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Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

富士山の見える山 思親山

2008-01-28 18:00:00 | 山歩き

29日 月曜日だけど休みとれない?

ピーちゃんから誘いを受けて 迷ったけれど会社に相談してみたら 休み変わってくれるとのこと。 久しぶりに Tさんと ピーちゃん そして○石さんとで 山梨の山に行くことになった。

毛無山 そう聞いていたけれど 前日メールが来て「雪が深いので 思親山と白鳥山にしよう。でもアイゼンはお忘れ無く。」と

Fujisan2

初めて聞く名前の山だった。白鳥山は 此の地で亡くなった日本武尊が白鳥になって飛んでいったと言う伝説の山とも武田信玄が駿河を狙って城を取る山 しろとりやまとも言われる伝説の山 思親山は 身延で修行中の日蓮がこの山越に祖国の親に思いを寄せた山と言われる伝説の山 どちらも 割と簡単に登れるらしい。 うん うん良いね

でもでも またまたお天気が・・・・どうして? 晴れ女の威力もこの間の浜石岳で力尽きたのだろうか? 高速で 縞々がちらっと「ちょっとだけよ~~」って見えただけ。 「どこか植物園でも行くか?」なんて話にまでなってきた。

清水インターを降りて 興津から52号線を北上 山梨県身延線 内舟駅まで行く。道がわからなくなりタクシーの運転手に聞くと 「・・・・・・・でも 上の方は雪でつるつるだから途中で広い道になったら車おいて歩かないと駄目だよ。」とのこと。駅裏をくるくる狭い道を上っていく。すれ違えない。 前にJOMOの車が行く。「山の中になんの用事?」ともあれあの車が先を行ってくれれば安心? 緊張いっぱいであろう運転手をよそに キョロキョロ あちこち雪山がいっぱい。 

Yukiyama 雪の無い世界に住む私達にとっては雪山はとにかく嬉しい。何もかもが美しく見える。キャー キャーの歓声が響く。 でも雪山登るのは疲れるから嫌い。

はらはらどきどきの林道が 広い道路とぶつかり更に少し進むと「これより通行止め」の案内が・・・ 看板の後ろに車を駐めて出発。

○石さんの号令で 体操をして 歩き出す。 この45分は余分だい。何しろ私の大嫌いなアスファルトの道だからね。 スノータイヤ履いていないの?と少し思ったけれど 歩くにつれてその気持ちも失せてきた。 坂道はスケートリンクのよう。立っているだけで 動いていってしまう。 融けては氷りを繰返しているので 本当に良く滑る。

Rindou 日陰 カーブ 特に要注意。しかし登りはまだ良い。つるっといっても多分手をついて立ち直ることができるだろう。問題は下り。 いくらスタッドレスでも これは怖い。

そうこうしているうちに目の前が明るくなってくる。 先に行くピーちゃんと ○石さんが 「お~~っ」って叫んでいる。

「冗談でしょ。だまされませんよ。」

笑いながら すこしづつ登っていく。ん? 縞が雪の縞が・・・まさか まさか ど~~ん

Sanotouge

両側の壁や樹木を額縁として目の前に富士山が現れた。それは すっかり諦めていたので 拍子抜けするような 現れ方だった。 凄い 富士山だ。

みんな呆然として立ちつくす。

Sanotougesyuugou

 

