百人一首カードを読み上げるたっ君
新年度に入って2ヶ月が過ぎた。孫達は新しい環境に慣れたようで、それぞれ自分のリズムで活動している。
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一番大きな変化はやはり和君と奏君だろう。和君は大きなランドセルを背負って、水筒をぶら下げ、制服のズボンに白いシャツ、学童帽をかぶっているのが様になってきた。バス通学なので、ICカードをランドセルにぶら下げているのも頼もしく感じる。 行動半径も随分広がって、我が家に来るのも週に3日程度、急速に児童になりつつある。
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我が家に来るとまず始めに宿題をする。宿題はプリント2枚程度なのだが毎日出るようで、最近の小学校はまず宿題=勉強習慣を植え付けるのに重点を置いているのかもしれない。
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奏君も宿題は同じように出るようだ。放課後は学童保育に行っているので、そこでまず最初に宿題をやるのだ。(時々忘れているが) 小学校は大きなお兄ちゃん、お姉ちゃん達がいるので、保育園とは勝手が違うと思うのだが、登校は一人で行く。校門には先生たちが出迎えているので、私が送り届けるのが嫌なようだ。最近はクラスで一番に登校して、教務室から教室の鍵を受け取るのが嬉しいそうだ。自分が気に入ったことは積極的になるのだが、落ち着きがないのは相変わらずで、担任の先生もあの手この手で面倒を見てくれている感じだ。先生から怒られずに花丸を貰ったときは、やはり嬉しいようで、ママに報告している。この前はハート型の花丸を貰ったと歓んでいた。
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たっ君も保育園では桃組、4歳児クラスになった。奏君が居なくなったので、寂しいかと思ったら、奏君以上に闊達ではしゃいでいる。友達も多く、大きな声で声掛けしたり、走り回ったり、園が自分の庭のようだ。本好きなのは相変わらずで、最近は絵本の読み聞かせよりも百人一首に嵌まっている。
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たっ君:朗々と、 「あしひきの~」
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続いて私達(じじばば)が、 「あしびきの~」
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たっ君: 「やまどりのおの、しだりおの」
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私達: 「やまどりのおの しだりおの~」
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たっ君: 「ながながしよを ひとりかもねん」
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私達: 「ながながしよを ひとりかもねん~」
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決して私達が知っているからと、たっ君より先に詠うといけないのだ。たっ君も10首以上、覚えたようで、詠う口調も滑らかになってきた。
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