で いかにも変な色 やっぱり騙されたんじゃぁ

一口食べて 娘の箸がとまる。 ん? 美味しい。

私も食べてみる。 ほんの一口なのに 甘くて味が濃厚 ウニってこんなにおいしいんだぁ。

それ以来 時期が来るといつもの店からパンフレットが届く。息子が一年に一度の贅沢だからと取り寄せてくれる。

今年はお姉ちゃんにも送りたいと5パック。 娘に2パック配送センターに取りに行ってその場で送る。

娘は嫁ぎ先のお家にも一つ持って行って みんなほんのすこしづつしかないけれど その味は特別で いつもよりももっともっと美味しかった。

一年に一度だけれど 本当に嬉しい我が家の習慣。

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西村京太郎さんもびっくり? 強行軍の四国行き

2008-07-23 20:34:00 | 旅行記

四国いかん? 息子から突然提案があったのは7月の初め  中旬に御岳行きの為にお休みをもらった後で さらにお休みは言い出しにくい。

無理だね

いける方法があるって。 特別な休み取らないで仕事間に合えば良いんだろ?

というわけでだされた計画に乗って月曜日から水曜日まで小豆島に行ってきた。

月曜日 仕事のシフトをすこしだけ前倒しで了解をもらう。 早めに会社を出て名古屋に向かう。11時20分発の高松行きの夜行バスに乗るため。 夜行バス 大学のときに帰省のため東京駅から名古屋駅までの便を時々使った。 様変わり。12時に消灯 寝るしかない。

高松夢たうんについたのは朝5時55分。 すでにあち”ーい 驚くことに栗林公園はすでにやっている。  ここを散歩しながら 前日買った巻き寿司を食べる。

Kouen  

フェリー高松発7:50分  小豆島8時35分に着いちゃうんだよ。 ホテルの人がお迎えに来てくれる。「早いですねー」 そりゃそうだよね。 チェックアウトよりも早いチェックインだよ。

ホテルでレンタカー借りる。 おもしろいシステムで1時間使用料840円  うーんリーズナブル。 オレンジのホテルの名前の入ったレンタカーで寒霞渓へ 山道を登る 登る 登る

Kankakei

島の山としてはかなりの高さ 八百いくらかの標高だよ。 どんどん港が眼下下の方になっていく。近くの隆起運動で出来たこの島 山は不思議な格好をしている。 険しい山並みの連なりが 恐ろしげ

車を降りる旅にめまいしそうな暑さで 長くは出ていられない。 頂上から反対側銚子渓へ降りる。土庄まで行って昼ご飯食べよ。 時間早すぎて見せやっていない。 あれれ どうしようう 高松みたいにうどんのはしごも少しやってみたいと思ったけれど よく考えたら小豆島は基本的にはそうめんの島だった。。。。

Oribuhassyou

観光ガイドにのっていた店に入り 結果的に失敗に終わり 途中で何かつまめば・・・と小豆島巡り 道の駅へ行っても オリーブ園へ行っても 食べたいものは見つからず きっと暑さのせい

Bunkyoujyou2

Kyousitu

ぐるぐる ぐるぐる最後に 二十四の瞳の岬の文教所そしてそれを模して造った映画のセット村を回って 小豆島のほとんどの道を通ったかと思うぐらい走り回る。 予定の時刻よりも早くに切り上げて ホテルに戻る 後は夕飯までひたすら寝る

のんびりと言えば のんびりな 一日

次の日 息子にはめられたよ。ヤツは 初めから沖縄に行く予定だった。高松から行くと降雨空料金が安いので 途中までの道連れにと私を誘ったに違いない。 ホテルから高松へ戻っていった。

Syoudosima

私といえば 手渡された行程表にしたがって忠実にたどる。 福田港9:20分発の姫路行きに乗り 姫路から姫路駅までタクシーで飛ばす。 11時27分発近江塩津行きに乗るため(18切符の旅なのです)これが渋滞にあってぎりぎりで コンコースを走って走って。。。。呼吸困難か 心臓発作で倒れそうなくらい走った。 セーフ。 息が出来ない。

もしここで乗り遅れたら 追いかけ作戦も掲載されていた。 次の便に乗って京都まで行き 京都から米原まで新幹線に乗れと・・・・確かに間に合う。

米原13:59発 大垣14:33着 14:40大垣発 15:34安城着

これで駅に止めてあった車で会社に出社。 はぁ

確かに成功しました。仕事にも穴を開けないで済みました。 この日はみんなが夏休みを取っていて 私はなにが何でも 独りで業務をこなさないといけなかったからね。

今でこそ 笑ってはなせるけど 一つ間違ったらどうなったやら。することが無くなってしまうほどゆったりしてみたり いきなり走り出したり 不思議な足かけ三日間でした。

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