もうここで良いね 十分だね そんな気もあったけれど とりあえず 頂上をめざすことにする。予定としては45分ぐらい。お気楽登山の筈。

登山口は振り返れば直ぐにあった。 真っ白な雪の中に 階段がついている。

Tozanguti ここも東海自然歩道になっていた。 雪でよく見えないけれど ひたすら階段を上っていくらしい。

足を踏み出して あれれ? ちょっと滑って危ないんじゃないの? と言うことで あわててアイゼンをつける。 今年初めてのアイゼン。 大丈夫かな? 雪山苦手

Nobori1思ったよりしっかり歩けるね。さすがアイゼン。がっしがっしと歩いていく。

はじめは右の方に巻いていく感じ やがてまっすぐに階段を上りはじめ 尾根らしき登山道になる。

One_2 しかし階段が多いなぁ 汗がじわっとにじんでくる。

この登山道は 富士山が見えるかと思えば 殆ど見えない。樹間にちらっと見える物の あんまり・・・ 右の方には雪山の塊が三つ

南アルプス 中央アルプス 北アルプスが見えているのでは無いか? と思い頭をあちこちに動かしてみても なんだか見えそうで見えない。何とか見える場所があると良いな。

Tozandou Siokyarameru    

 途中で立って休憩 塩キャラメルなる 世にもおかしなキャラメルをもらう。 

口に甘ったるい物は 口が渇いて仕方ないので ありがたくないけれど このキャラメルはおいしかった。 塩粒を舐めながら コンデンスミルクの薄いのをなめている感じ。疲れがとれるかもしれない。

両側木々に遮られた道を降りたり登ったり いくつかの階段を過ぎて 最後にずっと先に少し灯りの見える道に進む。

Tozandou2 Kaidan

Hikari Kaidan2

もしやあれは・・・

きっと最後の階段だよ。

でも 前を行く人から歓声が上がらない。どうして?

階段を上りきった人から 暫くしてから後ろを振り返って歓声が上がる。

「すご~い」

まっすぐ尾根をありて来たと思ったけれど 少し左の方に回っていたらしい。富士山は左後ろに さっきよりももっとでかくどーんと鎮座ましましていた。

そしてここからの富士山は 静岡から見ている形とは違うけれど ながーい裾を引いて その裾には富士市方面が見える。海も見える。 船がゆったり浮かんでいる。 なんて言う景色なんだろう。 この横長の景色が見せられないのが残念。

FujisanCyoujyou 嬉しくて嬉しくて みんなご機嫌。 頂上広場を 熊さんの様にうろうろ歩き回る。

さて お昼ご飯。 今日はTさんのリベンジ味噌煮込みうどん

彼女前に みんなに「明日は私が味噌煮込み作るから みんなは何も持ってこなくて良いからね。」と言って 張り切って用意してきたの良いけれど 肝心のコンロを忘れて泣く泣くおにぎりをぼそぼそかじってお昼を終えたことがあるらしい。 どうしてもリベンジしたいと。。。

Lunch_2 と言うわけで 私は楽してごちそうにありつけたわけで 配られたものと来たら プリン どら焼き お汁粉 チョコレート 明太チーズカツオ サンドウィッチ おにぎり・・・

Tさんのリベンジも成功して おなかもいっぱい。富士山も美しい姿を見せてくれて 何もかも手に入れた私達は 子供のように笑い転げていた。

帰りは林道から帰ってみよう と言う○石さんの提案で 分岐から林道終点までまっしぐらに降りることにする。 行きに富士山が見えなかったので 林道からなら 時々見えるのではないかと思ったわけ

Bunki 分岐から 踏み跡のない 雪の中をとぼとぼ降りていく。斜面に良く見ると階段が出来ている。 

Gezanこのコースは山の斜面を直登に近いジグザグを繰り返して降りていく。 だから早い。 30分もしないうちに 登山道終点に着いた。只 ここから佐野峠までの距離はわからない。

だから結果として早いのかどうか? 只富士山がみえれば それで良しとしよう。

Rindou2 

Fujisan3

Fujisan5 これでもかって言うぐらい富士山載せちゃった。

ほんの少し場所かえるだけで違う顔しているんだもの。

20分ぐらいで先ほどの佐野峠に戻り 車まで アスファルトのつるつる道を降りていく。 とても道路を歩けないので山の斜面を駆け下り 安全なところはアスファルトを歩き そんなふうに繋いで 無事車に戻った。

今回白鳥山にはいけなかったけれど 私たちの生活圏から見ると 殆ど縁のなかった山梨の山に登って いつもと違う富士山に出会った。 長いことあえなかった仲間と山にいけたことも楽しい思い出になった。 ひょうたんから駒だったけれど 素敵な一日になったよ。 みんな有難う。

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長いなぁ 下山道 浜石岳

2008-01-18 18:00:00 | 山歩き

去年の春 青春18切符を使って浜石岳に登る計画を立てていた。 アスファルトの道を歩くのは嫌なので タクシーで標高550メートルの青少年野外センターまで行ってそこから150メートルほど登る。 帰りは歩き足りないのでさった峠までを歩いて目の前に見える富士山を見ながら駅に向かう。

