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Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

カタクリを探して

2007-03-26 01:17:00 | 山歩き

名鉄バスハイクで 文殊山へカタクリを見に行こう と言う企画があるのを知った。

文珠山? 安倍の文殊院のほうかしら? じゃぁ山歩きじゃぁ無いから大丈夫だね。 じっとしていた方が良いと解っていても 休みになるとなんだか山へ行こうとする自分をなだめるのが大変。 

駅へ行って予約をしてくる。 お天気も大丈夫そうだ。

当日 バスに乗り込んで知った。 文殊山って福井の山だったんだ。 福井と 鯖江の境にある山だって。 泰澄大師が開いた山だとか・・・ ん? 泰澄大師? 聞いたことあるぞ。 そうそう白山を開いた人の筈。  そうか そんなありがたいお山に行くんだ。

それでも まだその山の事を簡単に考えていた。 お散歩気分。だって花を見に行くんだもの。

バスに乗ってから 全体の行程を聞いてちょっと 焦る。 説明を聞くと カタクリは小文殊から大文殊辺りに群生しているらしい。 つまり頂上付近へ行って始めてみられる花。 それに奥の院までのアップダウンは かなりきつそう。  あららぁ やっぱり私山歩きをするのね。 仕方ない。 危なかったら ショートカットしてくるさ。

登山口は大村 717年に泰澄大師によって開かれた 楞厳寺(りょうごんじ)は三人寄れば文殊の知恵の文殊様がご本尊。 とても古いお寺 全然立派では無いけれど かえってありがたく感じる。人々の生活と共にあるお寺という感じ。

Ryougonji このお寺の右から山に上がっていく。 緩やかな坂道を 裏山にお散歩の気分でゆっくり上がっていくと 春の花が迎えてくれる。

菫 その愛らしいいろと形は 立ち止まって見ないではいられない。 初め一輪二輪だったのが だんだん群生してきて 斜面は蒼い。

それに加えて ショウジョウバカマが・・・

今までこの花結構山に入らないと見られなかったので この地で 里に当たり前に咲いているのを見てびっくり。 栄養が良いのかしら。太くてがっしりしている。

しばらくは 菫とショウジョウバカマのコラボレーション。

Sumire Syoujyoubakama

蔵のある里の家々をだんだん下にしながら ゆったり坂道を登っていく。 車も入れそうな広いけれど地道 ありがたい。階段もほとんど無い。 歩きやすい。

Oomuranosato Kofunsaka

きつい道では無いよって聞いていたけれど 時々急登。息が上がる。 地元のおじいさんと一緒になって歩いていく。

いろんな話を聞きながら歩いていくのは楽しい。 言葉が福井の言葉って言うのも なんか嬉しい。

つちのこ生息地って看板がある。 ひえ~~ 久しぶりに聞く名前 っていうか殆ど忘れていたよ つちのこ  懸賞金出るかな? 蛇大嫌いなのに 若し見つけたら 写真撮っておこうとONにして歩く。 ばかだねぇ

Tutinoko つちのこは危険を感じたら 甲高い声を出して しっぽをぐるぐるまわして 威嚇するんだって  その時はとても危険だから 5メートルは離れてくださいって。 何しろ3メートルは飛べる力があるし 猛毒をもっているらしいから

でもぉ 誰も見たこと無いんだよね くそまじめに 貼ってある看板 好きです。

きつい坂道を登り切ると 小文殊につく。

Monjyutozandou Monjyukyuuto

トイレのある広場で(使えるかどうか解らないけれど 男の人は使っていた)小広場の奥に室堂がある。中はよく見えなかったけれど 阿弥陀如来様がいらっしゃる模様。 その前に天狗杉っていう名前の大杉がある。 大きな縄を絞めてもらって聳えている杉。 ときどきピーちゃんにつきあって巨木を見ているので びっくりするほど大きいとは思わなかったけれど 見上げると なかなか立派。

