Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

早春の初めに雪遊び

2013-02-25 12:13:00 | 山歩き

ピーちゃんとの山行き そろそろ春の妖精見に行こうか?・・・・って思っていたけれどジオンさんに伊吹野情報もらったらまだ雪があるとのこと。

今年案外暖冬だったので2月にもうセツブンソウ現れたと聞いたことは聞いたのだけれど 気まぐれにやってくる大寒波でまた積雪  3月まで待ちましょ

で どうする? 大沼の城跡散策の話もあったけれど 駐車場で「茶臼山にする?」と

Yukinohana4年前に樹氷を見たくて行った茶臼山。その後何度も行って入るけれど ちょっと私達の間では鬼門に・・・・

あまりに雪の反射と青空に気分が悪くなって帰りに吐いてしまったことが・・・

でも 嫌な事ってすぐ忘れるんだよね。

茶臼山に決まったのに サングラスもスノーシューもアイゼンも持たず・・・・

でもスカイライン走り出してからテンションアップ アップ

Arupusu
お~~っ! 南アルプスが綺麗に見えています。

しかしこの日差し。 目を開けていられません。 無事に帰れるでしょうか?

Skijyou
平日なのでとても少ないスキー客はのびのびすべってます。

Aozora
見たことの無い空の色です。
群青色?

その美しさに感動しながらも ひょっとしたら 日差しの強さに目が馬鹿になっているのではないだろうか? 家に帰ってみたら只の青空?
って何度も自分の目を疑い・・・・・
だって 綺麗すぎて作り物のような色じゃないですか?

Trace
スノーシューのトレースをちゃっかり借りて歩きます。

トレース泥棒?

前に来たときよりも深いようです。時々ドボンとはまり・・・・・ぬ ぬ 抜けない

家に戻ってから確認すると積雪80センチだって  なるほど

Bench
ベンチ 埋もれている

Ki
樹氷は終わってしまったけれど 木々は春の準備をしている。

One尾根にでる。

雪が思ったより深くて 斜面でひやっとするところもあったけれど

「帰りどうしよう?」

「いざとなったらお尻付いてすべって降りよう。」

Tenbou
こんなに良いお天気なのに 富士山見えない。

時々見えるはずなんだけれど 見えたことがない。

Tenboudai
もう一つの展望台。

前は柵が壊れていて登らないように・・・の案内があった。 

私? 登りました。
上で寝っ転がって空を見ているのが好きでした。 今日は無理です。 風強くてさぶっ!

山岳展望図がなくなっていました。
欲しいなぁ

Tenbou2
茶臼山 愛知県最高峰です。 だから見晴らしも抜群です。

写真ではわかりにくいので載せませんが遠く三河湾が見えるんですよ。

新城の山がいっぱい見えます。 岩古谷山 鞍掛山 明神山 宇連山 棚山 本宮山・・・・・登ったことがある山を見つけるのは嬉しい。

Hyoucyuu
なんだこれ~~

氷柱のようです。 屋根から水が落ちてぇ・・・・それが凍ってぇ・・・・

ん? 屋根からは離れている。 どこから水が落ちてくるんだろう? むこうがわの木は確かに枝を張っていたけれど・・・・

不思議な氷柱でした。

長さ1.5メートルはあったな

Lunch
おなか空いたよ~
と言うことでランチの場所を求めて彷徨う。 なんたって寒くて寒くて・・・・

結果一番の吹きさらしで 陽が当たっているだけ良いか・・・・の理由で 食べることになる。

今日のメニューは 鍋焼きうどん ピーちゃんが前の日に大沼のお祭りでもらって来た散らし。 道の駅ドングリで買ったミニトマト 岩村のカステラ ドリップ珈琲

ちらし懐かしい味がしたね。地元のお婆さん達の手作り・・・と思われる。 ちょっと甘くて美味しかった。 がつがつ食べました。

岩村のカステラは 前日の亭主のおみやげ
岩村にはカステラの原点とも言えるカステラがあります。 長崎に蘭学の勉強に行っていた人が地元に帰って地元の人々に栄養のあるものを食べさせたいと 作り始めたそうで 小さめの食パンの型のようなもので焼いてあります。 昔はこれを火鉢に入れて焼いていたと・・・・
なんだかいい話ではありませんか? ちょっとパンのように堅めの美味しいカステラです。 粗目はありません。