そんな計画だったけれど あいにくの雨。 従ってその時はただ東海道を歩いての歴史散策となった。 いえ 正直に言うと桜エビ シラス食べたいコースになった。

正月明けジオンさんから富士山の見える山 と言われてこの山を思い浮かべたことは当然のこと。 前に坂本の方から登った浜石岳からの富士山は雲がかかっていたけれど でかくてなかなかだった。

18切符組ジオンさん 長さん そして豊橋からオモニ  安城からは車組 私とピーちゃん

由比駅で10時14分に待ち合わせ。 しかし 気分が重い。 なぜなら天気予報がとても悪い。 高速で一度富士山を見た。 大きくてでも ぼやっとしていた。 昼からは良くなるはず。でもどうしても 晴れることを期待できそうにない様子だった。

由比駅で私の車に乗り 青少年野外センターまで向かう。坂の傾斜が厳しいのと道が狭いのとでかなり緊張を強いられる。 途中歩いている人を発見。アスファルトの道は確かに展望は良さそうだった。天気さえ良かったら蜜柑畑の間を富士山や駿河湾を欲しいままにして歩けるだろう。しかし どうしても嫌だった。それに登山道は アスファルトの林道で何度も寸断されていた。

今思えば 間違った選択だったかもしれない。

ともあれ青少年野外センターに着く。れれれ? 工事中。 車駐められない。聞いてみるとしたの芝生広場まで戻って欲しいとのこと。

Sanbonmatu 三本松登山口から入る。いろんな登り方があるのだけれど ここでもアスファルトの道を避けた。 これを行くと青少年野外センターを通って但沼分岐に出る。

Hinokishokurin うす暗い植林帯を歩く。 なんだか天気はますます怪しい。小さな登りを登り切るとセンターにでる。 展望台がある。

まだ展望がある。

目の前に広がる駿河湾の海。 海が広がる景色になれていないので とても開放的になる。 

Surugawai_2    

センターでトイレを借りて再出発。 頂上まで30分ぐらいだろうか?

またまた植林帯

Tozandou1_2

分岐まで行ったら鉄塔に向かって歩く。 この辺りからますます天気怪しくなってきて 白い物がぱらり ぱらり

え~~っ? 雪? なんてこった

Bunki 鉄塔を越す辺りから もう真っ白で何も見えない。 すれ違った5人のグループが「降って来ちゃいましたねぇ」と早々と降りていく。 う~~

回りから木々が無くなってきて頂上が近いことを思わせるけれど 気が塞ぐ。

浜石の頂上は広い。 ちょっとした球技ができそうな感じ。とは言ってもここで野球なんてした 飛んでいったボールは何処へ落ちるんだろう? 大変なことになりそうだけれどね。

Cyoujoyu  Cyoujyoude

頂上では吹き荒れる雪に辟易として 証拠写真として集合写真を撮ったらそうそうに立ち去る。富士山は?・・・・

見えるはずが無い。

あ~あ 予定が狂うなぁ。 ここで富士山見ながら オモニのテールスープをいただくはずだったのに。

下りは分岐までもと来た道を急ぐ。 降りれば寒さも少しは和らぐだろう。 鉄塔まできて諦めて ザックカバーを付ける。 色とりどり。 何故か? 某市のゴミ袋が・・・ )役に立つんだってこれが 濡れた物を最後にしまったり ゴミを詰めて帰ったり・・・こんなふうに某市をアピールして歩く。フフフ 広告料 出ないかなぁ?

