Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

茗荷

2006-09-23 00:12:41 | 食・レシピ

茗荷 元々好きではあった。でもかなり高いものだし それを食べたからと行ってそうおかずになるわけでもない。

ところが今年は茗荷にはまった。

娘が テレビで見たと言って教えてくれた茗荷と胡瓜の漬け物。

胡瓜を縦に切り込みを入れて そこに茗荷の千切りを刻んではさみ 昆布だしの付け汁につけると言うものだった。

美味しそうだね?

やってみた 昆布を敷かないで 塩昆布をまばらにかけて そこに朝漬けのもとなる液体を少しかける。 容器を時々降ってまんべんなく 液体につかるようにして朝を待つと 中丁度サラダ代わりになりそうな浅いつかり方で美味しい。

胡瓜と茗荷のしゃきしゃき感が なかなかである。 彼女はこれをお弁当にまで持って行っていた。

最近は 切り込みを入れて舟形にしなくても良いんじゃない? と言うわけで 胡瓜を粗めの小口切りにして茗荷と塩昆布を混ぜてつけ込む。

毎日の寝る前の日課

そんなことを知った おばさんから茗荷が届いた。段ボールにいっぱい。

山の中では茗荷はいっぱいあって 取っても取っても育つので もったいないと思って取ってはその処置に困ってしまうのだと言う。

こんな嬉しい話は無い。 もちろん おばさんは 少し気を遣ってそう言ってくれたんだろうと思うけれど それにしても凄い量。

なまで食べるには 限界がありそうなので いくらかを酢漬けにして 残りは刻んで冷凍 少しずつおみそ汁に入れられそう。

秋の茗荷は大きいんだって。 ぽんぽんしたまん丸い茗荷を見ながら なんだか幸せな気分になる秋の入り口。

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山小屋の一日

2006-09-14 00:18:40 | 山歩き

週に2度は山に行っている・・・と威張っていても 山小屋体験が無い。

テント泊はもちろん無い。 強いて言えば 高校生の時 バンガローに泊まったことがあるくらい。 後は近い物で貸別荘。

こんな風だから 山歩きはいっぱいしていても できる行動範囲が自ずと限られてくる。

家から日帰り もしくは 登山口近くのホテルからの ピストンしか方法が無いのだから

どうして? 山が好き 自然が好きとか行っても お風呂に入れないのは嫌だし 百歩譲ってお風呂は我慢できたとしても 前後互い違いに寝なくてはいけないような環境で寝ることが 私にできるかどうか・・・ 只でさえ 環境が変わるとちょっとしたパニック発作を起こしてしまう質である。要するに えせ山女なんです。

今回 燕岳に行くことで初めて山小屋泊まりを経験した。

怖かった。 考えられる薬を全部持ってでた。

まず喘息の 気管支拡張剤(殆どでなくなっているけれど もしもの時は 病院まで行けるわけもなく 下手したら・・・ 迷惑もかけられない。) および発作時の吸入器

これを書いた時点で そんな奴は山へ行くなと叱られるのを覚悟の上でかく。

ひざを悪くしないように 沢山の湿布とサポーター二種類(中に履いて 更にひざが動かないように ズボンの上から押さえた) 痛み止め 

高山病対策に 酸素と 先の痛み止め(今まで頭いたいと訴えている人しかみたことなかったので 当然頭痛がくるのだと思っていた。

気休めの ひざのためのサプリメント  アレルギーを抑える薬 筋肉の強張りを押さえる漢方薬

体は 一昔と比べたら ずいぶん丈夫になっているので 殆どが気休め。持っていることが大切だった。

これだけ用意したら 山小屋の不便さにも きっと耐えられる・・・

そう思って出かけた山小屋だったけれど・・・

Enzansou

したから見上げた山小屋は 高原に建つお洒落なホテルのよう。あらら なんとまあ

ビールも飲めるって言うし ケーキや珈琲もあるって・・・ インスタントでは無いよ

値段もそう高くない。 これにはびっくりしてしまった。

食事は美味しかった。 1日目は 本当を言うと 高山病で 吐き狂いまったく食べられなかったので あまり感想は言えないのだけれど 肉じゃがや おみそ汁 漬け物 肉の軟らか煮 杏仁豆腐 その他色々

山小屋の人々の心づくしが並んでいた。

朝ご飯はすっかり元気になって その味を堪能できたんだけれど これも下手したら自分家の朝ご飯よりも良いかも・・と思えるお皿。

Asagohan 途中おにぎりですましている身にとっては この心づくしのご飯は 何ともありがたい話だった。

ひとつだけびっくりしたことがある。

上下互い違いに寝ると聞いていた部屋は ここではそうでは無くて 部屋が二段に切られていた。

二段ベッドの 歩くところも無駄にできないとばかりに 部屋が区切られている。 私は下の段

潜り込んだとたん 息苦しさを感じた。 閉所恐怖症の私は どうも怖い。

着替えをしようにも手をあげれば 天井に届き うっかり立とうとするなら 頭を思いっきりぶつけ 床は床で 3センチほどの段差があって 指をぶっつけ・・・

移動は 四つんばいに慣れるのに ずいぶん時間がかかったこと

お布団 面白いことに 半分のサイズなの 幅がだよ

だから 人と取り合いになったり 隣のお布団がじゃまになるって事が無くて これは合理的なのかなぁ?と思った。

部屋の不思議な切り方と特注サイズのお布団 これがあるから 少しの不便で 快適な山小屋生活楽しめたのかしら? 心配していた睡眠も しっかりとれて どっさり用意した薬も殆どが使わなくて済んだからね。

