Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

うんち先遣隊

2006-06-29 10:25:27 | 山歩き

下呂白草山

舞台峠からしばらく山を登っていくとその山の登山口はある。 キャンプ場の更に奥だ。

山を大分登ってきても 人家が点在していて 普通の暮しがあることが不思議なくらい山の中。 離合できない山道を登り切って 登山靴を履こうと準備を始めると なんだか ん? ん? 臭う

豚舎とか 牧場あったっけ?

そう思ったのは私だけでは無いらしく みんなぴくぴくぴく

あっ! うんち

見ると草をいっぱい食した結果のものらしく 緑色をしていて柔らかい(いえ触りませんけれど)

このぐらいで臭うかしらね?

そのうち誰かがぐしゃ 良く見ると車のタイヤにも ぐしゃ ぐしゃ

道路を見ると あちこちに点在

ありゃー 一体誰のもの?

そう言えば 前にここで猿の群れににあったことがあるんですよ。 きっとこれは猿ですよ。・・・なるほど 人間様に 果てしなく近い感じだし

登山口から登り始めても 本当の山道に入るまでの30分ほどは林道歩き。 林道はこれでもかっ!っておもえるくらい沢山の うんち(ごめんなさい パソコンしながらご飯食べている人いないと思うけれど うんち うんちって連発しすぎ?)

060627_005

道路脇には コアジサイ ヤマユリなど山野草いっぱいなんだけれど 私はうんち先遣隊として 「ほらっ そこっ  ここっ」と号令かけながら歩いていたら 沢山の花を見落とした。060627_073

野生の動物って 危険をいつでも察知できるように ど真ん中で用を足すんだって

橋を渡って 原生林の様な谷に入ってからは まったく無くなった。 しばらくは先遣隊の任務を遂行すべく目を皿の様にしていたんだけれど やがてジャングルの様な(行ったこと無いけれど)美しい緑の中を歩けるようになって 忘れてしまったけれどね。 

060627_070 本当はこの山は 頂上付近の笹原が美しくて 展望が良いことで知られているんだけれど

笹原綺麗だったけれど ジャングル もっと好きだった。

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しずしずと

2006-06-24 11:42:09 | 山歩き

この時期 山歩きは だいぶん選択の幅を狭められる。

里山は樹林帯の中でも 篤かったり にょろにょろさんがいたり。 少しでも涼しいところに行こうと思うと 北の方の高い山になってしまう。 

アルプスはそれで良いのだけれど まだ雪が深いところも多い。手軽に楽しめそうな山は森林限界を超えていて笹原のところが多い。

Zeneihouhe

この笹原は 遠くから見ると 実に美しくて気持ちよい。 まるで芝生の山の様な錯覚に陥る。あそこでお昼寝したら良い気持ちだろうな! 段ボール持ってきて そり遊びもできそう・・・ そんな妄想をしてしまう。 もちろんできない。

芝生の山では無いけれど 見通しが良い分展望はすばらしくて そんな山をこの時期に選んでしまう。 ところが大問題がひとつある。

虫ぶんぶん

このうるささと来たら・・・耳にとりつきぶんぶん 頭の周りでぶんぶん 鼻の穴に入りそうな勢いでぶんぶん  時々は目にも入ってくる。

団体で行くと虫に好かれる人があるようで 養蜂場の蜂のように 黒い塊となってまとわりつく。 時々は噛む虫もあるようで やはり虫さんとお友達にはなりたくない。

そこで登場するのが防虫ネット

今年初めて利用してみた。 暑そうだし 見にくいような気がして ちょっと二の足踏んでいたんだけれど・・・

黒を買った。 黒は熱を吸収して暑いんじゃないの?と思ったけれど そうでもなかった。熱さや光を反射してくれる気がする。 ちなみにオレンジを使ってみたけれど これは暑かった。それに色が苦になって かぶっていると言う気がいつもしている。

なれてくるとこれは結構快適で お茶を飲もうとして忘れてネットを口に含みそうになったり おにぎりを食べようとしてネットに当たったり 笑い話がいっぱいおきるのだけれど そのぐらい 気にならない。 良くできたもんだね。

汗を拭くために 食事をするために いちいち御簾をあげるように ベールをあげ無ければならないのは難点だけれど(当たり前か?)なんだか平安時代の女の人の旅姿のように思えて 急に優雅な気持ちになる。