Kudari さて ここからさった峠まで 殆ど書くことができない。何故って 行けども行けども 桧の植林帯 一度も展望現れず 途中の立花池の道草以外は ひたすら歩くしかなかった。

それも 由比の町から見る稜線からは想像できないくらい 結構なアップダウンがあり 特に下りには気を使った。 緊張を強いられる 急な下りが多い。 岩場ではないけれど 両手を何度も必要とした。

Hamaisi 浜石岳を振り返る。頂上のあの団子の印が幻になっHamaisikudari1 て浮かぶ。

時々緑の散歩道も現れる。だからつい山に行ってしまう。Midori

Douhyou 何と! さった峠が上むいて浜石岳が下向いている。 ピークが幾つあったか?立花山 さった山と続くアップダウン 苦しい程では無いけれど だんだんみんな寡黙になっていく。

立花池分岐。 ネットのレポで 一つ目の案内からは遠いと書かれていた。しかしここがそれかどうかよくわからない。 いかにも立派な道標だったし 先ほど頂上近くで出会ったグループが 立花に降りるのだと言って右に進んだ。 行ってみよう。

しかしこれがまた遠かったんだよね。倒木はいっぱい通せんぼしているし 引き返すか・・・と思っても健脚ジオンさんは もう先を進んでいる。 しゃあないな。

Touboku Touboku2

やがて放置されたお茶畑らしき後に出て 明るい場所に出ると 左に折れる。 やれやれやたら遠いぜ。

伸びきった笹のトンネルを掻き分けて入ったらその先に小屋のような物が見える。 何処だ?池は?

後方左を指して 「あそこに水たまりのような物が見える。」とジオンさん。 水たまり?

そこへ辿り着くには更に回らないと・・・・ えいっとジオンさん 斜面を駆け下りていく。え~~? できるかな? かなり急な斜面だったけれど 枯れ枝や 枯れ草がクッションになって 何とか止っていられる。 大幅ショートカット ごめんなさい。

Tatibanaike Shamen

これが立花池。 感動と行きたいところだけれど 苦労してここまで来たけれど またピストンしなきゃと言う思いからか なんだか気が晴れない。 何しろ ここがまだ半分だというのだから。

相変わらず 植林帯を歩く。と あれれ? また立花池の案内が 見ると直ぐしたに池が見える。なんと言うこと・・・

聞いてはいたけれど これがそうだとは あまりにも近い道に案内の不備をぶうぶう言ってみる。 もう少し親切だったらな

やがて鉄塔に出会い少し開けた道にでる。 このまま蜜柑畑の登山道に入るのだろうか?

そんな甘い期待は見事に覆される。 さった峠への道は左に 暗い暗い樹林帯に入っていく。 Akaimi

Tettouhe2 もうずいぶん来た。 何時になったら蜜柑畑に出るんだろう? 

Gezandou 時々 樹間に海が見えるようになる。 真っ逆さまに落ちていきそうなぐらい海が近いことを感じる。それでも植林帯を抜けることができない。相変わらず きつい下りが続く。

竹林を抜けた辺りから すこしづつ 生活の気配を感じるようになった。 蜜柑畑近いらしい。そして突然 蜜柑畑が目の前に現れた。 もう少し もう少し

Tikurin

Umi

転げ落ちそうなロケーションだったけれど 先が見えたことで一安心。 降りたところで蜜柑を売っていた。 試食用もおいてある。 あまりに疲れて口が渇いたので 試食用を一ついただく。 おいしい。 本当においしい。

重いので買えないねと言いながら 一人ジオンさん代表で買う。 ごめんなさいね。右に少し行って さった峠へ向かう。 10分くらいか。 思いがけない雪で食事をする機会をなくしてしまったので 峠で場所を探す。 雨は降っていないけれど 風が強い。風を避けて海側の散策路に座り込む。 人がいないことを良いことにして・・・・

Lunchオモニのテールスープ コラーゲンたっぷりで冷えた体を温める。 長さんからサラダの盛り合わせ。 そのほかデザートやカレー 漬物 次から次へ・・・いつものことだけれどあんなにおなか空いていたのに 直ぐにいっぱいになる。

少しさった峠の散策をしたかったけれど 時間的にも 体力的にも無理があり 駅までがんばって歩くことに・・・

海は見えるけれど 見えるはずの富士山は・・・・あ~~ぁ

体力いっぱいのオモニが珍しく足を引きずっている。 ゴメンね。 時間的にそう何時間も歩いたわけでは無いのだけれど なんだか疲れた下り道だった。

タクシー見つかったら捕まえようと思っているうちに駅に着いてしまったので 私とピーちゃんとで 愛車を取りに戻る。

と 何とタクシーの右側に でっかいでっかい富士山が・・・ 夕方なので 少し暮れかかった暗い空に白く輝く富士山が 神々しく輝いている。 わ~~ぁ みんなに見せてやりたかった。「芝生広場からも見えますよ。」という運転手さんの言葉通り 富士山が

