Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

おまけのおまけ 清内路のミズナラ

2008-04-29 20:15:00 | 旅行記

ピーちゃんは 巨木好き。 私も大きな木を見上げると その生命力の強さとか 歴史とか感じながらしばし 木と対話するの嫌いじゃないけれど 彼女のは特別。

どんなに遠くに見えても「あ~~っ!」と奇声を発する。

ひょこっと出ている木の姿を見て直感的に 巨木の存在を感じるらしい。百発100中。

今回の富士見台行きは亭主殿の運転だったので 「あ~~っ!」と言ったところで「へ? どうしたの?」ってなもんで 戻りたいと思った頃には もう手遅れ。

花桃見ながら おおまわりしよっ と清内路を走っていた頃 大きなミズナラの話を思い出した。 なかなか 木の立ち姿の美しい木だった。道路沿いにあったような気がした。 前に雪の残る道を 彼女が一人でとぼとぼ歩いて見に行ったことを話してくれた。

「よし 行ってみよう」 役場のところを右に折れて登っていった・・・と思ったけれど 看板が出ているので わかりやすい。しかし 道路沿いは確かだけれど 大通りではなく 林道に近いような脇道だった。 くねくね くねくね まだか まだか・・・・

ピーちゃんは この木に会いたいばかりに ひたすら歩いたんだってぇ? 良くやるよぉ 人気なくて 怖くなかったのかしら?

そんなこと話している間に着きました。 みぎてに 大きな大きな木。

Ogurogawamisunara

「あぁ まだ若葉が出ていないんだ。」ちょっとがっかりした様子のピーちゃん。冬の日に見たミズナラが若葉の頃 どうなっているか とても楽しみだったんだって

滋賀ナンバーの車がスライドドアーを開けて本を読んでいた。 尾張小牧ナンバーの御夫婦もいつまでも木の周りを回って名残おしそう。

この木本当は向かって左の方に もう一本大きな枝があって それが折れてしまったから 美しさのバランスが崩れたのだと・・・・

でも十分綺麗でした。 覗いてみると谷川に 朽ちた木が落ちていたような・・・

おまけに 訪れた小黒川のミズナラは とてもたくましくて元気でした。私もまけないぞ~~Mizunara2

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あでやかな世界 花桃の里

2008-04-29 19:51:00 | 旅行記

山開きの後の計画として 園原の花桃を見に行くことを考えていた。

これはピーちゃんが覚えているかどうか分からないけれど 2年前から花桃見に行こうね と話していたものだった。 欅平から回ると 山裾を半分回る形になって 大回りだけれど 一度は見せたかった。

本当は 作られた美しさは好きではない。そんな私だけれど 去年富士見台から寄ったときにあまりに美しい華やかさに 例外を作ってしまった。 雪深い信濃路で 雪が溶けた頃に咲き出した花 すっかり溶けた頃には どこを見回しても赤や白やピンクの 花が咲きこぼれる様は きっと人々の気持ちを明るく盛り上げるのだろう。Koinobori

この地域に入ると あちこちに花桃の咲いているのに出会う。 観光客を当て込んで昨日今日に植えられたものではなさそう。 で少し調べてみると あの福沢桃助が ドイツで美しい花桃を見て3株の苗を持ち帰ったのが最初なのだとか・・・

たった三本の花桃がここまでに・・・・すごいことだね。

Hanamomokaidou2

特にこの地にある温泉 月川(げっせん)は昼神温泉郷からは離れているし 周りにこれといって見るところもなく 工夫がいったことだろう。

これでもかっ ってぐらいたくさんの花桃を旅館の周りに巡らしてあたかも桃源郷の様に仕上げた。 その美しさが 人々を呼ぶようになった。

そのことは この辺りに人を呼ぶようになることに貢献しているね。 とにかく綺麗だから。

Hanamomo3

    

Hanamomo_2 このはなもも これだけあればさぞかしたくさんの美味しい桃が採れるだろうな と卑しい私は思ってしまうのだけれど 残念ながら 実は大きくならないのだそうで 観賞用。

