第13話
ファーの病室でうっかり眠り込んでしまったソンクラーンは、朝、ファーに起こされ慌てて帰って行きます。一方、店では我が物顔で居座り続けるポーンに、3人は翻弄されていました。金をせびり取り、さらに「一緒に飯でも食おう」などと言い出すポーンに、とても喉を通る気がしない3人。隣のおやじが心配して様子を見に来ます。見知らぬ男と一緒にいる3人に外から声をかけますが「古い友人が来てるの」とごまかされてしまいます。「私たちは名前を変えたの。余計なこと言わないで」とポーンに口止めするドゥアン。ひとしきり3人をいたぶったあと、ようやく席を立ちかえろうとしたポーン。しかしちょうどそのとき、ゲーオの身を案じたアノンがやってきてしまいます。
ポーンがゲーオをさらいに来たのは、アノンの秘書ヌーレックの差し金だと聞かされた3人にとって、今アノンにこの状況を見られてしまうことは致命的です。ひとまず外から見えない位置に隠れますが、アノンは外からシャッターを開けてしまいます。「ガーラゲート、いるんだろう?」と扉を叩きながら大声で呼び続けるアノンに、「あいつがそうなのか?」とゲーオに確認するポーン。「どんなに男前だか見てやろう」と立ち上がろうとするポーンを必死に止めるドゥアン。なにも返答がないことにアノンは不安を隠しきれません。さらに大声でゲーオを呼び続けます。ポーンを奥の部屋に隠し、ゲーオはアノンのために扉をあけます。
荒らされた室内にアノンは理由を尋ねますが、ゲーオもウアイも「なんでもない」と繰り返します。「あなたが現れるようになってから、私たちには問題が起きてばかり。もうここには来ないで」とドゥアンはアノンを責めます。ゲーオも「もうそっとしておいて欲しい」と辛い胸のうちを伝えます。アノンが帰ったあと、ソンクラーンが戻ってきます。ポーンの一件ですっかりソンクラーンのことなど頭になかった3人。「ダーおばさん(ドゥアンのこと)、なにも言わないんだね」というソンクラーンの一言に、言い返す余裕もないドゥアン。シャワーを浴びようとしたソンクラーンでしたが、50万バーツもの大金を銀行から下ろした明細書を見つけてしまい、すぐにゲーオたちに問いただします。
「なんでもない。店のものを買っただけ」とドゥアンはごまかしますが、ソンクラーンは不信感を募らせます。学校で、友人にも母たちの不審な行動を話しますが、そこへアノンもやってきます。「実は先日、見知らぬ女性の写真と、文字の入ったペンダントを見つけて・・・」と何気なく母ゲーオの秘密について話すソンクラーン。その言葉に、アノンはなにか引っかかるものを感じます。ポーンは、ヌーレックの兄ウィサヌにゲーオの誘拐は失敗に終わったことを告げ、当然責められます。しかし3人はポーンにとっても大切な金づるです。ヌーレックに「今後あの女に一切手出しをするな」と凄みます。帰宅したアノンは、母とヌーレックが探偵を雇ってゲーオの身辺を調査させようとしていることを知ります。
「どうしてそんなことをする必要が!?」と怒りをぶつけるアノンに、「調べられると困ることでもあるの?」と切り返す母とヌーレックにアノンも黙ってしまいます。思いがけなく大金を手にしたポーンは、さっそく賭博につぎ込みますがすぐに負けてしまいます。「今すぐ嫁に電話して金を工面しろ」と賭博場のボスに命じられ、ドゥアンに電話を入れるポーン。「電話なんかしてこないで!」と相手にしないドゥアンに「俺は秘密を握っているんだ」と凄むドゥアン。ただならぬ雰囲気を察したソンクラーンは、さりげなくファーの見舞いに出かけるふりをして母たちを監視することに。ポーンからの呼び出しに、当然のことながらウアイもゲーオも反対しますがドゥアンは意を決して向かうことに。車で待ち合わせ場所へ向かうドゥアンを、ソンクラーンはそっと尾行します。道を尋ねながら人目を忍ぶように急ぐドゥアンに、ソンクラーンは不信感を募らせます。
「今後あの3人からは手を引いてくれ!」一見いい人っぽい振る舞いではありますが、裏ががあるんですよね・・・。
ポーンの登場で3人の立場がいっそう悪くなっていきます。一度金をむしりとれると知ったら、ポーンが諦めるはずもありません。たまりかねて再びポーンを殺す、なんてことがなければいいのですが。そしてソンクラーンの言葉から、なにかひっかかりを感じるアノン。見知らぬ女性とは、アノンの妻のことです!イニシャルの入ったペンダントとは、母から受け取った家名をかたどったペンダントです!!今は愛しくて心配でたまらないゲーオがどうしてそれを持っているのか・・・真実を知るときが近づいてきています。そしてドゥアンを尾行するソンクラーン。なにか大きなことに巻き込まれなければいいのですが・・・。
