テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

PVに見る生活感

2006-05-03 | タイ語の勉強

いつも歌を訳しているので、今日は少し趣向をかえて、PVを紹介してみたいと思います。

私はタイ演歌(ルークトゥン)が好きなのですが、ルークトゥンはやっぱりPVを見るのが面白いのです。なんていうかこう、タイ独特の生活習慣やものの考え方、建物の様子などがうまく描写されていて、普通の人が普通に楽しむ生活を感じることができるのですよ。ということで、今回紹介するのは、タイで人気の若手実力派女性歌手、ターイ・オラタイの去年でたアルバムから。ちなみに歌詞の内容とキャプションは無関係です。雰囲気を味わってもらえたら・・・。

กรรมกรแก้มแตง(「丸い頬の労働者」ってとこでしょうか?)by ต่าย อรทัย

・・・いつもの出勤風景。並ぶバイクにタイを感じますね。(ちなみにコレ、タイホンダのソニックです。欲しいなぁ・・・)

・・・彼女の職場はタイスキのチェーン店でしょうか。うず高く詰まれたトレーがこれまたタイらしい。

・・・しかし家に帰れば普通の女の子。暑いよ~。

・・・たまにはミスして上司に叱られたりもしますが・・・。

・・・名誉挽回!上司もガッツポーズです!

・・・営業スマイルで「いらっしゃいませ~」

・・・さぁ、そろそろ出勤でしょうか。

・・・あっ、ぶつかっちゃった!

・・・新たな恋の予感?!?

歌詞の中に何度も「ボ・ミー・フェーン」(彼氏がいない)と歌われていますが、最後に新たな恋を暗示させるあたりが心憎いですね。画像にはしませんでしたが、給料をもらうシーンや、自宅で語学学習?に励むシーンもでてきます。そして要所要所に、歌っているターイ・オラタイの映像が練りこまれ、PVは進んでいくわけですよ。だいたい雰囲気は分かって頂けましたか?

これがタイポップスだと・・・わりと最初から最後まで歌手の歌唱シーンだったり、また恋愛物語風だったり、途中で登場人物が事故死したり(!)と、いろいろなものがあるのですが・・・。そして、それほど人気のない歌手の場合・・・もっと貧相だったりもしますね。まぁルークトゥンのほうが庶民派、といったところでしょうか。歌手が歌っているバージョンのものは、宝塚のようにキラキラしたおねーさんに囲まれて男性歌手が歌っていたり、またドラマの主題化になってたりしたらドラマのワンシーンが挿入されていたり・・・。奥深いですよ。

他にもお気に入りのPVはいくつかあるので、また紹介してみたいと思います。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (meew)
2006-05-04 12:50:40
この企画、おもしろいです。次回が楽しみ!
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よかった~ (hana(本人))
2006-05-04 17:03:31
>meewさん

面白がって頂けてうれしいです!やっぱりルークトゥンはPVが命なんですよね~。ポップスにも面白いものはたくさんありますが、バンコクのオシャレな若者スポットや若者文化を見るよりも、庶民の生活、というか、普通の生活感を味わうほうが楽しいと思ってしまう、庶民派なもので・・・。
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救われる結末。。 (komta)
2006-05-05 19:19:33
hanaさん、最近のルークトゥンのPVは最後が救われるのが多くなってきてますね。見ていてコチラも救われるような気分になります。以前はホント悲惨な形で終わってしまうモノが多かったような覚えがありますが。。

บิว กัลยาณี ・สาวรามฯ ยามเย็น このヴィウ・ガンヤニーの『サーオ・ラームラーム・ヤーム・イェン』見ましたか?田舎少女がクルンテープの女子大生を夢見るパターンのアレですが。。ソイを歩いていると鞄をひったくられて、道の端でどん底に落ち込むんですが、それを取り返してくれる人が居るんですね、そして元のまま(直ぐ中のお金を数えるシーンが出てくるんですが。。)返ってくるという。。いつの日にかは胸のところでノートを抱えて街を歩く姿をと夢見るんですね。泣かせます。

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確かに。 (hana(本人))
2006-05-06 06:35:08
>komtaさん

「サーオ・ラーム・・・」とどちらにしようか迷ったんですよね~。あのPVはほんとに清々しかったです。

最近救われる結末のPVが多のは、やっぱり時代の流れなんでしょうか・・・。ああいうのって脚本家の先生とかが考えてるんでしょうかね?歌詞の内容にわりと沿ったものもあるし(ピーク&プリアオの『アイレーフユー』なんか、もろそのまんなでしたよね)、全然全く関係のないストーリーだったりもするし・・・。歌手が演じてたり演じてなかったり(ターイ・オラタイが演じてるものはなんか得した気分になりますね)。新人歌手だから歌うシーンが多い、というわけでもなさそうですし。奥深いですね。
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