Kasutera

横道にそれました。

それにしても寒さが半端無い。

よほどの冬でもすぐに手袋を脱いでしまう私も 今日は手袋を付けて食事です。
氷点下間違いないです。

Yuki
さて帰るよ。

颯爽と歩いて行けるはずだったのに

とんとんずぼっ

とん ずぼっ ずぼっ

あれれ 思うように歩けませんがな

ピーちゃん 大笑い こけそうな勢いで笑っているけど
そんなに笑わんでも・・・・・と言いながら私も目に涙

車でスカイラインを降りていくんだけれど なかなか進まないのが私達。

Turara変なところからつらら

Seppi

Seppi_2
雪庇

下から見ているから良いけれど 確かに上を歩いていたら踏み抜いて落ちるな

それにしても風も手伝って 砂糖菓子のような美しい模様。

Hyoubaku
氷瀑

かくして春の声を聞きながら思いっきり雪遊びをしたのでした。 家に戻って写真の整理をしていて気付きました。 色々あって今年初めての山歩きでした。 もう少し山歩きしたいな。
出不精(でぶ症じゃないよ)になってしまったのかなぁ?

コメント (8)
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巨石の上に天空の城 苗木城

2013-02-17 10:00:00 | 山歩き

最近出された本に「城」というのがある。 週刊なので一回一回はたいした金額ではないけれど100冊あるので気付いたら大枚はたいていると言う本。 前にアンティクな旅館シリーズを買い始めて止めるに止められず12万円以上使ってしまったという苦い経験がある。
ちゃんと作ったのならまだしも 定年になったら・・・・とおいといたのがどうにもやる気が起きなくて只のゴミになっているから
だから同じ失敗はしないよ・・・・と決心したものの これから山歩きがもっと出来なくなるかもしれない。そんなとき山城を回って歩くのも良いのではとまた気持ちが揺らぐ。

ま 工作ものでは無いから 価値が無いと思ったら止めても良いし

前置きが長くなりました。 

Cgそのシリーズの何冊目かにこれが入っていました。

苗木城のCGです。
知っている城の様子から見るととても不思議な出で立ちで釘付けになってしまいました。

折しもNHKの金トクで昇太さんの解説で苗木城が紹介されていて・・・・これ行ってみるしか無いでしょう。

これまで舞台峠回りで下呂に行くときは何度も通った道です。 城跡がある事も知っていました。 知らないと言うことはもったいないことで 一度でも行ってみようと思いませんでした。

17日 日曜日  ピーちゃんもお休みです。ピーちゃんには物足りないと思われる山行きで消極的なお誘いになってしまい「行きたくないのか?」と思われてしまいましたけどね。

不思議な城じゃないですか? 清水寺みたいな様子です。 かけや作りって言うそうです。(清水寺がそう言うかどうかは知りません)

三之丸へ繋がる駐車場に車を駐めて歩き出します。

Tojyoudou
何とのっけから雪です。 この冬まだ積もった雪を見たことが無いのでテンションアップです。

右手には足軽長屋があったとのこと

足軽はまずここによってそれぞれの懸りの場所に付いたのだとか

稽古小屋 宿舎等が建っていたらしいのですが狭くて とても想像が付かない。おまけに隣には龍王院という城主遠山家の祈祷暑があったとのこと・・・・
信じられん。

ここで城内の地図をゲット
ふつう 城の案内とかあるのだろうけれど この地図が私達のテンションを更に高めた。江戸時代のものだろうか? 苗木城跡の見取り図だった。
これを手にくまなく歩いて見ることにする。 これね 実に楽しかったのです。 今まで何度か城巡りしたけれどこういった歩き方は初めて。
天守まで15分と言うのに全然先に進めない。

Tensyu
樹間に見える天守

あそこまでどんなわくわくが待っているでしょうか?

Ooyagura
北門に向うと石垣が広がっています。

大矢倉は頭の上にそびえ立つようです。石垣でさえそう感じるのですから 建物が建っていたときにはどんなに立派だったか・・・ 矢狭間唐雨のように降ってくる矢に太刀打ちできるはずがありません。