Murodou

Tengusigi

記憶によると 唯一の丸太階段を上って 登っていくと尾根に出て やがて展望台へ

展望台はコンクリートで作った高台だけれど 木々の間からは 十分に里の様子が見える。 地元の人間では無いので 何処のとかは解らないけれど 春霞に のんびりした景色。 みんなはがっかりしていたけれど 私は好き。

Harugasumi Monjyusanroku

まだ山頂ではない。 展望台を越して 尾根をゆったり歩いていると カタクリの群生地の看板が。。。でも見えない。 葉っぱを探してみるけれど あまりなさそう。 まだ寒いのであまり期待できないよとは聞いていたけれど・・・

やがて 斜面にちらほらとカタクリが  あらら 写真撮影無理だね。 斜面の下の方だもの  望遠レンズで撮らないと・・・半ば諦めて先を急いでいたら あら 足もとに

誰か踏みつけているよ。 茎がしたから折れている。 この場所 良くあるようにロープで守られていないから 悪気無くても踏まれちゃうんだろうか? この地方の人はカタクリをおひたしにするって言うからね。

Katakuri  Katakuribaby

あちこちに増えてくるカタクリを見ながら 大文殊に到着。 標高365メートル。 一年の長さと一緒だね。 大文殊は 文殊山城址だって。 こんな高いところに山城  不便と思うけれどな。 今では土砂や おちばで埋まってしまった堀切の説明を読んで 登り切ると お城と言うよりは お寺がある。

玄武 白虎 朱雀 青龍の石も置かれて 特別な場所らしい。 面白い看板も合った。

最近公開された映画「どろろ」の主人公 百鬼丸の修行の場なんだって。 妻夫木君知っているだろうか?

階段の上には 老朽化が進んで 崩れないように手が入れられている堂宇と その後ろには越前五山の中心の説明がある。 五山の中心とは やはりみんなが大事にしていた聖地なんだね。 白山 日野山 越知山 吉野ケ岳 そしてこの文殊山Daimonjyu Gozan

ここから裏へ回って右に降りていくと 奥の院。奥の院までの道はかなりきつい登山道なので 足に自信がないひとはやめてくださいとのこと。 往復50ふんぐらいでいけるらしい。 きついのかぁ・・・  そう思っていたはずなのに すっかり忘れて気づいたときは下り道を降りていた。 ロープが張ってあって 確かに奈落の底へ落ちそうな急斜面。

したから来る人も はぁはぁ言いながら汗をかきかき登ってくる。 しかし ロープにつかまらないと降りれないほどでは無かった。ゆっくり慎重に降りれば大丈夫。でも下りがあると登りがあるんだよねぇ。 反対側に見えるピークを見ながら 一寸ため息。 でも一面にカタクリの花が 辛さを忘れさせてくれる。 

Okunoinhe  あのてっぺんの木が切れているところが頂上だね。

途中に胎内くぐりがある。 この岩の中をくぐると 文殊様のちゑを授かるんだって。 最近少々ボケ気味(相当って声もある) すこし脳に喝をいれてもらわないとね。

この胎内くぐり 邪心がある人は岩がしまって出られなくなるんだって。 実はそうなって欲しい人がいた。

カタクリの写真を撮りたいと 咲いている花に近づくために辺りを蹴散らし リュックをまだ小さな芽の上にドンと置いて 注意されても素知らぬ顔で「だって 撮りたいんだもん」としゃあしゃあしていたおばさん。 許せん。

でも彼女にとって 写真に納めるカタクリだけが大事だったらしく 奥の院までの道は 興味なく ここまで登ってこなかった。 ふん!

ま そんなレベルの人に腹を立てていても仕方ないけれどね。

胎内くぐりは ただ岩の割れ目をくぐるだけのものだったから 閉所恐怖症の私も大丈夫だった。 すこし賢くなったかも知れない。

Tainaimeguri 最後の一登りを頑張ると 奥の院が待っていてくれた。 裏には三角点。ひょうこう350.5メートル

祠には何が祀られているのか解らなかったけれど・・・しばし最後の展望を楽しんで帰り道に向かう。 またあのきついアップダウンを乗り越えないとね。

Okunopinhe

帰り道は 花をもう一度楽しみながら歩く。途中で 大文殊を通らないでいけそうな巻道があったけれど そしてそちらの方がかなりのカタクリが見られそうだったので すこし歩いてみたけれど 何しろ知らない土地 もしもの事があって迷惑をかけてはいけないので 元の道に戻った。そのお陰かな? 行きには見えなかった白いイカリソウを見つけたよ。    一寸ピンぼけ  かなりピンぼけ  でも嬉しかった。

