第2話
町外れの道で、3人の乗った車はエンストを起こしてしまいます。仕方なく、車を乗り捨てて歩き出そうとした3人。ゲオターは、車の持ち主である女性に声をかけます。「本当にごめんなさい。人から追われてて、こうするよりほかになかったの」。ですが返事がありません。異変に気付いたウアイが扉をあけると、女性は死んでいました。先ほど銃を持ったドゥアンともみ合いになるうち、流れ弾が当たったのでした。人を殺してしまったことで、ゲオターは自首を勧めますが、ドゥアンとウアイは逃げるといいます。仕方なく後へ続こうとしたゲオターでしたが、車から今度は赤ちゃんの鳴き声が。なんと奥の座席にはまだ小さい赤ちゃんが乗せられていたのでした。「じきに警察が来る。放っておきなさい」というドゥアンに、ゲオターは「この子にはなんの罪もない。置いていくなら、私も行かない」と言い張ります。
車が見つかったという連絡を受けて、アノンはすぐさま現場に向かいます。変わり果てた妻の姿に涙を流すアノン。「息子は?!」と警察に訴えますがみんな言葉を濁します。愛する息子の姿はどこにもありませんでした。一方、ドゥアンは、バンコクへ向かう船に3人を乗せてくれるよう交渉していました。交渉が成立し、船に乗り込もうとするのですが、船の持ち主から呼び止められてしまいます。「その赤ん坊は誰の子?」とっさにドゥアンが「私の妹の子です」と答えます。「赤ちゃんなんか乗せられない」という持ち主に、「ほかに方法がない。どうか乗せてください」と食い下がるドゥアン。とうとう根負けした持ち主は、「責任は取らない」との条件で子連れの3人を船に乗せます。
亡くなったアノンの妻の葬儀が行われます。突然襲われた不幸に、アノンも、アノンの母親も悲しみを隠せません。葬儀に訪れた警察官に、アノンはつい言葉を荒げてしまいます。重傷を負ったポーンも、警察から事情を尋ねられていました。「自分は関係ない」と言い張るポーンでしたが、妻であるドゥアンの行きそうなところも分かりません。一方、3人はどうにかバンコクにたどり着いていました。「これからどうするの?」と不安そうなウアイに、ドゥアンは「ひとまず休めるところを探そう」と言い出します。「この子にミルクをあげなくちゃ」と言うゲオターに、しぶしぶ鞄から金を取り出したウアイでしたが、通りすがりの男にそのお金を奪われてしまいます。
わずかなお金でも奪われると困ります。お金を取り返そうと必死に追いかけたドゥアンでしたが、男は金を放しません。結局逃げられてしまいます。お金もなく、雨も降ってきて、これから先どうしようかと途方に暮れる3人。見知らぬ家の軒先で方を寄せ合い慰めあっているところ、「あなたたちは誰?」と家の主人が出てきます。ひとまず家に入れてもらい、子供にミルクを与えることに。自分たちは孤児で、子供の父親は亡くなった、と話すドゥアンに、家の主人であるおばあさんは深い同情を示します。「これからさきどうするの?」と尋ねられ「ひとまず仕事と住むところをさがして・・・」と答えるドゥアン。「3人離れるのはいや!」というウアイを見かねて、おばあさんは「3人とも、ここでくらせばいいわ」と提案します。
「一刻も早くお金を貯めて、名前も変えよう」と言い出すドゥアン。一瞬ためらいを見せるゲーオに、ドゥアンは「それくらいしないと、いつかは捕まる」ときっぱり言います。まだ子供の名前さえ決めていなかったゲーオは、自分たちがこの子と出会った日のことを思い出し、「ソンクラーン」と名づけます。19年の月日が流れ、ソンクラーンはすっかり成長していました。不良グループの一員として、仲間からも一目置かれる存在になっていました。
「赤ちゃんに罪はない」・・・そりゃそうだけど、この状況で赤ちゃんを見捨てなかったゲーオ、偉い!
今日もSingtoの出番は最後40秒ほど。Singtoファンの方、次回から活躍のようですよ。それにしても、数奇な運命とはこういうことを言うのでしょうね。なんだかよく分からないうちに騒ぎに巻き込まれ、妻を亡くし、息子も行方が分からず、アノンの気持ちを考えると本当に心が痛みますが・・・きっといつかアノンとソンクラーンも出会える日が来るのでしょう。それにしても、思いっきり不良になっていたソンクラーン、警察沙汰になるようなことがあると母たちにも迷惑がかかります。予告では、今回のドラマの相手役であるプロイちゃんと早速出会っていましたが、ソンクラーンの運命はどう巡っていくのでしょう。アノンはソンクラーンに会えるのでしょうか。
町外れの道で、3人の乗った車はエンストを起こしてしまいます。仕方なく、車を乗り捨てて歩き出そうとした3人。ゲオターは、車の持ち主である女性に声をかけます。「本当にごめんなさい。人から追われてて、こうするよりほかになかったの」。ですが返事がありません。異変に気付いたウアイが扉をあけると、女性は死んでいました。先ほど銃を持ったドゥアンともみ合いになるうち、流れ弾が当たったのでした。人を殺してしまったことで、ゲオターは自首を勧めますが、ドゥアンとウアイは逃げるといいます。仕方なく後へ続こうとしたゲオターでしたが、車から今度は赤ちゃんの鳴き声が。なんと奥の座席にはまだ小さい赤ちゃんが乗せられていたのでした。「じきに警察が来る。放っておきなさい」というドゥアンに、ゲオターは「この子にはなんの罪もない。置いていくなら、私も行かない」と言い張ります。
車が見つかったという連絡を受けて、アノンはすぐさま現場に向かいます。変わり果てた妻の姿に涙を流すアノン。「息子は?!」と警察に訴えますがみんな言葉を濁します。愛する息子の姿はどこにもありませんでした。一方、ドゥアンは、バンコクへ向かう船に3人を乗せてくれるよう交渉していました。交渉が成立し、船に乗り込もうとするのですが、船の持ち主から呼び止められてしまいます。「その赤ん坊は誰の子?」とっさにドゥアンが「私の妹の子です」と答えます。「赤ちゃんなんか乗せられない」という持ち主に、「ほかに方法がない。どうか乗せてください」と食い下がるドゥアン。とうとう根負けした持ち主は、「責任は取らない」との条件で子連れの3人を船に乗せます。
亡くなったアノンの妻の葬儀が行われます。突然襲われた不幸に、アノンも、アノンの母親も悲しみを隠せません。葬儀に訪れた警察官に、アノンはつい言葉を荒げてしまいます。重傷を負ったポーンも、警察から事情を尋ねられていました。「自分は関係ない」と言い張るポーンでしたが、妻であるドゥアンの行きそうなところも分かりません。一方、3人はどうにかバンコクにたどり着いていました。「これからどうするの?」と不安そうなウアイに、ドゥアンは「ひとまず休めるところを探そう」と言い出します。「この子にミルクをあげなくちゃ」と言うゲオターに、しぶしぶ鞄から金を取り出したウアイでしたが、通りすがりの男にそのお金を奪われてしまいます。
わずかなお金でも奪われると困ります。お金を取り返そうと必死に追いかけたドゥアンでしたが、男は金を放しません。結局逃げられてしまいます。お金もなく、雨も降ってきて、これから先どうしようかと途方に暮れる3人。見知らぬ家の軒先で方を寄せ合い慰めあっているところ、「あなたたちは誰?」と家の主人が出てきます。ひとまず家に入れてもらい、子供にミルクを与えることに。自分たちは孤児で、子供の父親は亡くなった、と話すドゥアンに、家の主人であるおばあさんは深い同情を示します。「これからさきどうするの?」と尋ねられ「ひとまず仕事と住むところをさがして・・・」と答えるドゥアン。「3人離れるのはいや!」というウアイを見かねて、おばあさんは「3人とも、ここでくらせばいいわ」と提案します。
「一刻も早くお金を貯めて、名前も変えよう」と言い出すドゥアン。一瞬ためらいを見せるゲーオに、ドゥアンは「それくらいしないと、いつかは捕まる」ときっぱり言います。まだ子供の名前さえ決めていなかったゲーオは、自分たちがこの子と出会った日のことを思い出し、「ソンクラーン」と名づけます。19年の月日が流れ、ソンクラーンはすっかり成長していました。不良グループの一員として、仲間からも一目置かれる存在になっていました。
「赤ちゃんに罪はない」・・・そりゃそうだけど、この状況で赤ちゃんを見捨てなかったゲーオ、偉い!
今日もSingtoの出番は最後40秒ほど。Singtoファンの方、次回から活躍のようですよ。それにしても、数奇な運命とはこういうことを言うのでしょうね。なんだかよく分からないうちに騒ぎに巻き込まれ、妻を亡くし、息子も行方が分からず、アノンの気持ちを考えると本当に心が痛みますが・・・きっといつかアノンとソンクラーンも出会える日が来るのでしょう。それにしても、思いっきり不良になっていたソンクラーン、警察沙汰になるようなことがあると母たちにも迷惑がかかります。予告では、今回のドラマの相手役であるプロイちゃんと早速出会っていましたが、ソンクラーンの運命はどう巡っていくのでしょう。アノンはソンクラーンに会えるのでしょうか。