香りもないしね。

いえ 見ているだけで 香ってくるような気がします。

この記事をアップする頃には 花びらが落ちて 花の絨毯を作っているに違いない。 それも美しい。

Garasumado 窓に 花桃を映している。

これも良い。

一気に春から初夏に向かっている 信濃路は今とても輝いている。

Mitubatutuji

Akahana

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おっとと 知らぬとはいえ 横川岳

2008-04-29 17:56:00 | 山歩き

富士見台の山開きの日。 神事までに少し時間があった。 じつは私何度も来ている割には 神坂山頂上まで行ったことがない。 神坂山は ちょうど恵那山トンネルの真上にあると言うことは知っているが 何となく富士見台に進んでしまう。

もう一つ気になる山があった。 富士見台から 反対方向に下りていくと 横川岳 南沢山と縦走が出来るはずだった。 頂上から見た登山道は 笹原を行く気持ちよさそうな者だった。

「時間までどっち行こうか?」

Yukokawahe 少し遅れることにしても二時間の猶予。 でも横川岳の道を選んでしまった。 去年の皆さんのレポを見ると 横川岳まで行ってきたと言うのがあったこと 前によく言っていた山のツアーでは反対側からだけれど 南沢山から横川岳のピストンっていうのがあったので そうは時間掛からないと思っていた。 それに山頂から続く笹原を縫う一本道はとても気持ち良さそうで おいでおいでをしていた。

11時になったら戻ってこようね

そんな約束をしながら下っていく。 ん?下っている。 どんどん下っている。 見通しが良い道なので 遠くに人が歩いているのが見える。 力を得て歩く。

全然きつくはなかった。むしろ歩きやすい道だった。 道ばたは相変わらず 笹と ショウジョウバカマ

Syoujyoubakama2   Tururindou

かなり歩いてから その先を見て足が止まった。鞍部が深い。何と これではしたから上り返すのとそう変わらないのでは・・・・ そんな不安が湧いてきた。 神事に参加しなくてもいいや。とか五平餅なくてもいいや。とちらっと思ったけれど 大事なことを思い出す。車がしたにあるんだった。 今日はシャトルバスで送ってもらってきた。さいごのバスは3時。

あれれ これは間に合わないかもしれないね。

と言うわけで 目の前に横たわる 長い長い横川岳を眺めながら 戻る決心をした。悔しいけれど 南沢からリベンジだい。Yokokawatozandou  

家に戻ってから ピーちゃんからメール。

行かなくて良かったよ。 片道1時間45分掛かるんだって。

そりゃ良かった。私の足ではもっと掛かるかもしれない。避難小屋で寒さに震えながら一晩明かさないといけなかったかもしれない。

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振る舞いにつられて 富士見台 山開き

2008-04-29 15:04:00 | 山歩き

去年も山開きに参加した。 そのときナビの設定が少しずれていたために ものすごく大回りをして 受付に間に合わず 引換券を手に入れられなかった。

自分の口に入れる者は 自分で稼げばいいじゃん 

普段 そう思っているのだけれど 周りで みんなが美味しそうに五平餅を食べたり 豚汁を飲んでいたりするのを 横目に見ながら おむすびをかじるのは少し・・・・だ。

と言うわけで 今年は7時出発。出撃人数は三人。 亭主殿と ピーちゃんと私。連休で道が混むかと思ったけれど 小一時間で 欅平の駐車場に着く。ここからのバスのピストンで 思ったより時間掛かったけれど

神坂峠から歩く 萬岳荘を経て神坂避難小屋まで  この日もお天気良いのだけれど どうもすっきりしなくてかすんでいる。 去年 南アルプス 中央アルプス 北アルプス 白山 たくさんの雪山を楽しめたのに 今年はさっぱり

Mangakusou

隣に どんと鎮座まします恵那山だけがやけに大きい。今年は暖冬だったはずだけれど 3月に寒くなって雪が降ったので まだあちこちに雪が残っている。 ヘブンス園原からやってきた観光客は パンプスだったり 革靴だったりしている。 大丈夫かしら? おむつを下よちよち歩きの子どもも雪の斜面をずりずりしながら歩いている。 だいじょうぶか~い

