Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

躑躅の山

2007-05-29 00:53:00 | 山歩き

しつこく躑躅を追い求めて 奈良県くんだりまで・・・

神野山  奈良時代に行基が開いたと言われる古刹 神野寺があって 頂上は 展望台を中心に 躑躅が360度植わっている。 つまり作られた公園である。619メートルの標高があるけれど 森林科学館がある駐車場は 496メートルだかあるので 標高差120ちょい

無理して行かんでもいいやろー 

そうも思ったけれど 行って見ないと解らない。 KさんとYさんと ゆっくり歩くことにする。上にめえめえ牧場もあるらしいよ。 めえめえって 羊? 山羊?

車道を少し行くと 塩瀬地蔵が  どうして塩? 昔塩でもとれたんだろうか?

道標を見てもそんなことは書いてない。 近くに伊勢街道が 通っていること だからみんなが旅の無事を祈ってお参りしたこと 手水の水が目の病気に効くと言うことで みんながここでめを洗ったことが書かれている。

Siozejizou 更に進むと 鍋倉渓

何だろう? これは 初め鍋倉山に関係あるのかと思っていたけれど 少々離れている。

大きな岩がごろんごろん 黒っぽい岩は 角閃斑レイ岩というらしい。 この岩が 川の流れの様に 上から下まで ごろんごろんつながっている。

岩岩のしたに流れる伏流水は鍋倉渓湧水として山との名水にえらばれているらしい。

天の川を模した建造物との説もあって 本当の所は解らないみたい。

Nabekurakei Nabekurakei2

登り切ったところに 大きな天狗岩。

この岩の東面に アルタイルの絵が描かれているようだ と書いてあったけれど 私には何度見ても解らない。 それでも 本当だとしたら さっきの鍋倉渓と言い 星に関係がある山のようだ。

Tenguiwa_2

何度も 頂上を示す 道案内に惹かれるけれど 我慢我慢・・・直ぐに終わってしまいそうだもの。

Kounokaidan

まっすぐ行くと 開けたところに出て 直ぐにめえめえ牧場へ着く。

羊せんべいがある。 130円

何でも口にする Kさん 「おいしそう」と言ってこりこり  え~~っ  反応無い。 でおいしかったの? 「ふすまの味がした・・・」 ぷぷっ 道理で 静だったはず。

しばし 羊さんと遊ぶ。

顔と足の黒い羊がいた。 グルーミットみたいで可愛い。

発見 羊の目は まん丸では無いのだよ。 違っためはまるいけれど 真ん中の目玉が 一文字なのだよ。 どんな風に見えるのだろう? ちゃんと見えるのかな?

Gurumitto Hitujishokuji

ここから頂上までは近いけれど 歩き足りないから 北野の集落まで 降りる。 「降りるのは良いけれど 集落は 海抜 100メートルなんて事無いでしょうねぇ?」 「そんなこと無いよ 凄く小さな集落らしいもの」「こんな所に住んでいるって 平家の落人だったりして」 そんなことを言いながら歩いていると目の前に棚田や 集落が見えてくる。 確かに高地にあるけれど みんな立派なお家ばかり

「平家の落人の家は でかいねぇ」ははは 勝手に決めている。 里に突き当たった所で 北野天神社による。 見た目小さな集落にしては 神社は大きかった。 どの家もこぼれんばかりの花でいっぱい。

里の軒先をかすめるようにしてまた登り返す。 里人が農作業に精を出しのどかな景色。やがて道は林道から登山道に入る。 こちらの登山道は北野口というらしい。

さて 登山道の花達

Kounohana1 何だろう?綺麗とは言えないけれど なんかの花の終わりかけ?

Akatumekusa

アカツメクサ

爪は無かったけれど きっとアカツメクサ

Amadokoro

アマドコロと思うのだけれど

いっぱい咲いていた。

Hitorisizuka_1

Kiwi_1 

農家の畑の傍らに キーウィーの花が 咲いている。Yさんに教わった。 でも実が1個もついていない。 花を摘まないで 放りっぱなしだからだって

Sirobanatatunamisou   白花のタツナミソウではないかって・・・

Koajisai Yさんは シモツケではないかって言うんだけれど これは コアジサイでは無いかと思うの。シモツケは薔薇科だけれど この葉っぱはどっちかというと 紫陽花の葉に似ている。

粉が吹いたような花だし・・・ さぁ どっち?