見た目は養蜂場のおばさん 気持ちは平安時代の貴族の子女

Boucyuunetto <ネットかぶっているの見えますか?>

その矛盾に気づかないまま しずしずと上品に 山歩きを楽しんでいるのです。仲間は花壇で仕事をするときもこれをかぶっているので時々忘れて外に出てしまうとか・・・

まさかと思うけれど スーパーで ネットをかぶってふらふらしているおばさんがいたら それは怪しい人では無く ネットを取り忘れた私です。 多分 

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高原のホテル

2006-06-18 12:07:42 | 旅行記

尾瀬の宿泊先を 水上高原プリンスホテルにしていた。

山小屋泊まりにまだ抵抗がある私としては まだ中に宿を取る勇気がでなかった。 尾瀬に行ってみて やはり中にとらないと無駄な時間を過ごす事が解ったので 今度は考えてみよう。

地図で見ると 至仏山をはさんで反対側なので あまり時間はかからないはずだった。 

ところが今回は運が悪かった。 ここを通れば直ぐだったはずの坤六峠が 土砂崩れで通行禁止になっていた。 うーん 今までも通行禁止と良いながらも結構通れたことがあるので ホテルに電話して確認。

残念 道を土砂が塞いでしまっていて 六月の一日から工事中。 沼田まで戻って行くより仕方ないと言われる。

昨夜 高速を走り続けた為の睡魔と戦いながら走ること1時間強。

目の前に谷川岳が迫ってくる。 子どもの時から 遭難の山というイメージを持ってしまっているその山は 雪を抱いていて 来るものを拒絶しているような感じがした。 でも美しい。

ナビも時々混乱してあらぬ方向を案内。 山をくるくる登り返してやっと到着。

ゴルフ場が隣接しているので 沢山の人が 商品を小脇に抱えて帰り支度。

平日なのに 結構人がいるんだな。こんな山の中にどこから来るのだろう? なんて思っていたけれど 夜になったら様子は一変。

食事に行っても誰もいない。 お風呂に行っても誰かが入った気配は無い。 下が乾いている。間違ったかと思って入り口にもどって確かめたぐらい。

快適は快適でしたよ。緑に囲まれたホテルはとても気持ちよいし 雪を抱いた山々の展望は感動的だったし  ご飯は中華を頼んだんだけれど じもとの名産品をうまく生かした美味しい創作料理だったし・・・

0606_118 でも あまりの静けさに 居心地悪かった。

もったいないなとも思った。

学生の頃憧れたプリンスホテルも今ではこんなふうか と思って寂しくなったり。

息子が一言

お母さん ここはゴルフ場と思えば良いんだよ。 

次の日の朝 チェックアウトしようとしていたら 沢山のゴルフ客が到着。 とたんにホテルは活気をとりもどした。

良かったー

山渓の尾瀬の本を見ていたら 水上プリンスホテルを拠点に尾瀬を回るツアーが紹介されていた。また日本百名山のうち三つにトライできるツアーも用意されている。

至仏山 谷川岳 武尊山  これもなかなか魅力的

高原のホテルには高原のホテルのスタイルがあるんだと一安心して帰ってきました。(大きなお世話って言われそうだけれど)

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遙かな尾瀬~♪ 水芭蕉

2006-06-15 11:54:40 | 山歩き

三平下についた頃には もう7時を回っていたので 人も大分出てきています。

みんな泊まりだったのですね? 今まで誰にも会いませんでした。 お店の奥からは おはようございますの元気で明るい声が 飛び交っています。

さて 水芭蕉

ん? 無い!

二人には 尾瀬と言うとかならず載っているあの水芭蕉の風景が 直ぐにめの前に広がっているものと 勘違いをしています。 何処を見ても無い 

それどころか 足もとは雪。 尾瀬沼の向こうに燧ヶ岳が凛として聳えているだけ

どうしよう? 聞いてみたいけれど なんだかあまりに初心者が見え見えで聞きにくい。 

もう少し歩いてみよう。 

尾瀬沼の周りを木道がしいてあるのに気づいて歩き始める。 向こうの方には人が集まっている。 きっとあっちの方だよ。

Hiutidake 水芭蕉はまだ見つからないけれど 早春の風情を湛えた景色は申し分ない。

と足もとに水芭蕉が一輪(っていうのかな?)あるのに気付く。

「陽ちゃん 水芭蕉だよ!」 そりゃ大騒ぎ

良く見るとあちらにもこちらにも。。。

ちょっとやせているのか まだ早いのか 少々黄色がかった 水芭蕉。

だんだんにその数が増えてくる。

Mizubasyou それにしてもなんて気高いお姿なんでございましょう? 初めて見たわけでは無いけれど 尾瀬沼や 燧ヶ岳や 雪などを背景として見る水芭蕉は特別美しく感じる。

苦労して上がってきたからかもしれない。

歩を進めるの連れて 水芭蕉の数はどんどん増えてくる。 姿もたくましくなってくる。

何が違うのかな?