引換券欲しい組のペースに すっかり疲れてしまって それでも山開き初体験のピーちゃんには 何とか・・・と思ったので先に行ってもらった。

フウフウ言いながら尾根を少し行ったところに避難小屋がある。「まだ間に合いますから」の声に安心。 先に行っていたピーちゃんが手を振っている。

「記念品はなくなってしまいましたけれど 引換券はまだありますよ。」の声に やっとゆっくり歩き始める。あはは 何とも浅ましい。

Syoujyoubakama

山開きの神事は11時半から それまで富士見台の頂上まで行って時間をつぶす。いえ 間違いです。里の景色を眺めたり 恵那山に改めて畏敬の念を抱いたり。。。 少しお腹すいたけれど 五平餅やら 豚汁が待っているので我慢我慢

そういえば 今年は引換券は豚汁と 五平餅だった。去年は 手作りウィンナの焼いたのやら 他にも何かあったような・・・ 人数が多いから大変だもの 仕方ないよね

Sekkei 横川岳の方に寄り道したので 神事に少し遅刻。途中から みんなに交じってお参り。

Sinji

しっかりお参りしておかないとね。 山では事故起きないように気をつけないと。 去年 ちゃんとお参りしたのに 千畳敷で転んで骨を折った。 お参りの仕方足りなかったのかしら?

神事の後 餅投げ

去年息子がいたので 5-6個取れたけれど 今年はどうかな? 私は転んだらいけないので 二人のストックを持って後ろに下がる。

結果 2個 ピーちゃんと我が家。

このお持ちを分け合って食べればきっと 今年は無事で楽しい山歩きが出来るよ。

さぁ ご飯だ ご飯だ。

Goheimati コンビニで買ったおむすびと 豚汁 五平餅でお腹いっぱい。

そんな中 むかしの少年少女 ホルン楽隊?によってホルンの演奏(これはみんなの手作りらしい)

その後 男声合唱団の合唱が山に響き渡る。 山歩きにしては 少々物足りないけれど これも一つのイベント。参加して 今年の夏山に 思いを馳せる。

元気で 楽しい山歩き楽しむよ

Horun Gassyou

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えっ? ザゼンソウも咲く? 伊吹山Ⅱ

2008-04-26 00:28:44 | 山歩き

本当はここでやめても良かったんだけれど とりあえず 6合目の自販機の所まで行こう。 お昼ご飯も食べたいし。

登山道はさっきの花の山から見ると反対側  リフトの終点から右に入っていく。 伊吹山は暑い山という印象があった。何しろ樹林帯から外れているのだから 展望は間違いなく良いけれど景色は 高さが変るだけで 殆ど変らない。

それでも夏にわずかの日陰を作ってくれるのが このリフトの終点から 6合目までの道だった。 沢山の人が歩くので登山道は掘り割りの様になって そこにおおきな砂利を入れているから歩きにくいったらありゃしない。 それを嫌ってか 両横の高いところを歩き出し 何時か新しい道を作っている。自然が壊れていく。

我慢我慢で歩いていく。木々には新しい芽吹きが・・・柔らかい色で 気持ちが安らぐ。 足もとはアマナの縦列 スズシロソウ スミレ 蒲公英 春満開

Kinome  Nekonome

やがて 六合目に出る。 ここには売店があり 自販機がおいてある。 山には似つかわしくないけれど とにかく暑い山 水分補給にありがたいかも

前には 一組か二組しかなかった(と思った)ベンチがいっぱい増設されていた。 登山道では 食事のできる場所が少ないので これはありがたい。 遙か向こうに 三合目の高原ホテルを眺めながら 今日は煮込みうどんにお寿司。 二人とも朝 取るのもとりあえずでてきたので コンビニお寿司だったけれど おなか空いていて美味しい。本当に美味しかった。

Lunch

 Sukijyou

さてここからどうしよう? ピーちゃんは 伊吹山若いときに登ったきり やっぱり登りたいだろうな?