Kさんは 道ばたの草や実を片っ端から口に入れて確認する癖がある。 サクランボに似た実を 口にして「にがっ!」 スイバの葉っぱを食べて「しょっぱい」 

「しょっぱい?」 酸っぱいのでは? ねぇ ねぇ 危ないよ 山野草は 結構有毒なものが多いらしいよ。 即成仏では無いかもしれ無いけれど・・・・ 早く水で流して・・・・

「道理で 最近 おなかの調子が悪いのよ。」って  ねぇ Kさん 長生きしないとね。

登山道は そう厳しいのぼりも無く ゆっくりゆっくり登っていく。両側は 谷の様だけれど 鬱蒼とした木々や 草で よく見えない。 ただひたすら一本道を上るだけ。

Kitanotozandou2え~~っ?

ホームページに私が載るの?と二人。

載せるときは解らないようにするよ と私。 でも出演料いるかな? サルトリイバラのお餅一つで買収。 Kitanotozandou

三本の倒木あり。一つ目はくぐる。 ヨイショ。 ん? あれ? やっぱりリュックが引っかかる。 四つんばい

二本目は 跨ぐ。 朽ちているので どうって事は無い。

三本目も 跨ぐ。 三人とも足が長いので どうって事は無い。証拠写真は無い。

三本目の障害物を 乗り越えて少し行くと どこかから声が聞こえる。頂上が近いらしい。

Kitanotozandou3 Kitanotozandou4

やがて木々のトンネルを抜けたところに 開けた頂上が現れ 躑躅の大広場が・・・

満開のときは綺麗だっただろうな?と想像が出来る位の躑躅は残っていた。 一面躑躅   何人かが 散策中。  おなかすいたよ~ と言うわけで 展望台に登る。 お~~ 終わりかけの躑躅も 上から見下ろすとなかなかだわ。 

Tutujien2Tutujien3 Tutujien4

 

Tenboudai お天気 黄砂の影響で良くないと思っていたけれど 思ったより遠くまで見える。でも 地理がわからないのでふぅんって思うだけだけれど。。。

梅の里月ヶ瀬の近くって事は解るんだけれど 

風がでてきた 吹きさらしだもの当たり前。 震え上がりながら 降りて下山を始める。 

茶畑を通って神野寺を経由 木工館から駐車場 及び森林科学館に戻る。

神野寺は由緒あるお寺。 威厳より優しさを感じるのは私がならのお寺に感じる共通の感じ。

ふつうのお家のお庭の様に丹誠込めた花々が可愛い。

花シリーズ第二弾

Mamusisou マムシソウ

葉っぱこんな上の方に あったかなぁ?Kounohana2

Taniutugi

タニウツギ

Momijibaby

紅葉の赤ちゃんがいっぱいそだっている。

この中で一体どれだけの木がそだつのかしら?

Tukubaneutugiha 面白い花だね?って思ったけれど ツクバネウツギの顎が残ったものかも知れない。

神野寺は本道から少し外れている。

Kounoji

お寺を出てから お茶畑を横目に見ながら もう一度登山道に入ると いつの間にか木工館からグランドに出る。  そこが 森林科学館  全行程7.5キロぐらい。疲れもしないで のんびり 馬鹿なことを言ったり 草を食べて青くなったり おかしな一日だった。

Tutuji1 Tutuji2

Tutuji3 躑躅色々

Azami_2 Yamabousi

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無事?終了・・・・か?

2007-05-27 23:50:45 | 日記・エッセイ・コラム

京都の山奥から(ごめんなさい)はるばる ご挨拶に来てくださる日が今日。

やっと 先に進める。 

初めて出会う 向こうのご両親にどきどき。 娘の情報は実にいい加減。

「あのね みんなとても気楽に考えているから普段着で来るかも知れない。」

「まさかぁ 」「でもやりかねん」「あのね 今日あなたと私が それぞれに訪問着を着て 料理屋も 私たちの考えられる範囲では最高の所を準備して お迎えしの準備をしている。これは相手に敬意を持って 今日の訪問をとても大事に考えているからだよ。 若し本当に普段着でいらしたら 私はそう言う考え方のお家にあなたをやるのは とても不安だよ。」

「彼は 相手の父親に会うときに言う言葉みたいな本を読んでいるって言っていたけれど。 お父さんが買って部屋に置いていったって。」

何となく 笑える。

「もしも うまく言えなくても そう言ってみんなが準備をしていてくれるなら そのことで 安心できるよ。」

そんな会話をしてお迎えした。 わが家のマンションの改造工事によって とても家に入ってもらえそうにないので 料理屋へ。

ほぼ時間に到着したご一行様。 あかるいお母様と いかにもお坊さんと言うお父様 にこにこして頭を下げられる。部屋に入って 座布団を外してお互いに座っている。

・・・何の話も出ない。 あれ? 家族の紹介のし合い。 わかってますけどぉ

紹介が終わったら みんな早速席に着いてしまう。 何だかなぁ? 食事は和気藹々と進められたけれど 一度も 娘をくださいの話は無し。

お父様が 「私も知らないでいてねぇ (娘と食事したことあるでしょ?)いつまでも独り身だから そろそろ結婚させようとして見合いの話を進めたら 突然 身を固めたいと言うからびっくりしてね」