そんな時ヘリコプターが頭上を飛んできた。 ロープに大きな荷物をぶら下げて尾瀬沼東岸の方を目指して飛んでいる。

ここでは車が入れないから生活物資はヘリコプターで運んでいるんだね。 当たり前のようだけれど 実際に運んでいるのを見たのは初めてだからちょっとびっくり。 自然を守る為に必要な不便を見た。 私たちは このぐらいの覚悟を持たないと 自然を守れなくなっているのかもしれませんね。

行っても行っても水芭蕉だけれど それに連れて景色も少しずつ変わってきて ここで帰ろうと言う気にはなれない。 何時までも浸っていたい景色だった。

レインコートを防寒着の代わりに来ていたけれど やはり寒い。 7度ぐらいだった。歩いてる間は汗かくんだけれどね。

尾瀬沼東岸の休憩所でおいしい珈琲と 大福をいただいて(変な取り合わせ?)小休止。

朝の様子から見ると嘘のように人がいっぱい。 人に会わないなーと不満げに言っていた息子も 少し安心したかしら?

もう少し もう少し

休憩所の先は いかにも沼という感じの広い場所で 向こう側に島がある。 その真ん中を川が流れている。 子どもの頃歌った童謡の春の小川の感じ。 つい歌ってしまう。

Ozenuma2 Mizubasyoutohiuti

向こうの島からは 沢山の人が渡ってくる。

息子よ くやしいぞー  やっぱり一泊二日はいかにももったいないって。

今回は下見って言うけれど こんな良い天気で こんな素敵な景色を 後ろ髪引かれる思いで立ち去るなんて。

Ogawa途中で一緒に歩いたおじさんは 今年三回目っておっしゃっていた。

宇都宮の方だそうで そりゃ近いけれど 達人は 何度も何度も訪れるんだね

そのたびに違う景色を感じながら・・・ うん今度は 本当にゆっくり来ることにするよ。

はじめに行きたかった至仏や燧ヶ岳は7月1日からだって

初心者だもの どうせ行けなかったさと少し納得してみる。 確かに斜面の雪はかなり残っていた。

かなり無理矢理な行程だったせいか この日の宿水上高原プリンスホテルについたら 3時間ほど爆睡してしまった。  ポリポリ

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遙かな尾瀬ー♪ 雪山で

2006-06-11 10:10:23 | 山歩き

さて三平峠 見渡す限り雪でいっぱいだけれど どうするの?

あ! 湖が見える~

息子の嬉しそうな声

しかーし 私はその位置にちょっとびびってしまった。 峠から 湖を見下ろすと スキー場のゲレンデよりも急斜面に見える。 このぐらいの斜面は何度も降りたことはあるし そのことではびっくりしないけれど 何しろ一面の雪。

私は 雪にトラウマの様なものを持ってしまっている。

去年奈良井の宿 鳥井峠で遭難しかけたこと  今年雪を克服しようとスノーシューで何度も挑戦したけれど どれもとてもつらくて情けない修行になってしまったこと

そんなことを思い出して 腰が引けてしまう。 足跡は少しある。

行けるところまで行ってみよう。

Sanpeitouge この写真で見るとさほどに見えるかもしれないけれど とにかく急だったのっ!

足跡について行くと 木道が時々 顔を出す。 何とかなるかな?

そんな風に思って すすんでいたのだけれど そのうち木道がしっかり雪に覆われて 斜面は立つこともできそうに無い きついところに来てしまった。足跡は無い。

かえる~?

馬鹿言うんじゃないよっ! せっかくここまで来たのに

今度は 私が叱咤激励される場面

そうは行っても危ないことは危ない

息子が一人で旅行しているとき いつもこんな無茶をしているんだと知ったら 母は心配で出せません

思案に暮れていたら 遙か遠くに人の列

あらー 今日初めての 人発見

とても行けないと思っていたゲレンデ様の斜面を 登っている。 あれ? こちらには木道があるから誘われてきたけれど あの斜面行けるんだ・・・ それにしても 帰り登れるだろうか? 

雪の斜面をゆっくりトラバースする。

滑るので 息子が雪を掘って 滑らないように とっかかりを付けながらすすんでくれる。

あらら いつの間にか守られる立場になってしまったよ。

何とか軌道修正完了。 こちらにも 途中から木道現れる。 あの道は何処へ行く道だったんだろう?

雪はもちろんふわふわではないし 溶けてべたべたでも無く 何とか固まっている状態だったので ゆっくりすすめば斜面を降りることも そう大変では無かった。 雪道大嫌いな私。思わず取り乱してしまったけれど 無事 山小屋のあるところに到着

山小屋の前で雪かきをしているお兄さんに聞くと やはり今年は何時までも雪が深いんだって  

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