Ikarisou

展望台のさき角原の分岐までもどって ここからは 鉾ヶ崎へ 谷筋を通って下っていく。 道は悪いわけでは無いのだけれど 途中水がしみ出して にゅるにゅるしていたり 岩がごつごつしていたり

転ばないように歩くのが大変。

Kadoharakudari2 Simizu  

でも苔むした清水があったり 春の花に出会ったり 楽しい山歩きの(あれ? やっぱり山歩きだったんだ) 終りを惜しみながら 歩く。

思いがけず セリバオウレンの雄花と雌花 キクザキイチゲを見つけて 山の斜面の木に足を引っかけて写真を撮ったときは一寸危なかった。 反省です。

この山 又来たいな と言えない距離にあるので残念だけれど オススメ。 地元の人に愛される里山です。

最後に収穫の花をすこし。 条件が悪くて ぼけています。あしからず。

Kikuzakiitige Seribaourenmebana

Seribaourenobana Yamazakura

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欲張り山登り2

2007-03-25 00:53:10 | 山歩き

さて 岩古谷山は 前にも書いた 東海自然歩道三大難所の一つ。

ここのところ 足の具合がとても悪くて 山登りの方向性を模索中だったので 迷っていた。今日はとても調子いい。 この間の病院の結果もわりと良かった。 「何だ今まで通りでも良いんじゃないの?」「でも先週は本当におとなしく 良い子していたからなぁ。」

ずっと 車の中で迷っていた。 そのことを想定して オモニとは相談やお願いはしてあった。 もしものときは岩古谷山は オモニにお願いしたいと。 いけるか? 大丈夫そう。いけるよ。

一つ心配があった 時間はすでに2時半になっていた。私の足で行くと登りに1時間半 下りに1時間 休憩を取るとしたら へたすると5時にも着けないかも知れないと思った。 危ないところは明るいうちに過ぎること出来るだろうけど・・・

迷いながら さぁ出発のときに「私 悪いけれど留守番させてね。」「どうしてもこの山はみんなには行って欲しいからね。」

と申し出た。 そのことでみんなに嫌な思いさせたり 申し訳ない思いをさせてはかえっていけないと思ったけれど みんな私の足の事は知っていたので 快く承知してくれた。(と思う)

Itterassyai

きゅうけいの時用のおやつをもらい みんなを送り出す。ゴメンね。

下から山の登山道を見ながら 声がする方に目をこらす。 どこかに姿が見えないかと・・・和市の里を散策しながら 花を見たりして山を見上げていると声もしなくなっていた。

Iwakoyasan

1時間半ぐらいでみんなもどってきた。さすが山姥軍団。 私行かなくて良かったかも知れない。 「これでも山でちゃんと休憩してきたよ。」ひぇ~~

ハイジさんの抹茶ムースと お抹茶を車の所で戴く。 おいしかった。

Musu みんなを待つ間に散策したときの 里の春を掲載しておくことにする。 この 本当にほっとする 良い感じ何だよね。

Ume Asebi

Umewakame Koubai

Waiti_2 そうこうしている間にジオンさんのレポートが出来たようです。

見てください。

ジオンと山歩記

楽しかった山歩きでしたが 遠くから来て頂いて気に入って頂けたかどうか???

