リビングルームから見える雨に曇るガラス越しの景色。
そんなわずかに歪んだ雨空を見て思い出した。
雨の中を走るのだって楽しかったこと。
rain-Xが手に入るようになるのは、まだ数年先のこと。
車が大事でWAXを掛ければ掛けるほど油膜が酷くなったっけ。
油膜にゆがむ景色もまた楽しきかなと思えるほど
クルマにのること、そのものが楽しかった。
若者のクルマ離れ?
なぜだか分からないなんて、口では言ってたけど
本当はそんなこと、とうに承知していたこと。
だから、今は欲しいと思えるクルマが無いなんて言ってるんだ、僕も。
70年代のあの頃は違ってた。
BMWとロメオでは本当に全然違う乗り物だったし、
同じメイクスのクルマだって、2年前のモデルは明らかに
劣ったクルマだった。
クルマを乗り換えること自体が新しい夢だった。
それが今ではみんな同じ、強引にわずかな違いを見つけ出しているだけ。
もう、本当にクルマ趣味はお終いにします。
もう、新しいクルマを買うこともないと国民に宣言しましょう。
ゼロベースで考えついた私の腹案です。
ここのところ、クルマに乗ってないなぁって思いつつ、クルマの走行記録(というかiPhoneで記録している給油記録)みると、乗ってないなーって言いつつも、1~3号の愛車はいずれも年間1万キロちょっと乗ってる(笑)
それは、600マイルブレンドみたいな無理なロングドライブはあまりしなくなりつつも、東京往復の300kmは、通勤のおまけみたいになってるのも事実で、月3回東京に行けば、それだけで1000kmですからねぇ。
もう数日で50歳ですが、クルマとのつきあい方が変わりつつあるなと実感する今日この頃です。twitterで呟いたとおり自分にとってのクルマ道楽は、クルマ買い替え道楽ではなく、クルマドライブ道楽だと明確になりつつあります。毎年自動車税の請求を見る都度に、クルマを整理統合する為の買い替えを迫られつつも、のらりくらりと逃げてますが、さてあと何年もつか。。。
とても残念なお話なのでついペンを(?)取りました。
ご存知の様に、私は毎日の様にキャブ付きのアルファと会話しているのですが、現代車との違いはやはり古いクルマは絶えず面倒を見てやらねばならないということでしょう。
それは幼子やワガママ彼女の機嫌を取るが如くで、言い方を変えればシンドイ面もあります。
でもちゃんとこちらとの息が合った時の爽快感とか
人馬一体感は、やはり60~70年代の蒼いクルマに乗るとまだまだロマンとか未来とか先が今でも見えます。
だって機械文明は進歩発展しましたが、人間は全く進化も進歩もしていないばかりか、もしかしたら機械文明等のせいで退化しているんじゃないかと思っています。
現代のクルマは機械として大進歩し、無くしたもの
がたくさんありますが私の扱うクルマには欠点も多く当然未完成なのですが、それは人間と同じで未完成だから面白いのですよね。
クルマ趣味って、これからの未来の人間には無くなるかもしれません。
でも私はこの時代に生き、こんな面白い趣味が出来て幸せだと死ぬまで思うでしょう...
>腹案
今回のエントリー主題はここでありました。
紛らわしかったですね。。(^^ゞ
実現不可能な絵空事の例え、、というかironyでして。(笑)
ウチは、Mariさんと合わせて年間5000kmくらいです。
クルマは磨いて飾っておくモノじゃない!と、常日頃、言っておきがながら
現実はそれに近くなってます。
新しい車を買うことはないかも知れませんが
いずれは古いクルマを買うことになるんじゃないかと思う、今日この頃であります。
クルマもカメラも、同じ状況かも知れませんね。
ただ、デジカメに限れば、まだまだ進歩の過程を楽しめる分、購買意欲が増しますけど。
せっかく買い換えるのなら、もの凄~く違っててくれないと面白くないというか、、
ただ寿命が来た消費財の入れ替えになっちゃいますからね。
楽に乗れて、壊れなくて、、“60kmの官能”を味合わせてくれるクルマ、、
そんなクルマが理想なんですけど!
紛らわしくて申し訳ありません。
というわけで、主題は“腹案”に対するironyだったんです。
アルファロメオの歴史への敬意も、
70年代のロメオに対する憧憬にも、未だ何ら変わりありませんです。
それが証拠に、Carlociciさんのブログは毎日拝読しておりますし、
某モータースのストックリストも欠かさず確認してますから~。(^^ゞ
新しい車を買うことは無いけど、古いクルマはかうかもしれないってのは良くわかります。うちもたぶんそうでしょう。というか、どのぐらい古いかによりますけど、すでに2005年を最後にそれ以前のクルマしか持ってなかったり。
ただ、昨今のヒストリックカーラリーイベント乱発の様相をみてわかるとおり、かつてのスーパーカーブームよろしく、単に富のプレゼンスや投機目的でヒストリックカーを手に入れてる向きも多く、その有象無象と同じ土俵にならぶのは嫌だなって気持ちが強くなりつつあります。
愛妻同様、自分と共に過ごした時間の長い愛車をその思い出とともに末永く連れ添っていくというのが、スマートかなと、柄にも無くおもいはじめてる今日この頃です(笑)
嘘みたいな話だけど、ビートル株は定期的に探してます。
昨年でしたか、秋田でワンオーナー、走行1万キロ、
内装の保護ビニールが張ったままというオバケが出ましたが買い損ないました。
ライトチューンしたフラット4、本当にイイですよ。
>クルマはとっくに宙に浮いてたはずの今の時代・・・
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/a3/9b10d4748a7ff472cb978929a4749d53.jpg
↑確かに、こんな絵ばっかり見てました。
タイヤが残ってて良かったと思うことしきり。。。σ(^^)高所恐怖症 (爆)
ご理解いただけてたと思ってました。(^^ゞ
ヒストリックカーイベント、
勉強熱心なのは結構なことですけどペーパーから得た蘊蓄を
熱心にひけらかされちゃうと引いちゃいますよね。
6~70年代の、まさに身の丈にあったクルマが楽しそうです。
コメントありがとうございます。
ta_Z8さんのお返事に、エスロクレーサーさんのような素晴らしいヒストリックレーサーばかりなら・・・
と、書こうと思ってました。
エスロクレーサーさんが参加されるイベントなら
間違いなく愉しそうですね!