Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

耳なし芳一

2004-09-25 00:45:15 | 日記・エッセイ・コラム
山歩き大好きだけど とても嫌なものが二つあって そのために コースをあきらめたり 変更したりすることがある。
一つは蛇 特にマムシだけど とにかく蛇が嫌なのでどちらであっても駄目!
もう一つは虫 
私は皮膚が弱いので 虫に刺されると 何時までも後が残り変色してしまう。
山での虫は蚊とは限らない。 そして例え蚊だとしても山の蚊は 普段刺されることがないから免疫ができていなくて とてもひどい事になってしまう。 アブも鬱陶しい。 頭の周りをぶんぶん回ってずっと先まで付いて来る。
また スズメバチの類だとなると命取りになるので怖い。
山歩きに これらのものを避けられないのは当然で 夏は山登りはしないことにしていたけど そうすると いける日がとても少なくなってしまう。
で いつも虫除けスプレーは欠かせない。
ただのおまじないかもしれないけど,出来ることはやっておく。 
農家の人が 越に蚊取り線香を炊きながら草刈をしているのを見たことがある。 これは虫よけになるばかりか 蛇よけになるとか。。。
でも 蚊とリ線香の匂いは 自然を感じるときには障害になる。
したがって香りのない 電池で薬を発散させる 形態蚊取り線香を持って出ることにした。
どのくらい効果があるかわからないけど 昨日はそれをもって出るのを忘れた。
仕方なく虫除けスプレーをしゅーしゅー。 嫌なにおいはないけど 冷たくて しばらくはぬれてべたべたする。
出ているところは全部かけた。
これで大丈夫。
でも しばらくして 耳がとてもかゆくなってきた。 熱くなって腫れている。かいても掻いても何だか満足感がない。
おかしい。虫除けスプレーを。。。
思い出した。 ぬれて耳に入るのが嫌で 首の周りにはかけたけど 耳にはかけなかった。
かも良く知ったものでたった一点の耳だけを狙って差してきた。
まるで耳なし芳一のように耳だけが蚊には見えたらしい。
あーあ  耳だけが変形して でかくなってしまったよ。

コメント (4)
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仕事の前の山登り

2004-09-24 00:50:51 | 旅行記
昨日 朝日新聞の地方版に松平の萩の花が乗っていた。今週一杯が見所とか。。。
ちょうど 足慣らしに超低山ハイクを考えていたところで 明日のお休みに松平城址(298メートル)を登ろうと思っていた。
松平まで車で30分ぐらいでいける。
ひょっとしたら 仕事前にいけるかもしれない。
馬鹿なことを思いついてしまった私は 今日出掛けることにした。
仕事は2時からだから 1時半までに戻ってくれば間に合うはず。
松平郷を回って 城跡まで登って1時間半の予定。 
私のことだから あちこち写真取り巻くって 結果としてずいぶん時間かかるけど それでも2時間半ぐらいあれば。。。
桜馬場駐車場に車を止めると 沢山の人がいる。 皆それぞれに軽快な格好をしているので この人達も山登りするんだ。。。ってうれしくった。 すぐに違うことが解ったけど。
松平郷 小さな集落だけど 徳川家康のと言うか松平氏発祥の地として いくつかの史跡があるばかりではなく 山野草の宝庫で それをお目当てに 高月院や其の周辺を散策する人が多いことがわかる。
新聞に載っていた萩は宮城乃萩 もう終わりかけと言う感じはしたけど 少し濃い目の色の萩が室町塀沿いにびっしり咲いている。
そして其の脇には ビオトープかと思える自然に任せた水と岩場や沼地の散策路がずっと上まで続いている。
紫式部あり おみなえし シュウメイ菊などがあふれている。
そして 高月院の上には トンボの沼地があり 八丁とんぼや しおからトンボが すいすい飛んでいる。
これだけでも それなりに良かったけれど,私の目当ては松平城址。
本当は高月院から裏手をずっと上がっていくと 里を一回りする格好で 松平城址に登る道にで会うはずだった。
この道 六所山や焙烙山にも下山村にも繋がる道
鳥居をくぐればと言われていたのだけど どんどん登って豊田の町が眼下に見えるくらいたかくまであがっても 神明社の鳥居は見えない。
だんだんあせってきた。 何しろ2時からは仕事だからね。
仕方ないので桜馬場まで戻って下のほうに行くと松平城址の上り口があることを思い出して 戻った。
思うように行かなくて 計画通りではなくて 挫折感。  最近こんなのばっかり
したからの山道はきつかったけど もともとそんなに高い山ではないので すぐに登山口に付く。
松平城址  松平城はとっくに廃城になってるので その姿を推し量ることは困難だった。 人一人しか通れないような狭い道で下山村までいけると聞いて何だかおかしい。
木の階段を枯れ草を踏みながらたどり着いた山頂は 見通しも悪く 狭い。
一体どんなお城だったのか? 何のために作られたお城だったのか?
予定と少し狂ってしまったけれど 仕事前に 小さいとは言え山登りしてから行くなんて。。。やる気になったらやれるじゃない!
いい気になってしまった私は, もっと朝早く出て 近隣の山だけは登っておこうと決心したのでした。
殆ど お馬鹿さん。