つるべ落としの夕暮れほんの数分で真っ暗になって それでも白く浮かび上がっている。 鳥肌が立つような美しい富士だった。 でも写真は撮れなかった。おもちゃのようなカメラじゃね。あの微妙な美しさはとれない。

Yui

みんなへのおみやげも残せず 悔しい思いをしながら 闇夜に光る町の灯りを眺めながら由比の町に降りてきたのだった。 富士山を見たいの思いでいった山は 天候に恵まれないと こんな思いをするのだろうか?

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天狗つながりの 癒しの山 碁盤石山 天狗棚

2008-01-15 18:00:00 | 山歩き

先週の足の痛みは 少し和らいだ。 今週は山の鉄人とも言うべきジオンさんと一緒だから 足引きずっているわけにはいかない。 優しい山を選んで足慣らしをしよう。 そう思ってまたまたピーちゃんを引きずり込んだ。

さて選んだ山は碁盤石山。 お弁当持ってふらりと登れる優しい山だ。 ピーちゃんが以前行ったとき 雪がとても綺麗で良かったけれど 展望無くて あんまり印象無かったって・・・

え~~っ? あんなに素敵な山なのに・・・・

と言うわけで 碁盤石山の 別の顔を見せたかった。 飯田街道を北上して 稲武から右に折れて設楽の方に向かう。アグリステーション名倉を過ぎたら もう少し よくわかる看板がおいでおいでって呼んでいる気がする。

山の中走ること数分。 これもわかりやすい登山口。ちょろちょろ流れている水から立派なつららが まるで刀みたいだよ。

Turara 登山口からしばらくは 深い山の中に入っていくみたい。 それが5分もしないうちに見事に裏切られる。 あれぇ?

Jyurintai  

何もここまで切らなくてもと思えるぐらい伐採された桧の林は お日様がいっぱい入ってまぶしい。これは枝打ちもしっかりしてあるから 育てているんだね。

Bassaiti

Onehe

まだ伐採されていない木々の間を登っていく。 ほんの一汗で尾根につく。 見事な裏切りだ。ここまでは暗い暗い樹林帯。

ここから胸突き八丁と書いてある。全部で310段あるらしい。 可愛らしい胸突き八丁。

Munatukihaccyou

 確かに振り返ると急だなって思うけれど 直ぐに樹林帯を抜けて笹が足もとに目立つようになると 林道にであう。いつも本当に310段かと思って数えながら登るけれど いまだに成功しない。 鉄塔が建っているので 実はここまで車で上れる。 お弁当持ってランチだけに来るならそれも良いかも。

ここからの道大好き。

冬枯れの山は 青空に白い木肌が映えて 美しい。 山にいるの忘れそう。こんな所にいると何時までも帰る気がしない。

Fuyugare2

そのうち 足もとが笹で見えなくなる。 おかしい 前はこんなんじゃなかったな。 冬は人があまり来ないんだろうか? こんな素敵な空間なのに・・・ と思っていると 天狗の庭に出る。

この山の由来になった碁盤石の形をした巨石が転がっている。 ここも春には もっと綺麗な日本庭園の様だったけれど 何故か 笹が育って覆い尽くしていた。 

Asebi Nagura

アセビが 花の芽を付けている。もうすぐ開花だ。

ここからは名倉のがよく見える。 南に山並みが広がり 本宮山も確認できる。

しばし立ち止まって眺めていたけれど 富士見岩の方が 山が見えるかな?と言うことで先に進む。

Midori ここは冬枯れの景色から アセビのトンネルに入っていくのでちょっと緑。 気持ちいい。

富士見岩の分岐で右に数メートル 草の根に足を引っかけそうな 笹藪を分けて行くとおおきな岩。 富士見岩と言うくらいだから 富士山見えるのだろうか?