こんな風に時々お客様が来てくださると 私も山に詳しくなります。 また集まれると嬉しい。 それまでに 何とか元気になっておかないとね。

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欲張り山登り1

2007-03-21 13:03:00 | 山歩き

20日は 青春18切符を使って 大垣の友達が三人奥三河の山にやってくる日。山姥同盟の役員に違いないと思われるタフな人ばかりだから 自信なかったけれど 大好きな山を準備して お迎えする。

今日の予定は 岩古谷山799メートルと 碁盤石山1189メートル  って書くと とても大変みたいだけれど どちらも割合短時間で登れて 魅力たっぷりの山。

大垣組が始発の電車に乗って豊橋に 私は今回は名鉄電車に乗って豊橋へ 豊橋では今日の運転手を買って出てくれたオモニが待っている。

私朝から大失敗。 飛び乗った電車が豊川稲荷行きだと気づかないで 諏訪町なんて聞いたことも無い駅で止まった時点で 電車を間違えたことに気づく。 大あわてで電話。 待ってるから大丈夫 っていわれても 始発に乗ってきてくれたみんなに申し訳なくって・・・ 今日は最初から大ちょんぼ

まず 碁盤石山に向かった。 私たち迎える側には 課題があった。 碁盤石山の頂上を極めること。 先日帰ってから またあちこち調べてみたら やっぱり先まで行くようだった。 穂の国実行委員会の奥三河8ピークスを登ろう の道標があるはずなのにそれを見てはいなかった。再挑戦だ。 オモニはそれに加えて岩古谷山のショーとカットコースを歩いたことが無い。 これも途中には 鎖場があって 慎重さを要求されるのだけれど 山姥同盟にはうってつけ。

最初は癒しの山 碁盤石山。 相変わらず美しいプロムナード。 今日は特別青空が輝いている。早く展望を見せたくて わくわくしていた。  この間は誰にも会わなかったのだけれど 今日は鉄塔で オモニの知り合いに会う。 驚きながら 渡りに舟とばかり 頂上の位置を聞く。 うーん 今いち解らない。

鉄塔を過ぎて まず七尋岩。 蝦フライ作成中の現場を発見。 こんな風に蝦フライをつくるんだぁ。 何となくリスが両手に松ぼっくりを持ってかじっている姿を想像していたけれど  乾いた木の実を割って食べている模様。 お弁当に詰めると 大垣組お持ち帰り。知らないよ。 怒って帰ってくるかも。。。

Ebifurai_1 天狗の庭に来たら 名倉のが綺麗に見える。 明神 平山明神 宇連山。。。

去年 棚山から宇連山まで一緒に縦走したので ジオンさんには特別な山の景色。

「自分が行った山が見えると嬉しいねぇ」

Myoujintenbou

お昼はここにしようか?といいながら 今度は富士見岩へ

明神が更にはっきり見える。 富士山は・・・・なーい

目をこらしても 見えない。 「あそこの雲のようなの富士山みたい。」 希望を持って言うけれど そうだよっていってあげられない。 でも「南アルプスが見える。」

手前に見えるのは 南アルプスから続く赤石山脈だろうか? その奥に真っ白な山が二つ。 特別に青い空に 白い山。 うーんこれは期待できるな。

とは言っても先日いった頂上と思われた場所からは あまり山は見えない。 本にも樹間に茶臼山や 大川入山が・・・とある。 たとえ本当の頂上を見つけたところで あまり期待できないかも知れない。 さっきすれ違った オモニの知り合いが 今日は御岳と 南アルプスがよく見えたよ と言っていたのに 一縷の望みをかけて向かう。

Puromunado アセビの木のトンネルを抜けてたどり着いたのは この間の 偽頂上。

Cyoujyouannai

こんな風にかいてあったんだも間違っても仕方ないと思わない?

でも今回良く見ると 頂上は左の方に更に行きなさいといっていた。

いやー 失敗失敗。口の悪いネット仲間が あんな簡単な山でどうやったら間違えることが出来るのか解らないといっていた。 確かに

左に降りていくと 鞍部にまたもやブルーのバス停の椅子。慣れっこにはなったけれどね

右を見ると あ あ あ~~ アルプスが。。。 樹間でよく見えないと聞いていたけれど はっきり見えるでは無いの。確かに木々はじゃまをしているけれど 十分

何度もいうけれど 特別に透き通るような青い空と きらきらの雪山は 本当に綺麗だった。 どうしてこの間は見逃したんだろう? 今日は本当に良かった。 暫くみんなでシャッターをきり続ける。

Miamiarupusuみんな上等のカメラで無いのを恨みながら それでも満足。心のカメラにいっぱい写していく。

御岳 そしてその間の白い山は中央アルプスだろうか? 

