ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

セミ捕り

2010-08-13 12:14:11 | 

 

  

   和君が虫籠をぶら下げてやってきた。マンションでセミを捕まえたと言って。見るとクマゼミが2頭入っていた。木の枝と砂糖水を染みらせたティッシュも入っていた。街なかのマンションではあるが敷地内の植木に近くの公園からセミが多く飛来しており、階下のお兄ちゃんに捕ってもらったという。数日前は素手では触られなかったのだが、いまでは平気で手に持つこともできるようになった。咬まないと体得したのだろう。

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用事があって出かける時に、玄関に捕虫網が立てかけてあった。子供用の短いものではあるが、ちゃんとした網だ。この網でセミを捕まえたという。これを見て和君にセミ捕りに行こうと誘い掛けると喜んで行くというので、用事が終わった後、森林公園に立ち寄った。

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花見で有名なこの公園、蝉も多い、クマゼミとアブラゼミばかりなのだが、ちょうど今が盛りでやかましいほどの蝉しぐれが響いていた。

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桜並木を巡りながら、低い所に止まっているセミを見つける。ほとんどが短い網では届かない高い枝に止まっているのだが、中には和君でも届く低い場所に止まっているのもいた。それを和君が網をかぶせる・・・が、惜しい所で逃げられる。まだ網を制御するところまではゆかないようだ。けれども和君は3頭、捕獲に成功した。初の体験なのだが、上々の成果だ。和君が届かないところは、当然ジイジの役割。私も数頭捕獲した。ただ、虫籠が小さいので3頭以上入れると喧嘩して死んでしまうと思い順繰りに逃がしてやった。

 

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セミの他にもモンシロチョウも飛んでいた。和君が懸命に網を振り回して追っかけるのだが、蝶はそれこそ和君をあざ笑うかのようにひらひらと網をかわして逃げる。和君には網を払うという動作が難しいようだった。結局モンシロチョウは無事に逃げおおせ、和君は玉のような汗を。しかし元気だ。<o:p></o:p>

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先記事で紹介していた私のスイカ、完熟期間を終えて、ついにカットすることに。奏君やたっ君が見守る中、包丁は妻に任せず私が。緊張の一瞬でした。その結果、見事な完熟スイカが出現しました。甘い香りも漂って、糖度も問題ないようです。早速仏前に供え、残りは冷蔵庫へ。良く冷やして食べることにします。

 

「良かった! 良かった!」<o:p></o:p>

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暑い盛りにもかかわらず、元気に網を振り回している和君の姿を見て私の虫が騒ぎだした。私も虫捕りだ! 家に帰ると階段下の物置から6本継ぎの捕虫網を取り出し、網も仕舞っていたのを引っ張り出した。この捕虫網が活躍したのは、娘たちが小学生の頃だからもう22年くらい昔のことだ。

 

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6本継ぎの網は7m以上の長さで、我が家の3階のテラスまで届く。昔はこれで高い木の上に留まっていたオオムラサキや、ゼフィルスを採集したものだ。大概の昆虫マニアはせいぜい4本継ぎくらいの網しか持ってなかったので、私には自慢の捕虫網なのだった。

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和君に私の捕虫網を見せて自慢した。そして、またセミ捕りに行こうと! 一緒に英彦山や久住の野山を駆け廻れる日も間もなくだろう。

 

 

 

 

 

コメント (20)
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