東三河から いろんな所から富士山が見えるので きっと見えるのだろう。 あいにく お天気良いのだけれど 富士山ありそうな場所だけ 雲が湧いている・・・・

Myoujin三ツ瀬明神 鹿島 大鈴 岩古谷 鞍掛 少し奥に 宇連山 鳳来寺山 富幕 等 知っている山 登った山が 確認できる。 ずいぶん沢山のぼったんだなー

でもまだ山はいっぱいあるぞー 南アルプスの端っこも見えている様だ。

なかなか動けない。 ランチをここで食べようと決めて 一応頂上まで行くことにする。 近いからね。

元東屋があった広場を過ぎ 辿り着いた偽頂上を左折。(前はここが頂上だと信じていた)先を下って 一登りしたところが頂上。 頂上は展望が良くない。 途中樹間に中央アルプスや 御岳 ひょっとしたら白山? 白く輝く美しい山並みが見える。 カメラの調子が良くなくて 映らなかったけれど

この二三日 うちからでも輝く雪山が見えて 興奮していたので 嬉しい。 蛇峠山 大川入山も見える。 もう少し もう少し・・・ あの山が無かったら・・・ あそこまで行ってみるか・・・それが天狗棚だった。

戻ってランチ。 相変わらず富士山は見えないけれど

Odenlunch 今日は おでん 稲武の道の駅どんぐりで買った 古代米のお赤飯(これはおいしい) 漬物 サラダ

連なる山並みを眺めながら至福の時

なかなか帰りたくなかったけれど 何時かは帰らないと・・・思い腰を上げる。

帰りに 茶臼山の方に寄ってみることにした。

実はこの天狗だな 茶臼山高原道路からだと15分か20分で登れるらしい。 それが良いとは思えないけれど 時間が無いときはそんな歩き方も良いな。 どこから登るのかな・・・その場所も見ておきたかった。 

そして何より もっと中央アルプスの見える場所が無いかな?って思っていた。

有料道路 殆ど通っていないのに 250円払って 面の木園地へ車を駐める。天狗棚まで20分。いろんなコースがあるらしいのだけれど 展望台に行きたかったので まっすぐ登ってその後右に 長い長い山を巻いて行く。 少し登ると天狗の展望台。

Aozora Tengudana2_2                       

景色は 碁盤石山にとても似ている。 伸びやかで優しい感じの山。 でも展望台からの景色は期待はずれ。何故って見えたのは 設楽の里の少し北が見えただけで あこがれの中央アルプスは 方向が違っていた。

ここから頂上まで ずっと尾根を歩く 歩いても歩いても 展望無し。天狗さんの お庭はとても優しい山だったけれど もっと遠くの山も見えたら もっと好きになったのにな。

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足を引きずり 道樹山

2008-01-08 18:00:00 | 山歩き

去年 明王山に行ったとき なにげに靴底の見せあいをしていたとき

「どらさん その靴は無いわ。 つるつるじゃん。」 えっ? みため綺麗だし 回りのゴムが剥がれはじめていたものの ボンドで貼ればいいやぐらいの気持ちでいた。 靴底も溝はしっかりあると思っていた。 ところが指摘によると かかとの部分が駄目なのだと・・・・あ~ぁ 道理で あんな所で簡単に転んだはずだわ

歩きやすくて大好きだった靴だったけれど これは 簡単なハイキングで使うとして(まだ履くんかい?)正月明けに モンベルへ行く。 気になっていたwknさんの 絵も見てきたかった。お店の人に足のサイズも測ってもらって 完璧な靴を買ったはずだった。

その時 指の付け根が少し固い気がして 気になってはいたけれど 立って歩けば気にならなかったので 山に行きたくて仕方なかった。

ピーちゃんから 「火曜日 お休みとれるよ。」とメールが入ったのはそんな時 「何処にしようかな?」 暫く考えて 道樹山 弥勒山縦走を考えた。 車で出かけて 帰り中央線で車を回収に戻ろう  来週浜石岳に行くので 足慣らし

定光寺駅並びの狭い道の脇に駐車場があった。観光客 東海自然歩道散策の人用らしい。 あら 何と親切なこと  トイレも完備。 多分昔はホテルや旅館用だったけれど 今では訪れる人も少なく 使ってくださいと言うことか・・・ ラッキーな事に そこは登山口の真ん前。