「でも うれしかったねぇ」とお母様。

そんな話の間も 彼はにこにこ笑っているだけ。 何と・・・ 今更怒ってみても仕方ないし 話は結婚の言葉は出なかったものの 何となくそんな話になっている。 ま いいか

話は弾み とてもあかるくて気持ちのいいお母様だったし。 妹さんは べったりでもなく それなりに娘とは合いそうだったし お父様も話がうまくて惹きつけられるものをお持ちだったし・・・特に反対する理由はなさそうだったから

最後に 「息子の事よろしくお願いしますね」と言われ これってやっぱり結婚のお願いの言葉? 

これから先 うんざりするくらいの イライラが出るんだろうな? 仲人を立てないというのは よさげで 問題あることに気づいた。 言いたいことがストレートになるので 我慢するか腹がたつしかない。 間に人が入ってくれると 難しい問題も 案外スムーズに片付く。

自分の時 親がしてくれたことを思い出しながら あまりの違いに これは時代なの?と 思う。

夜 家に到着された相手方から電話が入った。 「娘さんをいただきに伺ったのに 肝心なことを言い出せなくて申し訳ありませんでした。」と一言を添えての お礼の電話だった。

コメント (7)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今どきの結婚式事情

2007-05-26 00:36:00 | 日記・エッセイ・コラム

娘が結婚する。 まだ先の来年春のことだけれど・・・

最初二人で ゴソゴソ結婚のことを相談しているので「相手のお家から来てくださいとも言われていないのに 結婚するって決めていても・・・ 向こうのご両親はなんておっしゃっているの?」というと 「好きにしたら良いよ」

と言われたのだという。

単純考えると 楽でいいやと言うところなのだろうか? 

二人の計画では 結婚式はやらない。 ○都の料亭で親戚を呼んで お披露目兼ご挨拶をすれば良いのだという。 もっとも相手の人は お坊さんで 檀家さんを集めての披露宴の様なものもあるらしいので 気を遣ってくださったのかも知れない。

今の子は結婚式をやらないと言うケースが多い。

そんなことにお金を使うなら 旅行にお金をかけた方が良い。

さすがにそれは言わなかった。それを言ったら 私の爆弾が落ちている。 自分たちは派手にすることは無い。でも今までお世話になった人々に失礼な振る舞いは許せない。

あまり簡単に 簡単にと言われ ご挨拶も ひょっとしたら一度だけになりそうな様子に複雑な思い。 できの悪い娘とはいえ あまりに軽く考えられている気がする。

娘も 少しずつ準備している私の様子をうるさがる。 「誰も頼んでいないよ。 そんなものいらないって。 いちいちあれを買ったこれを買ったって うるさい・・・」など考えられない言葉が返ってくる。

本当は 私が 親として伝えていきたいのは 立派な着物ではなく 電化製品でも無く タンスでもない・・・ 母として 親として伝えていきたいことを話せないまま 絆を作っていると想っていた糸を 一本一本 はさみで切り落とされる気がしている。

何かがおかしい。 

明日は ご両親がご挨拶にいらっしゃる日。 良いのだろうか? この話 進めていっても。 とても不安 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつも一緒

2007-05-25 00:17:00 | 日記・エッセイ・コラム

オモニと一緒に山歩きが出来なくなって どのくらい経つのだろう?

そう いつもべったり一緒だったわけでは無い。 でもやっぱり気持ちはいつも一緒だったのだと思い知らされる。 彼女に異変が起きた事を知ったのは よく考えてみたら二週間ほど前なのに もう何年も経つような気がする。

あかるくて前向きで それでいて控えめな所もあって・・・

私たちは二人で 二倍以上の力が出る仲間だよねっ っていつも言っていた。

「山は無くならないから いつでも待ってるから 無理すること無いよ」

良くそう言われるけれど 私たちはそうじゃないことをいつも覚悟して歩いていた。 自分たちを取り巻く環境が変わるだけで 出来なくなることはいっぱいある。

「だから今を 精一杯 生きていきたいね」

それが合い言葉のような毎日だった。

いつも私を気遣ってくれた。 春に私が失意のどん底にいたとき(そう 大げさなものでは無いか?) 彼女は切なそうに言った。

「あなたはそう言うことをしない人だから 悔しさ解る。 そう言うことにならないように努力するし 若しそうなってしまったら 自分を犠牲にしてでも やり遂げようとする人だから・・・」