私は 何度も来てはいるけれど この山はきついので ゆっくりしか行けない。 登りたくないか?と言えば 諦めるのは嫌だし・・・ よし ゆっくり登ろう。 ピーちゃんには 先に行ってもらえば良い。 この山 絶対迷わないし 上から私の位置が確認できる。

ジグザグ道が始まる。 7合目ぐらいまではまだ良い。 しかしだんだん足もとは岩になってくる。 雪解けからあまり日が経っていないからか ン?どっちだ?と思える道がいっぱい。 ヨイショ どっこらしょと岩を乗り越えていく。腿がかなり疲れる。 今年はまだ山登りの体になっていない。だんだん手に感覚がなくなってきた。 腫れている。 山に持ち込んだポテトチップスみたい。 頭もふらふらしてきた。 あかん

「ピーちゃん 先行って。 頂上について帰りたかったら 戻ってきてね。」 そう言って別れる。時々振り返りながら 登っていくピーちゃんを見上げながら 花を愛でて後を行く。

8合目 可愛らしいお社までが 長かったこと 長かったこと・・・ ここもベンチが増設されていた。前は 切り倒した木が一本横たわっているだけだった。

Hinangoya Kibanaamana   

あら 見つけたよ これはキバナノアマナでは無いの? アマナよりかなり小さいけれど 葉っぱも同じ 花の咲き方も同じ。がんばって上がってきて良かった。念願の花をいっぱい見つけたよ。

お社を過ぎてから ますます傾斜はきつくなり この伊吹山は中央アルプスの千畳敷の様にカールになっていることを感じる。 見上げると ひっくり返りそうなくらいに迫ってくる。ホテルは遙か遠くだ。 春霞の中に 琵琶湖が広がっている。

Tenbou Shamen2  

9合目の標識が見えた。あそこまで行けば頂上は近い。 自分に言い聞かせて登っていく。ここでやめても 中途半端で意味無いしね。

九合目まで辿り着いたとき 向こうの方でピーちゃんが待っていた。

「雪がいっぱい残っているよ~ ショウジョウバカマもあるし ゆっくりでもきっと諦めないと思って待っていたよ」

傾斜の緩くなった最後の一合を話ながら歩いていく。 雪がいっぱい残っている伊吹山は 初めて。 暑くて暑くて辛かった登りも雪を見てほっ!

Syoujyoubakama 頂上広場のお店は何店か開いていたが まだ客はまばら 何処に入るかいつも迷ってしまうけれど 去年ジャコウソウの説明をしてくれたお兄さんの店に入る。

イオン飲料500を一気に飲み干し もう一本お茶を買う。 そのぐらい水分が抜けていたらしい。

そこのおじさん話し好きで 花の話を次から次へとしてくださる。レスキュー隊もなさっているらしく 山は詳しいようだった。

この辺スハマソウやザゼンソウもあるよ。

えっ? ザゼンソウ? びっくりした ザゼンソウは水辺の植物で 雪を割って出てくると思っていた。前に滋賀県と福井県の県境で見たザゼンソウもそうだった。

「おかしいやろ? でもこの辺は 霧が多いからザゼンソウ育つらしい。 北尾根には今緑のザゼンソウが盛りだよ。」緑のザゼンソウ ますます 興味津々。 でも北尾根 今日はもう無理だよ。 もう一つの花の山北尾根に思いを寄せる。

管理人の案内で(さっきのおじさん) 赤い方のザゼンソウを見せてもらう。 確かにあった。 わたしが かつて見たことのある物と比べると とても小さい。それだけになんだかいとおしくて 宝物に出会った気分。

Zazensou 掌に乗りそうな小さなザゼンソウは 管理人が柵を開けて 管理用の道を歩く約束で 見せてもらった物だった。 

やっぱり伊吹山は 花の宝庫だね。

改めてこの山のすごさを思いながら 帰り道を急いだのだった。 伊吹山も岐阜県 愛知県 滋賀県から見え みんなに愛されている山。

日本武尊の伝説にも出てくる山で 薬草も有名。四季を通じて楽しめる山は大好きな山。 ちょっと私にはきついけれどね

Ikarisou

Nannoki2

帰りに 林道で イカリソウの大群落を見つけ 興奮し 豊臣秀吉ゆかりの神社の前にある 巨大な木を眺めて帰ってきた。 

中々充実した山歩きでした。満足満足。 そして日焼けで ひりひり いたたた 

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