Keki 最後に 珈琲タイムまで 味わって テラスで アルプスの山々を見ていたら やっぱり又来たいなって思ってしまいました。

コメント (18)
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野ボタン

2006-09-13 00:04:10 | 日記・エッセイ・コラム

野ボタンの花が咲いた。 今年初めての花

野ボタンの花を知ったのは 何時だったろう? 私はあまりボタンの花は好きでは無い。 綺麗だけれど でかすぎて これでもかっって言われているみたいで・・・

父が色紙に野ボタンの花を書いてくれた。 墨のかすれに咲き乱れている青は とても可憐で美しかった。その色紙を 義母にあげたら どこかに行ってしまった。

そんなこと言えないで困っていたけれど 父ははがきも作ってくれた。その中に 野ボタンがあった。 どんなに嬉しかったか?

Photo この花は 私に縁があるらしい。

近江の長浜に出かけたときに 山野草をいっぱい扱っている小さな花屋さんに出会った。 軒と隣とのわずかな透き間に花を置いているような店だったけれど そこにあった青い花を直ぐに野ボタンだと解った。

思ったよりは大きな花だったけれど やはり清楚で可愛らしい。 高貴さも漂う。

鉢植えで500円

迷わず買った。 電車に乗ってうちまで運ぶことを考えたら 少々面倒だったけれど やはり欲しかった。

そんないきさつのある野ボタン

去年は強い風に 葉を取られ もう駄目かと思うほどダメージを受けた。

もちろん花はもう咲かなかったけれど 今年は 早くから先に青い花芽を付けているのを 楽しみに見ていた。

思ったより花が咲くまで時間かかったけれど 今朝咲いた。

今年は 特に良く茂っていて 楽しみ。 Pi01005175 父との思い出の花 野ボタンは きっと何時までも私のそばで 季節の移り変わりを教えてくれだろうな。

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石垣の町 坂本

2006-09-07 00:22:03 | 旅行記

18切符の期限が近づいた。 山歩きに忙しいこの頃 なかなか昔みたいに出かけられない。 あと二枚を ピーを誘って出かけることにした。

できれば少し山歩きも入れたかった。

光秀ゆかりの町坂本にしよう。 そこからケーブルで延暦寺へ行って 歩き倒そう。 もし駄目だったら 坂本の後 志賀まで行って琵琶湖バレーから 鳳来山 お手軽山散策も良いな。

そう意気込んで出かけた。

坂本の町について観光協会に行って資料をもらおうと思ってびっくり

年二回の ロープの張り替えを今日から三日間やるのでケーブルカーは運行していません。 なんと・・・ 山歩きのつもりでいたからトレッキングシューズでいたし よし歩いて登ろう

でも直ぐに気が変わった  登りに1時間半 下りに1時間としても 往復2時間半の時間はひたすら山登り  今日の目的は 坂本の町や 比叡山延暦寺にふれること

あら時間足りなくなっちゃうじゃん。 それに私は週末に燕へ行く予定をしていて ひざの心配から 一週間絶対山には行かないで静養すること・・・と約束させられていた。

止めよっ 坂本の町を堪能しよっ!

060905_280

城作りの名人 明智光秀が作った町。 信長に焼かれて 消えてしまった町を 復興させた光秀の町。 穴太衆と呼ばれる石垣作りの名人達の見事な技による 石垣を持った町。 延暦寺の門前町であり 延暦寺で修行した僧が里に降りて宿坊を持つことを許され作った立派な建物 どれも石垣の上にどっしりと構えているので お城みたい。

坂本の町を 鄙びた古い町と想像していた。

光秀を何となく好きで 昔誰かの小説は光秀の死を惜しんで 天海僧正を本当は光秀なのだという空想で書いていた。面白かった。 岐阜の明智までも行った。

何も見えてこなかったけれど・・・

静に佇んでいると勝手に想像していた町だったけれど もの凄いにぎわった町だったに違いない。 水が美しく輝いていて 水量豊富で 石垣と土蔵の壁の色もよく合い 気持ちのよい町だった。

日吉神社と 西教寺 竹林院を回っただけで 夕方になってしまった。

光秀ゆかりの西教寺は良いお寺だった。 琵琶湖を見下ろす高いところに作られている。その様は 気高くさえもあった。

060905_374

そして とてもユーモアあふれるものも感じた。 ここのお守りでもあるのだろうか? 猿の瓦の作り物が屋根のあちこちにある。

「おめー よー来たな」

「ほら 赤ちゃんおおきくなったろう?」

「一緒にお詣りだよ」

いろんな仕草の猿。 それを見て回るだけでも ほっとして 心ゆるんだ。

お寺の格式って 本当は何でできているんだろう? 

静に読経をする 坊さんの声を聞きながら ふとそう思った。

コメント (6)
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