蛇峠山の向こうには 大川入山が見え その先は やはり白い。「もうこれで 良いね。」

おいおい まだもう一つ残してありまっせ。山姥さんにうってつけのスリル満点の山が

鞍部から はぁはぁいいながら頂上まで登り( この山 違う山だと思っていたよ。) 穂の国実行委員会の作成した道標を見て 納得。 確かに 頂上にいるんだわ。

Gobancyoujyou_2   思わぬ碁盤石山からのプレゼントに みんな興奮していたので もうお昼を回っていたのに気づかなかった。

早速もどってご飯を食べないと。。。

頂上は まだ雪が残って寒すぎる。 あの富士見岩まで行こう。 ひょっとしたら富士山見えるかも知れないし 

景色を見ながら 日溜りランチ 良いじゃん

るんるんでもどった富士見岩。 オモニが張り切って用意してくれたのは テールスープと餃子。 もの凄い出しが出ていて コラーゲンたっぷり。 トックっていうお餅みたいなのも入って本格的。

長さんからおいしいポテトサラダや ブロッコリー 山菜おこわ 鰯のワイン煮 和菓子(大垣名物金蝶園まんじゅうなんだわ) 

ハイジさんから 香りの良い抹茶のムース (実になめらかで 甘みが強くなくて上品な味だった。あんこをすこしのせてたべるの)

Gobanlunch Gobangyouza

Talesoup

わたしは コンロを持ってくる人

あはは 一番良い役だね。 後は皿を持って待っていればよい。

 

さておなかいっぱいになって 下り道を急ぐ。 途中でたくさんの若者に出会う。今日はいろんな人に出会う日だね。 若者頑張れー もう少し気持ちの良いプレゼントがまってるぜー。

さて 欲張り登山って言うからにはもう一つある。 次の岩古谷山に向かう。わいちの駐車場まで GO!                         

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怒りんぼの天狗さん

2007-03-20 23:52:26 | 山歩き

先週出かけた岩古谷山は とても男性的な山だった。短い時間で 山の色々を楽しむにはうってつけの 面白い山だった。 

しかし この山の全山縦走は 体力的にもちょっと苦しいかも・・・と思い 近くでいい山が無いかな?と思っていた。 前に良く使っていたヤッホーツアーで岩古谷山と 碁盤石山をセットで歩いているのを思いだしたので 行ってみようと思った。

ちょっと自信が無かったので 登山口を見てくるだけでいいやとドライブ気分で春を探しに行くつもりだった。 オモニがそれを知ってつきあってくれるとメールをくれた。 遠いのにありがとう。 彼女にとっては 昨日のきららの森についで連日の奥三河ということになるらしい。ありがたいことだ。

「体調見ながら 向日葵の湯でも入ってこようか?」

そんな軽い気持ちで出かけた。この山1189メートルもあるのに 車でかなり上まで行けるんだよね。びっくり。 それにそんなに狭くて気分が塞ぐような道でも無かった。 登山口850メートルぐらいの所だろうか車を駐めて のぞいてみる。 本当は林道まだ続いている。 上までまだまだ行けるらしい。

のぞいてみると 良い感じ  苔むした丸太の階段が続いていて 雪が残って綺麗。 階段も細かく緩やかに付いている。 水の音がさらさら あちこちから聞こえる水音は微妙に違って 綺麗な合唱をしている。

Tozandouiriguti Taikobasi_1

ここは鬱蒼としているけれど 直ぐに空が見えている。 もう少し行ってみよう。 本当に直ぐに 暗い森は終わって谷に沿って 木が一面切り倒してある場所に出る。 明るいけれど 何だろう? あまりほっとしない。 荒れた感じさえする。