Jyoukoujitozanguti

全行程10㎞以上あるので 何処でどう行こうかと迷っていたけれど 決心がつく。 とりあえず 外之原峠 桧峠を越して 長い階段を上って道樹山へ行く。 そこから弥勒山まで行って 内津峠まで行くか 植物園へ降りるかは 様子を見てから・・・ 決めかねていたのにはバスの運行状況がわからないと言うこともあった。

入り口で これからの行程が東海自然歩道の一部であることがわかる。入り口には中央線を作ったときの犠牲者を慰める碑が建っている。 今でこそあまり聞かないけれど 昔は犠牲者が後を絶たず 人柱を立てたなんて話もある。 今の中央線はほんの少しだけ奥に入った所にあった。 丁度上を ごーっと音を立てて走る。

Sizenhodou Kouen

道はとても整備されていて ちょっと多すぎるくらい 東海自然歩道の案内がある。 ベンチや東屋も いっぱい。

この公園から ロッククライミングの場所が見える場所があるらしいのだけれど 気付かずに先を進んだ。 御岳神社。

そう言えば登山口に鳥居が立っていた。 ここまでは山というよりは 里の散策路。

御岳神社の前には 神主さんが作られたのだろうか? 木の切れ端を利用した かわいい 狛犬代わりと思われる犬君がこちらを見ている。 首の傾き加減が可愛い。

Jinjya_2

無事に帰れることをお祈りして 次に進む。 車も通れる広い林道を歩いているうちに やがて 山の中に入っていく。

Tozandou1

うす暗くて 鬱蒼とした 山道だったけれど 冬とは思えない暖かさに うっすらと汗をかいてくる。

展望は全くないので少々退屈

地図で確認したら外之原峠は近いはず。 そこまでは序章と思っていたから 気にはならなかった。

Tozandou2 両側にシダの目立つ登山道は 夏ちょっと嫌だな。 にょろにょろさんが 横断しそう。

それにしても静。 外之原峠は 車も通れる道だし 低山だから 車の音や 町の気配が聞こえてきても不思議は無かった。おかしいな。

やがて道は下り出す。Hashi

あ これで 外之原峠近くやね

そう言って るんるんで降りたはずなのに あれ? 行っても行っても気配が無いぞ。

結局小一時間歩いたら 突然現れた 車道。

林道と変わらないぐらいの小さな道。 車も通らない。 そりゃ静かなはずだよ。 ここにも2-3台なら車駐められそうだな。

「名前無いけど 立派なピークだったよ。 足慣らし山と名付けよう。」

外之原峠から ほんの少し左へ降りて直ぐに緑の鉄階段。ここから桧峠へ向かう。一時間弱の行程らしい。

おやおや 思ったより急登だよ。 侮る無かれ。400そこそこの山だから来週の山行きの足慣らしって 思っていたけれどね。

でも ここの道はわりと好き。 少し我慢したら尾根についたのだろうか 道はゆったりしてくる。 時々緑のトンネルができていて 気持ちよい。

ZoukibayasiZoukibayasi3 しかーし  時々マムシ注意  の看板が目立つようになる。

やっぱりぃ

どうやって注意するの? この山は 冬来る山だねぇ

どこかからマムシが飛びつきそうな気がして ついつい足早になる。

やがて何処まで続くのか先が見えないくらい急降下の階段。

あ~ 折角汗かいて登ってきたのにね。

Ookudarikaidan大下りの後は ゆったり登ったり 降りたり 時々マムシ注意。 あちこちにベンチもおかれていて いかにも東海自然歩道。 暫くすると 真新しく修繕された橋を越して そこが桧峠。これで更に 一時間ほど来ただろうか?