ファーの病室でうっかり眠り込んでしまったソンクラーンは、朝、ファーに起こされ慌てて帰って行きます。一方、店では我が物顔で居座り続けるポーンに、3人は翻弄されていました。金をせびり取り、さらに「一緒に飯でも食おう」などと言い出すポーンに、とても喉を通る気がしない3人。隣のおやじが心配して様子を見に来ます。見知らぬ男と一緒にいる3人に外から声をかけますが「古い友人が来てるの」とごまかされてしまいます。「私たちは名前を変えたの。余計なこと言わないで」とポーンに口止めするドゥアン。ひとしきり3人をいたぶったあと、ようやく席を立ちかえろうとしたポーン。しかしちょうどそのとき、ゲーオの身を案じたアノンがやってきてしまいます。
ポーンがゲーオをさらいに来たのは、アノンの秘書ヌーレックの差し金だと聞かされた3人にとって、今アノンにこの状況を見られてしまうことは致命的です。ひとまず外から見えない位置に隠れますが、アノンは外からシャッターを開けてしまいます。「ガーラゲート、いるんだろう?」と扉を叩きながら大声で呼び続けるアノンに、「あいつがそうなのか?」とゲーオに確認するポーン。「どんなに男前だか見てやろう」と立ち上がろうとするポーンを必死に止めるドゥアン。なにも返答がないことにアノンは不安を隠しきれません。さらに大声でゲーオを呼び続けます。ポーンを奥の部屋に隠し、ゲーオはアノンのために扉をあけます。
荒らされた室内にアノンは理由を尋ねますが、ゲーオもウアイも「なんでもない」と繰り返します。「あなたが現れるようになってから、私たちには問題が起きてばかり。もうここには来ないで」とドゥアンはアノンを責めます。ゲーオも「もうそっとしておいて欲しい」と辛い胸のうちを伝えます。アノンが帰ったあと、ソンクラーンが戻ってきます。ポーンの一件ですっかりソンクラーンのことなど頭になかった3人。「ダーおばさん(ドゥアンのこと)、なにも言わないんだね」というソンクラーンの一言に、言い返す余裕もないドゥアン。シャワーを浴びようとしたソンクラーンでしたが、50万バーツもの大金を銀行から下ろした明細書を見つけてしまい、すぐにゲーオたちに問いただします。
「なんでもない。店のものを買っただけ」とドゥアンはごまかしますが、ソンクラーンは不信感を募らせます。学校で、友人にも母たちの不審な行動を話しますが、そこへアノンもやってきます。「実は先日、見知らぬ女性の写真と、文字の入ったペンダントを見つけて・・・」と何気なく母ゲーオの秘密について話すソンクラーン。その言葉に、アノンはなにか引っかかるものを感じます。ポーンは、ヌーレックの兄ウィサヌにゲーオの誘拐は失敗に終わったことを告げ、当然責められます。しかし3人はポーンにとっても大切な金づるです。ヌーレックに「今後あの女に一切手出しをするな」と凄みます。帰宅したアノンは、母とヌーレックが探偵を雇ってゲーオの身辺を調査させようとしていることを知ります。
「どうしてそんなことをする必要が!?」と怒りをぶつけるアノンに、「調べられると困ることでもあるの?」と切り返す母とヌーレックにアノンも黙ってしまいます。思いがけなく大金を手にしたポーンは、さっそく賭博につぎ込みますがすぐに負けてしまいます。「今すぐ嫁に電話して金を工面しろ」と賭博場のボスに命じられ、ドゥアンに電話を入れるポーン。「電話なんかしてこないで!」と相手にしないドゥアンに「俺は秘密を握っているんだ」と凄むドゥアン。ただならぬ雰囲気を察したソンクラーンは、さりげなくファーの見舞いに出かけるふりをして母たちを監視することに。ポーンからの呼び出しに、当然のことながらウアイもゲーオも反対しますがドゥアンは意を決して向かうことに。車で待ち合わせ場所へ向かうドゥアンを、ソンクラーンはそっと尾行します。道を尋ねながら人目を忍ぶように急ぐドゥアンに、ソンクラーンは不信感を募らせます。
「今後あの3人からは手を引いてくれ!」一見いい人っぽい振る舞いではありますが、裏ががあるんですよね・・・。
ポーンの登場で3人の立場がいっそう悪くなっていきます。一度金をむしりとれると知ったら、ポーンが諦めるはずもありません。たまりかねて再びポーンを殺す、なんてことがなければいいのですが。そしてソンクラーンの言葉から、なにかひっかかりを感じるアノン。見知らぬ女性とは、アノンの妻のことです!イニシャルの入ったペンダントとは、母から受け取った家名をかたどったペンダントです!!今は愛しくて心配でたまらないゲーオがどうしてそれを持っているのか・・・真実を知るときが近づいてきています。そしてドゥアンを尾行するソンクラーン。なにか大きなことに巻き込まれなければいいのですが・・・。