ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

一周忌

2011-08-10 09:42:43 | 平々凡々

  

   今年も暑い夏がやってきた。親父が亡くなって早くも1年だ。時が経つのが早い。思えば暑い最中の葬式だった。親父の葬式、鮮明に覚えているかと言えば、そうでもない。記憶力の低下なのだろうか、最近の出来事は脳にインプットされていても、記憶の引き出しに整理されていないようだ。完璧に記憶が欠如している事も多い。それでも、人から言われると思い出すので、単に記憶の整理整頓機能が劣化しているだけなのだろうか。

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 先週の土曜日、親父の1周忌法要が檀那寺で行われた。初盆と1周忌が重なるので、お寺さんの意向で両者をいっぺんに行う事になり、日程の都合で先週の土曜日となったのだが、その前の7月末には仏壇に盆提灯などを飾って、初盆の準備なども終えていた。

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仏壇も盆提灯も墓も全て新しくしたし、それに遠隔地以外の近親者は全員が出席したので総勢20人の大所帯が集まって、親父も喜んでいる事だろう。もちろん親父から言うとひ孫にあたる和君たち3人も出席したので、喜びも倍増した事と思う。

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読経の後は毎度の事ながらお経に書かれていることについての説法。インドから中国、そして日本に経典が伝わった話や経典の話など、毎回同じ話が出てくるのが面白い。法要は誰のために、何のために行うかと言うのが一番重要なことなのだろう。2時間あまりの法要も退屈ではなく、何だか短く感じられた。

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終わると、おとき。この日は小倉の町がちょうど「わっしょい百万夏祭り」で、料亭がどこも満員のため、お寺の休憩室を借りることにしたのだが、冷房が効いた部屋で食事が頂けて良かった。親族が集まったのは2月の姪の結婚式以来だったが、やはり皆が元気で笑顔を見せてくれたのが嬉しい。兄弟5人が集まるとついつい子供の頃の話となる。親父に叱られて物置に閉じ込められた話、寝起きで機嫌の悪い私から下駄を投げつけられて怪我した話など記憶の断片にしか残っていない出来事が鮮明に蘇ってくる。兄弟仲が良いのが自慢だが、これも親父やお袋の躾が良かったのだろうと思う。

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<o:p>孫たち3人も場を盛り上げました。</o:p>

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私が昆虫採集を復活して、オオムラサキやミドリシジミを捕まえた話をしたが、弟達も昆虫に関しては私よりも進んでいて、20年ほど昔、親父と行った沖縄でコノハ蝶を嫌になるほどgetした採集行や裏話などで盛り上がった。結論として来年にまた兄弟で行こうということになって、宴会を終えた。

 

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和尚さんの話では、「供養をしてやる」ではなく、「供養をさせて頂く」ということだが、親父の力が私達親族の結びつきを強固にしているのだと改めて感じた日でした。

 

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コメント (16)
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