英彦山参拝入口の銅の鳥。右側の大木に国蝶のオオムラサキが居たので、親父が登って長い網を振り回していたのを思い出します。
たっ君が水疱瘡に罹ったことは前記事で紹介した。ちょうど正月休みでパパママがいたから助かったが、それでも平日はバァバがたっ君のお守り役。機嫌が悪いとじっとバァバの背中でうとうとするのが常のたっ君だから、バァバも疲れ果てて青息吐息の状態となる。となると、そのお鉢が私に廻ってくるのが当然といえば当然で、私としては実に不本意な状況に陥る。孫が元気なのが我が家にとっては一番だと改めて思う。
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ワカサギ釣りの次の日、3連休の真ん中の日曜日。たっ君も殆ど快復して来週から保育園に通える見通しもついて、一安心と云うところ。たっ君家族は揃ってのんびりしている事だろうし、私たちは妻の慰労も兼ねて日帰り温泉に繰り出すことにした。10月に訪れた「源じいの森温泉」だ。食事も美味しかったし、お湯も気持ち良かった。ただ、単に温泉に浸かるだけなのも味が無いと思って、もう少し先の英彦山にまで足を伸ばす事にした。初詣も兼ねて、ちょうど良いドライブだと。
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その日の天気は夕方から雨模様という予報ではあったが、そう寒くも無くまぁまぁのドライブ日和だった。小倉から南下して約50キロ、添田町を通って英彦山への登山道へ。この頃から道端には残雪が目立つようになって来た。平野部では雪は積もらなかったが、山間部ではかなり降っていたのだった。それでも、登山道はかなりの交通量があるので大丈夫だろうと高をくくってそのまま英彦山神宮を目指した。
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英彦山は修験者の山で、昔から天狗の山として知られている。私は幼い頃に父に連れられて昆虫採集を兼ねてキャンプに来ていたし、娘達が幼い頃、やはり同じように英彦山で遊んでいたので、20年ぶりくらいなのだが当時とあまり変わらない風景に懐かしさを覚えていた。けれども、登るにつれて雪が深くなり、ついには路面が凍っているところに差し掛かった。そこではなんと懸命にチェーンを装着している車もあって、3台くらいの車が片側一車線の道をふさいでいた。さて、どうしたものかと思案したのだが、チェーンなどは持っているはずも無く、致し方ない!、少し先の英彦山神社の銅の鳥居(かねのとりい)まで行って引き返すことにしよう。本当は奉幣殿まで行きたいのだが諦めざるを得ない。
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<o:p> 除雪されて何とか通れた英彦山登山道。石段の参拝道は雪に覆われていました。</o:p>
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何とか銅の鳥居までたどり着いたのだが、驚いた。雪が30センチあまりも積もっており、銀世界に変わっていたのだ。真夏の英彦山は良く知っているが、冬の英彦山は初めてだ。鳥居から奉幣殿に登る石段も雪で覆われており、私達はそこで参拝するしかなかった。
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帰りはスリップしないように安全運転に努め、目的の「源じいの森」へ。昼食・温泉を満喫したあと、ゆったりした気分で帰路に着いたのでした。
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