ここから右に広がる渡り廊下のような石垣城には厩が有り 薪や材木小屋が 干し草もあるようですよ。

Tensyu2大矢倉から天守を臨みます。 矢倉は特別に高く作ってあるようです。

中庭に材木倉などがあった事を知るととても生活感を感じます。

当時の生活が目に浮かびます。

城の裏側には牢屋もあったようです。
行く人がいないのかちょっと雪が・・・・

Simobasiraなんという長い霜柱でしょうか?
東濃は雪はあまり降らないけれど凍るんだと聞いていたけれど なるほどです。

Turara_2
こんな大きなつららが下がっている。
牢屋の跡は大きな岩の上に雑草が茂っているだけ・・・・

ここに2間×4間の牢屋があったとは思えません。 畳6畳が縦に二つあるぐらいです。

例のかけや作りって言うのですね? 大きな岩よりはみ出して作られていたので土地はなくてもそれなりの部屋が出来たのでしょう。

明治時代まだ使われていたようで苗木藩の政争の時に沢山の上級武士が収監され処断されたようです。

胸の痛む歴史です。

Daimon
戻って大門をくぐります。城内で一番大きな門です。 この門が開くときは城主が江戸に建つとき 戻ったとき 正月3が日等特別な日だけで普段はしまっていたと。

どうやって入るの?

潜り戸が付けられていて普段はそこを使っていたようです。

すぐに御朱印倉(昔から徳川家から戴いたもの 御朱印や御奉書 刀剣などの宝物をしまっておく蔵です)跡を通り綿蔵門 坂下門菱樽門へと続きます。

Ninomaruato
二の丸跡が見えます。

人が立っているので大きさは想像できるでしょ?

この広さに台所 下男部屋 書院 二の間 広間 次の間 居間 中の間 女中部屋 味噌蔵 つきや等々

おまけに築石を配された庭まであるようです。 

あ 的場もありました。

まるで魔法の国です。 これもかけや造りのなせる技。 凄いことです。 この山は巨石が一杯で石をどかして平地を作ることは大変なのでそれなら自然を生かして足りないところは空中に作ってしまえ・・・・と言うところですね?

Ido
いよいよ本丸ゾーンに入ります。

山城では水の確保は絶対条件だと思いますが この山頂近くの井戸は今でもこんこんと水が

これは強みですね

Matoba
二の丸にあった的場より大きめの的場が城の裏手に

武士はいつも鍛錬を行わないと・・・ですね?

Isigaki
本丸ゾーンを支える石垣です。

真ん中にまん丸い石が・・・・
ここにも巨石があってそれを巻くように石を積んだ結果ですね?

Isigaki2
積み方も色々あって面白い。

むむ? ここは自然の地形を生かした結果五角形のようになりました。

西洋のお城のようです。

Bukigura
山頂近くには比較的広い礎石が残っています。

武器倉 具足倉・・・なるほど
16メートル×6メートルだとか

Tensyu3
そして天守です。
今は残念ながら何も残っていないのです。 かけや作りの様子が分るように木組みが展示されていて展望台になっています。

城主気分は上々です。

Tenbou_2
恵那山 富士見台など雪をかぶったなじみの山が連なっています。
美しい~~

眼下には木曽川です。

遠山のお殿様はこうして中津川の城下を眺めながら暮らしていたのですね?

Kakeya
かけや造りのおかげで我が家より遙かに小さな土地と思われる山頂に(高森山432メートル)台所 居間 次の間 千畳敷・・・・と作ることが出来たのです

それにしても千畳敷って・・・・・土地だけ見ていたら3畳ほどしかないよ

Lunch
遠山のお殿様と同じ場所 居間のあたりで私達も食事に

絶景を二人締めしながら

今日はささやかにビーフシチューとパン ドリップ珈琲です。 

Umaaraiiwa
周回するつもりだったので馬洗い岩の方へ降りたのだけれど どうにも行く道がない。

さすが城です。 道が見えるのに繋がっていない。 まるで迷路です。 簡単に見取り図が見えたらまずいよね

笠置矢倉って言うのを左にいけば良かったのかもしれないけれど巨石がせり出していてちょっと二の足を踏む

仕方なく大門まで戻って見る。下へ降りてしまうかと思う道を見つけて進むとこれが清水門に続いていた。 はぁ

Sikirimon
特に建物が建っていたとの記述はなかったけれど段々畑の様に石組みがあります。城を取り囲む塀だったのでしょうか?

Kyoseki
城の南側はこんな巨石ばかりです。

Hatidairyuuou巨石の間に八大龍王です。
確か雨を司る神様だったと思うのだけれど

Isigumi_3
二の丸まで回ってきました。 不思議で魅力的な石垣を見納め

古地図のおかげでとても楽しい城廻が出来ました。

展示の仕方もとてもわかりやすくて楽しかった。 テレビの影響か案外沢山の人が来ていました。

小さな山なのにとてつもない大きな城でした。 在りし日の姿が残っていないことが本当に残念。 これは資料館で確かめるしかないでしょう・・・と寄る予定無かったのに迷わず寄ったのでした。

コメント (4)
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