「駄目だね これ使えないわ」

やっぱり岩古谷山一本にするかぁ・・・と思いながらもう少し歩いてみる やや左の方へ登っていくと 稜線に出るのだろうか? やはり空が明るい。 しかし 森は苔むして美しい。 

あららここからが胸突き八丁かしら? 100メートル坂  全部で310段あるそうな

あまりたいしたこと無いな。 ちょっと行ってみよう。 

Bassai Kokeiwa

あれが 七尋岩? まさか早すぎるよ

どうもせっかちでいけない。 まだ10分も歩いてはいないだろう。

胸突き八丁と言うほど急では無かったけれど 細かい階段がまっすぐまっすぐ続いている。その高さがとても細かいので 楽だ。 お散歩しているような錯覚に陥る。 車を降りたとき4度だったけれど 体がほかほかしてくる。

Munatukihaccyou さほど登らないうちに 何とも興ざめな長いすがいっぱい並んでいる場所に出る。 展望良いわけでは無いし 何?これ?  バス停の待合い椅子みたいだよ。

足もとはだんだん笹原になってくる。と言っても綺麗に苅られているので 葉を落とした木々と笹原と 青空の調和を楽しみながら歩くことになる。

「蝦フライみっけ」

松ぼっくりをえさにしているリスさんの食べかすは 本当に蝦フライ。 お行儀良いんだね。 あんまりきれいだもの このまま娘のお弁当箱に入れてみようかしら?

Ebifurai

暫く行くと林道に出る。また登山道に戻って登り始めると 鉄塔が・・・

一寸無粋だけれど 通り道から外れているのが救いかな。

チェンソーで彫刻をする大会が設楽であるらしい。 全国から腕を競うべくたくさんの人が集まるらしい。 そんな人の作品だろうか? 鷲か鷹か解らないけれど 格好良い猛禽類と思われる彫刻が 道標になっていた。 そこが七尋岩。 

ぞうさんが座って伏せたような岩なのだそうだけれど・・・大きいけれど その向こうはフェンスで 登ってみても 展望変わらず スリルあるわけでは無く 通過点としての 印?

ごめんなさい。

Cyoukoku Nanahiroiwa

ブナ林を歩いていくのはとても気持ち良い。 すっかり葉を落としているので 青空は気持ち良いし 傾斜も無くなってしまったので 公園を歩いているようなのんびりした気分。

すこし先を 羽を広げると青く しっぽが赤い美しい鳥が こっちだよーと誘っているかのように すこし飛んでは ちょこちょこ歩いて近づくとまた少し飛ぶ。 なという鳥なのだろう? 割合大きな鳥だったけれど 見たことの無い美しさだった。

Puromnado Iwaniwa2

時々大きな岩がごろんとしているけれど その調和が まるで手入れの行き届いた日本庭園の様。 嬉しい。 登り始めは半信半疑だった私たちは すっかり夢中になっていた。

この辺りから 名倉のがはっきり見えるようになって来る。 天狗の庭だ

あちこちに大きな岩がごろんごろんしている。 岩にはロープが張り巡らされているところを見ると 山野草がいっぱいあるのかも知れない。 今は何も見えない。

辺りに目をやると 明神山 平山明神山 岩古谷山

何と見えるでは無いですか? 

碁盤石山の名前の由来になった岩を見る。 昔昔の話 碁の得意な天狗さん 麓の木樵さんが碁がうまいと聞いて対戦 7日7晩の戦いのあと きこりの勝ちとなって あったまに来た天狗さんが 悔し紛れに碁盤をひっくり返したんだと・・・・やれやれ かんしゃくもちだこと

Gobanisi

この辺りから どんどんブナの林が目立つようになって 木の実探し

枯れているので 見通し良い登山道は 素敵なトンネルを造っているのでプロムナード気分

暫くすると 分岐に出る。右側に折れると直ぐに富士見岩がある。そこまで行ってみると 平山明神 三ツ瀬明神など奥三河の山々が はっきり見える。

南アルプスも 今年は少なめの雪ながら 白いものを輝かせて天空にある。

岩に登ってみても 何も変わらないけれど ここは休憩にはオススメ。

富士山見えないかな?とおもったけれど すこし春霞。 今日は駄目。

元の道に戻ると  やがて道はアセビの木が目立つようになって 今まで木に緑が無かったけれど 緑が入ってくると また道は違う顔になる。 すこし雪も多くなってきて(たいしたことは無いです) そのコントラストが美しい。春が来ていることを感じる。 まだ寒いのかアセビは あんまり咲いてはいなかったけれどね。