Marukibasi ここでアスファルトの道を右に登っていく。 工場を越した辺りに この登山道の特徴である 緑の階段が待っている。

ここから40分ぐらいで 道樹山につく予定。

しかし 二度も道路を横切るとは・・・・ 想像していなかったよ。

ここへ来る少し前から 足に異変を感じていた。 いたいの。 足首が痛くて 特に下りでは 時々激痛が走る。こすれた感じではない。

ん? 見ると靴の素材が固いので 丁度足首とハイカットの部分が当っていて ぎゅうぎゅう押している感じだろうか? 腫れている。 なんと言うこと・・・ 

桧峠からは 名物?長い長い階段が待っている。  急では無いけれど 一体何処まで行くの? 急ではないと言ってもきついぞ。へたり込んで 足の手当をする。 何かの為にと思って包帯を持っていた。 当っても痛くないように足首にぐるぐる巻き付ける。 きつくなってかえって駄目かもしれない。

Kaidan Kaidan2

ぼつぼつと行き交う人が出てくる。 みんな散歩の様に身軽な格好だ。

したから エナメルのダウンを来た紳士が登ってきた。

道樹山までどのくらい掛るか聞いてみる。私が足を痛めていることを知ってか 道樹山まで行ったら もう引き返した方が良いよとおっしゃる。

うーん 悔しいぞ いや それより 今まで来た道のりを思うと どうにも戻る気がしない。

ベンチで少し休んで 先を進む。 もう内津峠まで行くのを諦めて 植物園に降りることを決めていた。 それにしても 道樹山までは行かないと  後20分

道はなんとなく左の方に登っていく。 最後の登りだろうか? エナメルの紳士の姿が小さくなっていく。登りは少々楽とは言っても どんどん傷みはひどくなる。 骨が折れる? わけないか・・・・でも疲労骨折っていうのもあるし。。。。 疲労するほど使ってないって

やっとの思いでついたのは御岳神社。 あれれ? まただよ。 一体幾つあるのやら?

Dousojin 道樹山山頂がどこかわからなくて暫くうろうろしていたけれど どうやらここらしい 429メートル。春日井市内では 弥勒山についで二番目に高い山だそうで  しか~し いまは そんなのどうでも良い

植物園への道は?

御岳神社から細野キャンプ場に降りる道があって 東屋が見えた。 こちらへ降りても 近そうだったけれど 降りたときの 交通のアクセスを考えて 植物園にこだわる。

更に下って登ったところが弥勒山らしい。 植物園へは 途中から道があるので そこから25分だよ と言われていた。

何とか頑張れそう。

途中で木々が取り払われ 展望が良い場所があった。この日は霞んでいて 良くは見えなかったけれど めざしていた内津峠が見える。 先客のおじさんが ポケットから三枚の写真を出して見せてくれた。 御岳 中央アルプス 伊吹 白山が見えるらしい。

「黄砂やねぇ」えっ?本当? 藪を掻き分けて単独でひょこっと登ってきた女の人が自信たっぷりにおっしゃるんだけれど

写真の御岳は 富士山の様に裾野が広がって とても美しかった。 足を休め 遅めのお昼にする。 ピーちゃんが雑炊を作ってくれた。私はお汁粉。 結構長い道のりだったから おなか空いていたらしい。 珍しく ぺろっと食べてしまった。

さて ひょこっと現れた藪は植物園には近いらしいけれど 歩きにくいからもう少しだけ弥勒山の方に行って 分岐で降りた方が良いよ と言われるので 従う。

藪は 季節にはマムシの宝庫らしい。 ここでもか

足の痛みはピークに達し 写真を撮るゆとりも無く ひたすら歩いてきた。 いつもならイライラするような 殆ど高低差の無いようなだらだらの道も この時ばかりは ありがたかった。

つまらない山歩きになったのでは無いかとピーちゃんには申し訳ない気持ちで いっぱい。

さて この足 この靴どうしよう?

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今年は・・・

2008-01-02 13:17:57 | 日記・エッセイ・コラム

去年 山登りのレポートをまとめてからと思ったのに 時間切れで できず。 落ち込んでいます。

一年をきちんと振り返るゆとりも無い年だったのかな?

今年 娘が嫁ぎます。

私は 今更ながら新しい事に挑戦します。 とても難しい事なのかもしれないけれど 歩き出したから がんばるしかない。 協力してくれる会社に感謝して がんばらないと 

しかし 同じ文章を何度読んでも 理解できない回転の悪さに がっくり。 難しい薬や成分 病気の名前に 仕組みに 副作用に  頭 爆発しそう。

どうなるんかなぁ?

山遊びはできるのだろうか?

娘をきちんと出してやれるのだろうか?

不安いっぱいの 船出です。

今年もよろしく御願い凍ます。

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