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スィング ガールズ

2004-09-21 22:03:09 | 映画
今月で期限の切れる映画のチケットが4枚あった。
先月と今月はお出かけが多くて それにいきたい映画がどうしてもなくて 困っていた。
三枚は亭主に売りつけた。(はは 何というやつじゃ)
最後の一枚 無効にしたら 亭主がまたむくれると思って今日行くことにした。
いつものように行き当たりばったり。
シネコンだから 選べるんだけど どうしよう?
アクション系嫌い。 LOVEだかやっていた。 出てくる女優さん(名前は忘れたけど) 初恋の来た道 で本当にけなげで美しくて 大好きなんだけど これはどうしても見たくなかった。 上演時間迫っていて 待たなくて良かったんだけど。
じゃあ華氏911やっていた。 でもあまり気が乗らない。 あまり政治的な匂いが強いのは避けたかった。
楽しいのは 釣りばかか? いやいや これはないでしょ。 ツアーバスの定番だし 楽しいけどわざわざ見なくても。。。。
と消去法で選んだのが スィングガールズ。
結果として とても楽しくて 少し感動して嬉しい力をもらった映画だった。
前にはやったウオーターボーイズの女の子版 毎日何をしていいか やりたいこともなく流されて生きている高校生。 少し抵抗してみても何も変わらず うんざりしていた高校生
そんな高校生が 自分達のせいで 吹奏楽部のお弁当を腐らせてしまって 責任とって ピンチヒッターのバンドを組むことからはじまる。
あいかわらずやる気がおきなかったけど 少しずつジャズの楽しさを感じてきたときに ピンチピッターとしての役目が必要なくなってしまった。
最初はおもちゃを取り上げられた子供のように 負け惜しみを言ったり 悔し泣きをしたりだったけど だんだん自分がやりたいことが自分に見えてくる。
結果として 自分達でアルバイトしたりして楽器を手にいれ自分達の活動を始めて どんどん変わっていく。 やがて県の大会に出て観客を魅了するというサクセスストーリーなんですが どんどん楽しくなってくる。 彼女達の楽しさが 私にも伝わってきて 皆がスウィングしている。 最後にスクリーンに向って 拍手やスタンディングオーべーションで讃えたくなるような楽しい爽やかさが残る。
上野樹里ちゃん 好きな女優さんの一人  前にジョゼと。。。。の時には 普通でつまらない女を演じていたけど 今日は本当に生き生きしていた。 
捨てるのが惜しくて行った映画館だったけど思いがけず当たりくじを引いた映画だった。

