異常の発端、TVアンテナ
異常な暑さに振り回された8月も明日までだ。9月に入れば少しは爽やかになるだろうと期待している。それに今月は運が悪いとしか思えない異変が次々と起こった。ゲン直しというか、早くこの事態から抜け出したい。
そもそもの発端は3カ月も前。台所のシステムキッチンの混合栓の取っ手(ハンドル)が折れたこと。混合栓のバルブの調子が悪いのか、水がポタポタ漏れるようになったので無理してハンドルに力を掛け過ぎたのだと思うが、アルマイトのハンドルが見事に真ん中から折れてしまった。そこで近くのサービスショップで取っ手だけを購入して付け替えた。本当はバルブも替えれば良かったのだが、そこそこ水漏れもしなくなったので、そのままにしていた。我が家も築13年、部品や機器の故障が多くなりそうだと、この時思ったのだが・・・。
異変が立て続けに起こり始めたのは盆明けから。まずTVの衛星放送が映らなくなった。E202の表示だからアンテナ信号の欠如。ゲリラ豪雨や台風でアンテナが壊れたのかと屋上に登ってチェックしたのだが、外観上は異常なし。となればケーブル接続不良しか考えられないので、ジョイント部を取り外して綺麗に清掃して防水処理を行った。その結果、見事に映るようになったので、私の面目は立ち威厳は守られたのだった。
その後、居間のエアコン用リモコンの液晶表示が壊れて、数字が正確に表示されなくなった。一の位の数字が7なのか8なのか、それとも9? 正確に表示されないので温度設定に困る羽目に。リモコンを交換しようかと考えていたら、今度は寝室のエアコンが故障してしまった。基板が壊れたのか電源が入らなくなってしまった。新築時に取り付けたものだから13年前の製品だ。昨年は書斎のエアコンが故障で交換したのだが、今回も新品に取り換えることにして電器店で情報収集。ついでに懸案だった居間の照明をLEDタイプに交換することにした。 (この時点ではまだまだ厄災が続くとは思っていなかった。)
居間のLED照明。シアターなど多彩な機能があって、楽しい。
馴染みの電気工事屋さんにエアコンを取り換えてもらって、ついでに居間のリモコンも手配し、おまけに古いブラウン管式TVを3台、処分して貰った。重たいので私一人では運べないからずっと各部屋の大きなお荷物になっていたもの。これを機会に不要なものを処分してこれで一安心だと思った。
そして昨日。朝トイレに行くとドアの前の廊下が大洪水。ドアを開けると、トイレの床に水が溢れていた。水がウオッシュレットの排水栓のところから流れ落ちるくらいに漏れていた。慌ててトイレの元栓を閉め、溢れた水を雑巾でバケツに吸い取って大掃除。やっと掃除が終わって、取扱説明書を読んで漏水個所をチェックしたのだが、どうも排水栓(パッキン付き)には異常は無いように思える。けれども対策としては排水栓を交換するしか手がないので、例のサービスショップで適合排水栓を買ってきて、取り替えたのだが、やはり危惧したとおり漏水は止まらない。内部のバルブ機構が壊れているようだ。
この交換は専門の技術屋と工具が要ると言う。2Fのウオッシュレットはエアコンと同じように築時のものだから13年経つ。修理するよりも新品と交換する方が間違いないだろうと、新品を注文した。色が特殊なので受注後生産するとかで、納期は2週間。ついでに台所の混合栓のバルブも購入することにした。
経年劣化がこう立て続けに起こると、予定外に大きなお金が出てゆくので、家計が大変だが、どれをとってもそのままにしておくことはできない。老人の医療費と同じ感覚になる。
ここ1週間で取り替え交換に神経が麻痺して慣らされてしまったようで、妻のママチャリも変速ギアのケーブルが壊れたため、今日買い替えた。自転車は妻の必需品、乗りこなして充分に元は取っているのだが、旧い自転車は私が修理して、ジムに行くときに使うことにする。ガソリンを使わないし、健康的だし、一石二鳥だ。