やがてアセビのトンネルの向こうに光が。。。 頂上だ。

広間にベンチがいくつか置いてあって 道標もある。 ただ気になることがあった。 三角点と書いて矢印が斜め下を向いていた。 これはどういう意味? 斜め下を探してみたけど 解らず。 「ここは頂上では無いんじゃないの?」 左に降りる道があるよ。

とりあえず行ってみよう。 

まさかあの反対側の山では無いよね?

Gobancyoujyou_1

雪道でつるつる滑ることもあって 諦めてもどってきてしまった。 あ~~ぁ なんだか変 一体頂上は何処よ!

様子見に来ただけと思ってみても なんだかしっくり来ない。 天狗さんのヒステリーの後を見るだけではねぇ

勝手に頂上と思ったところで 合鴨そばを食べながらぶつぶつ 

家へ帰ったら調べてみよう!

結果は20日のお客様を迎えての再挑戦のときにはっきりします。 結論だけ言えば大失敗でした。 でもそのことが20日に 嬉しい誤算をプレゼントされたのです。 

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大忙しの一日

2007-03-19 23:58:10 | 日記・エッセイ・コラム

「忘れていたけれど 19日ゴスペラーズのコンサートだから空けといてね」

急に息子が言い出したのは 先週も中頃。 「え~~っ それは無理 仕事だって急には休めないし 無理。 それに次の日山へ行くから 朝早いんだよ。」

誰か誘いなさいと言ったものの 彼が誘える友達はそういそうにないことは知っている。 だめもとで 帰り際に上司にぼそっと言ってみた。

「俺が最後一人でやるのはまだ良いとして 前の日優待だからなぁ 伝票整理やれるとは思えんし それが解決するなら良いよ・」

思いがけない 返事。 

今朝は目が覚めてから家のことやって直ぐに会社に駆けつけた。 みんなきょとんとしている。「今日は私は幻です。 声が聞こえるのは空耳です。」 なんてふざけながら伝票の整理。

いやー 昨日は本当によく売れたは 久しぶりだったな。伝票 千何枚かある・・・

札束が立つってあるけれど 今日は伝票も立つよ。 手で持てないぐらいあるもん。 このやろーと思って向かう。でも私伝票の整理嫌いじゃ無いんだ。 2時まで一所懸命やって 残り力尽きて(時間無くなって) あとすこしだったのに 人に任せてきたのが悔しい。

電車に飛び乗って 昼ご飯を名駅で と思ったら 今日の会場は長良川国際会議場だっていうじゃないの。 本当にもう。。。 ミッドランドスクエアは中途半端な時間にいってもご飯食べられないんだね。 んだよ 使えない店ばっかりだ。

都ホテルでと思ったけれど なんだかせかされてデパートのレストランですます。

さて コンサート  13年応援してきたグループだからね。 まだ誰も知らないときからずっと・・・ でも スタンディングは足や腰が痛くなってくるし(と言っても音楽がなる出すと ついリズム取ったり踊り出したり 悲しい性ですわ。) バラードになると 昔の事を思い出したり 歌詞にころころ笑っていた自分を重ねて まるで年老いた自分がロッキングチェアーを揺すりながら 夢を見てうとうとしてような 錯覚。

やれやれ コンサートも 体力がいるようになったな。 大サービスのアンコールのお陰で 終バスには乗れず タクシー待ちの長蛇の列。

「長良橋まで あるこっ」

今日は忙しかった割には ついている事も多くて 無駄なく駅に着き これから しまなみ海道の旅に向かう息子と別れて 私は帰途に  はぁ

それにしても忙しい一日だったこと。 急いで明日の山のパッキングしなきゃ。 楽しい山になると良いな。

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