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枯木灘を読んで

2004-09-19 01:18:45 | 日記・エッセイ・コラム
Tさんへ
枯木灘読み終わりました。
Tさんが心配してくださるほど描写についてはさほど驚いたり 不快な思いはしませんでした。
私だっておばさんだし いまさら。。。むしろ 全体の中で絶対必要なものだったと考えます。
性を冗談の種にして ニヤニヤしている誰かさんは 大嫌いですけどね(そんなときはしばらく近づかないようにしています)
何度も何度も読み返しました。
話が難解というわけではなく 場面から場面 時と時の突然の移り変わりが多かったり 夢想と現実との区別が付きにくくなったからです。
本を読んでもTさんのような立派な感想が書けるわけではないのですが 感じたことを少し書いてみたくなりました。
読む前にとてもふしぎだと 思った複雑な人間関係。
母と其の子供達 父と其の子供達 其のどちらにも属しないでいる其の男の子供  子供の時から其の男と暮らしたことなどないのに からだで自分の血を感じていた。
或る意味で世渡り上手で 無邪気に振舞って自分の居場所を作っていた秋幸
現場監督として 仕事が好きで 人々の信頼を得ていて そのまま幸せな一生が送れるはずだった。
彼がなぜ 秀雄を殺さなければならなかったのか?
正当防衛に見えた其の好意は 秋幸がある瞬間から 何かがはじけたと感じているように 其の男との確執がぶつかったものに違いない。其の男を憎み 地をうらみながら 本当はいつも其の男を意識し からだや 心から切り離すことが出来なかった。
一番憎み 軽蔑しながら 本当は一番其の男を愛していたに違いない。
だから破壊すべき相手は 友一ではなく 其の男や 自分にとても似ている秀雄だった。  そんな気がします。
秋幸を苦しめたさと子との交わりも ひょっとしたら紀子との交わりよりも強いものだったのかもしれない。と考えるのは考えすぎでしょうか?
ともあれ 始から自分の非ではないリスクを背負って聖と性と生を紡いでいくことがどのようなものだったのか はかり知れません。
本の中の言葉を借りるなら永遠に勃起し続ける性器から生まれた秋幸は 其の性器を忌み嫌い 苦しみながら やがて戻ってきたとき 其の男と同化するようなふうに 其の男が夢想する場面があったけれど どうでしょう?
あながち はずれではないような気がするのですが。
あれだけ秋幸の弟のようにいつも付いて歩いていた徹だって 自分の不都合を隠してくれた秋雪を生きるために 自分のために消し去っていくのですから。
Tさん やっぱり 熊野へ ご一緒しましょう
Tさんが行きたいとおっしゃっていた熊野三山もですが 花の窟やコトビキ岩など原始信仰が色濃く感じられる熊野はこの本の生と性と聖の必然を感じられる土地です。
あまりうまく言えないし 少しへそ曲がりなのでゆがんだ感じ方かも知れませんが これが私の感じ方です。
最後に 余談ですが 男の支店で書かれているので ビジュアル的にかなりどきどきしたり いくつかの暴言を許せないと思ったり。。。
女は(私は。。かも知れません)そこまで頭の中も体も 性への要求はあふれていませんよ  断じて! 声を大にして言います。
って向きになるほどのことではありませんが
久しぶりに読みごたえの或る本をご紹介いただきました。
今次の本を注文中です。
若くしてなくなったこと 惜しまれますね!

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怖かったー

2004-09-06 01:05:35 | 日記・エッセイ・コラム
夕方 仕事中に 何だか足もとがふらふらする感じ
気のせいかしら? また眩暈かしら? そんなことを考えてじっと仁王立ち
だんだんぐらぐらしてくる
左の手でキャビネットを押さえ 右手でデスクをつかみ 頭の中ではいろいろ考える。
どらさん ここがあいているよ!って男の社員が 面白がってテーブルの下を空けてくれたけど
私は テーブルの下を信じていない。ましてや店舗では 頭上よりも怖いものが或る。
早く終わってくれぃ  と祈りながら収まるのを待つ。
男子社員は それでもさすがに さあ 店内の見回りだっ!って出て行った
社内の警報機はあちこちなりっぱなし。 音だけ消して 警備さんからの報告を待つのだけど 其の間もなんか揺れている。
深度4だって。。。

あー良かった 何事も無くて って思っていたのに
お風呂に入っていたとき。
どうもお風呂の換気扇の音がうるさい。 ゆらゆらしている。
まだ体調なおっていないんだ。
まもなくお風呂のお湯が ピッチャンぴっちゃん言い出した。 何故か風呂桶からはみ出してしまう。
あれ?お湯も混ぜていないのに
ん? 地震?  え? 地震
だって夕方来たもん  もう終わったはずだもん
と文句言ってみても何時止むとも知れずゆらゆらしているのは間違いない
こりゃいかん  もしものときすっはだかで 助け出されても。。。 嫌! だめかも知れないけど 素っ裸だけは避けたい
びしょびしょのからだを震えながら ふいてもうまくふけない。
えいっと 無理やり洋服着ても張り付いて。。。
誰かー  助けてーって言っても誰も来てくれない
お風呂で何かわめいているよ!
だって
外へ出ると テレビで津波のニュース 
そういえば熊野古道があんなに高いところにあるのは 雨による増水のこともあるけど 地震による津波対策だったな!
今日 また地震が起きたらどうしよう?
眠れるかしら?
怖いよー
こればっかりは 誰といても怖いよー 

コメント (2)
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