そんな立派な人では無いけれど それでも二人にはそんな共通の性分がある。だから彼女が信用できる。 私の悲しみ やりきれなさを 思いやってだと思う。お風呂であかるく「背中洗ってあげる。」

そんなことされたこと無いし とまどったけれど 彼女は 「いつもお姉さんにやってもらうのよ。」そう言って笑って 丁寧に丁寧に背中を洗ってくれた。

彼女の人を悪く言わないで 私を気遣う気持ちが ひしひしと伝わってきた。 

一人で歩いていても いつも一緒だよ。 いつしか心の中で話しかけている自分がいる。それでも寂しい。 強くならなければ・・・ 心配かけないように 強くならなければ・・・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加茂菖蒲園

2007-05-23 23:28:00 | まち歩き

新城の中宇利丸山に行く途中 カーナビを設定したら 私の思った道と大分違う道を案内してきた。 はて? これはどうしたものか?

地図だけを頼りに行こうかな? と地図を見ていたら 途中に加茂菖蒲園の文字が・・・

ここを中継地にしたら きっと最短距離でいける。 実際には最短でも いつもの大混雑で ずいぶん時間掛ってしまったけれど。でも高速道路も日常的に大混雑 仕方ないね。

加茂菖蒲園は 豊橋の北 新城との境にあった。誰かの資産家か 愛好家の手になるお庭なのだと思って行ったら 加茂神社の回りに作られている庭だった。

Kamosyoubuen 駐車場も 菖蒲園も無料です。 行った日はまもなく始まる菖蒲祭りの準備で 屋台の組み立てなどで急がしそうだった。

少しだけ神社の方を回ってみる。 

加茂神社 京都にもあるな。 同じ神様が祀られているんだろうか?

檜皮葺の社殿は一間社流造と言うそうで 1600年頃の古いもの 宝物として猿田彦の古面や能面の少し前の造の鬼面 爺面があるそうです。 馬の厩舎も立派で どのくらい馬がいるのか 少し引き馬をやってくれているようでした。このとき馬は一頭もいなかったけれどね。

Kyuusha Honden

Sandou Kofun

豊橋の北の方を納めていた豪族の墓もあった。 まん丸で あまり高くなく こじんまりしていた。それでも県下では最大規模に入るそうな。

回りは白い小さな花でいっぱい。見たこと無い花。花びら三枚で真ん中がもやもやの芯になっている。

Siroihana 一周して菖蒲園に戻る。 私は菖蒲とアヤメとカキツバタの区別がつかないでいるけれど これにジャーマンアイリスとかが入ってくると ちんぷんかんぷん。

ここで展示されている菖蒲は主に三種類あるらしい。

江戸系  優雅で丈の高いものが多く 植栽の変化に富み優雅な趣

伊勢系  美しく 花弁は大きく垂れ下がり 大輪では無いが上品で清楚なものが多い。

肥後系  豪華で形は豊かで美しく整っている。丈は低くがっちりしている。花は大きい。

そんな説明のある看板を見てそれぞれの花を見たけれど やっぱり区別つかない。

Syoubu1 Syoubu3

Syoubu4 Syoubu5

Sypubu2 Syoubu6

菖蒲とは違う花もあります。 道ばたに咲く ヒメフウロ

池に咲く蓮。 こちらの蓮は とても小さな地味な花です。

Himefuuro Hasu

1年分の菖蒲を見た後は途中で見つけた 幟旗の山本勘助の生誕地を訪れてみる。

これは大失敗。 幟旗に惹かれて車で曲がったら「生活道路なので車で入らないでください」の看板が・・・ あれ~~ 戻ろうにもひどく狭い道。両側が車にぎりぎりくっついてしまいそう。 どこかで引き返そうにも 場所が無い。 少し広い場所と思うと民家の庭。 これは借りるわけにいかないでしょ。 民家にはどのうちにも車があったから何とか車で通れそうだけれど 不安。 こんな日に限って一番大きな車で来てしまった。

何とかそのお寺にたどり着いたものの 車で来た事が恥ずかしくて 何とか方向転換して 逃げ出す。 それにしても あれだけ幟旗出すなら もっと前に駐車場の表示とか 車では入れない事を表示して欲しかったな。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする