第9話
アノンと一緒に店の外へ出たゲーオ。「どうしても君に分かってもらいたいことがある」とアノンは話し始めます。「交際に反対もされるだろうし問題があることも分かってる。だけど君への気持ちは本気だ」とゲーオの手に指輪を握らせるアノン。「受け取れない」というゲーオに、アノンは「今すぐじゃなくてもいい」と、結婚を前提とした交際を改めて申し込みます。一方その頃、店に見知らぬ男がやってきます。「ガーラゲートはいるか?」という男に、「今はいないわ」と答えたドゥアン。男はいきなり店のものを壊し始めます。驚いて止めようとしますがさらに男2人が入ってきて、店はめちゃめちゃに。戻ってきたソンクラーンと、近所の雑貨店のおやじも応戦に入りますが、男は「ガーラゲートに伝えろ。今後アノンに近づいたら、もっとひどい目にあうぞ」と捨てセリフを残して立ち去ります。戻ってきたアノンとゲーオは店の惨状をみてビックリ。「あんたのせいだ!」と詰め寄るソンクラーンからおおまかな事情を察したアノン。片づけを手伝おうとしますが拒否されてしまいます。
暴漢をよこしたのは母の仕業だと思い込んだアノンは、帰宅後すぐに母を問い詰めます。「いくら気に入らないからといって、あんな卑怯な手を使うなんて!」とまくし立てるアノンでしたが、母には何のことか分かりません。「確かにあの女は気に入らないけど、そんな手をつかうようなことはしない。納得できないなら今すぐ警察をよびなさい」と毅然とした態度で応戦。アノンも、母を誤解していたことに気付き謝ります。暴漢をよこしたのは、秘書のヌーレックでした。ヌーレックの兄は、アノンの会社にある入札の資料を欲しがっていました。ヌーレックからパスワードを聞きだし、さっそく深夜、会社のアノンの私室に忍び込み資料を盗み出します。警備員に見つかりそうになり、とっさに隠れますが、ボールペンを落としてしまったことには気付きませんでした。
ソンクラーンの様子が変だったことに心を痛めたファーは、父と一緒に店を訪れます。「なにか誤解があるなら、私がソンクラーンのお母さんと話をしよう。そうすれば解決する」と父に促され、ファーもソンクラーンに会いに来たのです。ゲーオたちは買い物に出てしまった後だったので、ソンクラーンが応対に出ます。「店になにかあったのか?」と尋ねられ、とっさに「なんでもないです」と答えてしまうソンクラーン。ファーの父は、二人が話をしている間、外で待っていたのですが、近所の雑貨屋のおやじから例の暴漢騒ぎの一部始終を聞かされます。
「なにか私に怒っているならちゃんと話して!」と訴えるファー。ファーがいつになく真剣に自分にかまってくるのを内心うれしく思いながらも、ソンクラーンはあえてそっけない態度を取り続けます。「家の前で、彼氏と手をつないで話していただろう?」と言い出したソンクラーンに「ナットさんのこと?あれはただ、騒ぎを起こしたことを謝ってくれてただけ。私に彼氏なんていないわ」と反論するファー。ソンクラーンは「僕がいるのに彼氏がいないだなんて!」とファーに向き直ります。「付き合おう」とファーの手を引き寄せるソンクラーンに、ファーも思わず笑顔を見せます。戻ってきたファーの父は、一部始終を聞いたこと、どうして警察に通報しないのかソンクラーンに問いただします。困ったソンクラーンは、ひとまずゲーオに電話をしてすぐ戻ってきてくれるよう訴えます。
一方、ゲーオの帰りを待っていたファーの父でしたが、会議の時間が迫っていたため今日はひとまず帰ることに。「なにかあったらここに電話して」と名刺を渡しますが、すぐそばにあったゲーオたち3人が写る写真には気付きませんでした。買い物帰りのドゥアンたちは、飛び出してきた車とぶつかりそうになります。相手はアノンの母親でした。どう見ても自分の非であるのに、悪し様にドゥアンの運転を罵るアノンの母に、ドゥアンもウアイもつい言い返してしまいます。「警察に話を聞いてもらってもいいのよ!」という母の言葉に、困った3人はひとまず引き下がることに。あまりにも不審な態度にアノンの母は困惑を深めます。店には再びアノンがやってきます。「お母さんと話がしたい」というアノンを「帰ってくれ!」と拒否するソンクラーン。帰ろうとしないアノンに、ソンクラーンは殴りかかろうとします。「君がお母さんを気遣うのと同様、僕だって君のお母さんのことが心配でたまらないんだ!」というアノンの言葉に、ソンクラーンはこぶしをおろします。
OPにも出てくるこのシーン。迫力が全然違うっ!やっぱりテーン・サクシット、役者です!
久々にイラっとくる悪役ヌーレックの登場で、物語がぐんと複雑になりましたね。建設会社ということで、「入札」という言葉がでてきていましたが、利権を巡る欲望はどこの国でも同じのようです。ファーとソンクラーンが誤解を解くシーン、なかなかよかったです。Singtoの売りはその「普通っぽさ」、ということで、お嬢様なファーに無邪気な告白をさせる、という演出は、ファン心をくすぐったのではないでしょうか。そしてラストシーンのソンクラーン対アノン。アノンに対し、単なる「子供」ではなく、ひとりの女性を巡る「男」としてアノンと向き合うソンクラーン。実際にも、アノン役テーン・サクシットとSingtoの演技はかなり開きがありますが、あのシーンではきっとSingtoも「役者魂」というものを感じたんではないでしょうかね。感じてて欲しいな。
アノンと一緒に店の外へ出たゲーオ。「どうしても君に分かってもらいたいことがある」とアノンは話し始めます。「交際に反対もされるだろうし問題があることも分かってる。だけど君への気持ちは本気だ」とゲーオの手に指輪を握らせるアノン。「受け取れない」というゲーオに、アノンは「今すぐじゃなくてもいい」と、結婚を前提とした交際を改めて申し込みます。一方その頃、店に見知らぬ男がやってきます。「ガーラゲートはいるか?」という男に、「今はいないわ」と答えたドゥアン。男はいきなり店のものを壊し始めます。驚いて止めようとしますがさらに男2人が入ってきて、店はめちゃめちゃに。戻ってきたソンクラーンと、近所の雑貨店のおやじも応戦に入りますが、男は「ガーラゲートに伝えろ。今後アノンに近づいたら、もっとひどい目にあうぞ」と捨てセリフを残して立ち去ります。戻ってきたアノンとゲーオは店の惨状をみてビックリ。「あんたのせいだ!」と詰め寄るソンクラーンからおおまかな事情を察したアノン。片づけを手伝おうとしますが拒否されてしまいます。
暴漢をよこしたのは母の仕業だと思い込んだアノンは、帰宅後すぐに母を問い詰めます。「いくら気に入らないからといって、あんな卑怯な手を使うなんて!」とまくし立てるアノンでしたが、母には何のことか分かりません。「確かにあの女は気に入らないけど、そんな手をつかうようなことはしない。納得できないなら今すぐ警察をよびなさい」と毅然とした態度で応戦。アノンも、母を誤解していたことに気付き謝ります。暴漢をよこしたのは、秘書のヌーレックでした。ヌーレックの兄は、アノンの会社にある入札の資料を欲しがっていました。ヌーレックからパスワードを聞きだし、さっそく深夜、会社のアノンの私室に忍び込み資料を盗み出します。警備員に見つかりそうになり、とっさに隠れますが、ボールペンを落としてしまったことには気付きませんでした。
ソンクラーンの様子が変だったことに心を痛めたファーは、父と一緒に店を訪れます。「なにか誤解があるなら、私がソンクラーンのお母さんと話をしよう。そうすれば解決する」と父に促され、ファーもソンクラーンに会いに来たのです。ゲーオたちは買い物に出てしまった後だったので、ソンクラーンが応対に出ます。「店になにかあったのか?」と尋ねられ、とっさに「なんでもないです」と答えてしまうソンクラーン。ファーの父は、二人が話をしている間、外で待っていたのですが、近所の雑貨屋のおやじから例の暴漢騒ぎの一部始終を聞かされます。
「なにか私に怒っているならちゃんと話して!」と訴えるファー。ファーがいつになく真剣に自分にかまってくるのを内心うれしく思いながらも、ソンクラーンはあえてそっけない態度を取り続けます。「家の前で、彼氏と手をつないで話していただろう?」と言い出したソンクラーンに「ナットさんのこと?あれはただ、騒ぎを起こしたことを謝ってくれてただけ。私に彼氏なんていないわ」と反論するファー。ソンクラーンは「僕がいるのに彼氏がいないだなんて!」とファーに向き直ります。「付き合おう」とファーの手を引き寄せるソンクラーンに、ファーも思わず笑顔を見せます。戻ってきたファーの父は、一部始終を聞いたこと、どうして警察に通報しないのかソンクラーンに問いただします。困ったソンクラーンは、ひとまずゲーオに電話をしてすぐ戻ってきてくれるよう訴えます。
一方、ゲーオの帰りを待っていたファーの父でしたが、会議の時間が迫っていたため今日はひとまず帰ることに。「なにかあったらここに電話して」と名刺を渡しますが、すぐそばにあったゲーオたち3人が写る写真には気付きませんでした。買い物帰りのドゥアンたちは、飛び出してきた車とぶつかりそうになります。相手はアノンの母親でした。どう見ても自分の非であるのに、悪し様にドゥアンの運転を罵るアノンの母に、ドゥアンもウアイもつい言い返してしまいます。「警察に話を聞いてもらってもいいのよ!」という母の言葉に、困った3人はひとまず引き下がることに。あまりにも不審な態度にアノンの母は困惑を深めます。店には再びアノンがやってきます。「お母さんと話がしたい」というアノンを「帰ってくれ!」と拒否するソンクラーン。帰ろうとしないアノンに、ソンクラーンは殴りかかろうとします。「君がお母さんを気遣うのと同様、僕だって君のお母さんのことが心配でたまらないんだ!」というアノンの言葉に、ソンクラーンはこぶしをおろします。
OPにも出てくるこのシーン。迫力が全然違うっ!やっぱりテーン・サクシット、役者です!
久々にイラっとくる悪役ヌーレックの登場で、物語がぐんと複雑になりましたね。建設会社ということで、「入札」という言葉がでてきていましたが、利権を巡る欲望はどこの国でも同じのようです。ファーとソンクラーンが誤解を解くシーン、なかなかよかったです。Singtoの売りはその「普通っぽさ」、ということで、お嬢様なファーに無邪気な告白をさせる、という演出は、ファン心をくすぐったのではないでしょうか。そしてラストシーンのソンクラーン対アノン。アノンに対し、単なる「子供」ではなく、ひとりの女性を巡る「男」としてアノンと向き合うソンクラーン。実際にも、アノン役テーン・サクシットとSingtoの演技はかなり開きがありますが、あのシーンではきっとSingtoも「役者魂」というものを感じたんではないでしょうかね。感じてて欲しいな。