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大相撲大麻事件の見解

2008-09-11 23:53:55 | 雑感
数日前のエントリーで「大麻吸引は犯罪ではない」と書きました。

やはりどう調べても吸引だけでは立件はムリです。警察は先に逮捕して起訴猶予とする若ノ鵬の大麻保持との関連を追求して露鵬と白露山の「大麻保持」を立件しようとしていますが、捜査はこれ以上進展しないでしょう。理由は後述します。


さて、刑事犯罪が立件されないとはいえ「大麻吸引」は反ドーピング違反です。JADAのリストには禁止薬物として麻薬が含まれています。もっとも大麻がドーピングとしての効能を発揮するかという部分には異論も多く確固たる根拠はないようです。事実、長野五輪のスノーボードのメダリストから大麻吸引の痕跡が見つかりましたが、自国(カナダ)での吸引で競技までの期間が空いていたこと(カナダでの大麻吸引は法律違反ではない)や大麻吸引と競技能力向上の因果関係がはっきりしないため、メダル剥奪に至らなかった、事例もあります。

仮に反ドーピング違反だとしても一定期間の出場停止が本来の相場となります。


そういった意味で若ノ鵬に始まり、露鵬、白露山の解雇は苛烈です。
何しろ相撲協会は時津風事件で弟弟子をなぶり殺した3人の兄弟子に対して「裁判で罪が確定する」までは何の処分を下さないとしているくらい犯罪者に寛容な団体です。


これは何故でしょうか。
相撲協会は若ノ鵬、露鵬、白露山を追放したかった。3人は以前からかなり素行が悪い札付き力士で、何かのきっかけがあればそれを理由にクビにしたい連中だった。そんな背景があって今回の事件である。露鵬と白露山については彼らが言うように「陰謀」かもしれない。大麻ごときで極悪人かのような報道でしたが、相撲協会子飼の記者が書いた記事でしょう。その証拠に3人のクビを取り終えたところでこの事件の報道はピタリと途絶えました。彼らの解雇が決まり目的は達成したからです。

警察の捜査がこれ以上進展しない理由もココにあります。もともと警察はこの事件で起訴まで持っていけるとは思っていないでしょう。発端の若ノ鵬事件にしたって、大麻・初犯・微量でよくこの内容で大騒ぎ出来たな、というくらいです。大方相撲協会に頼まれて露鵬・白露山の事件も立件したいフリをしていただけでしょう。


若ノ鵬、露鵬、白露山はほっとけばもっとヤバいことをやりかねない連中だった。
北の湖が理事長職とバーターで刺し違えたのがこの事件の核心のような気がします。理事には留まっていますので応分の実権は保持しているでしょう。

あ、若ノ鵬、露鵬、白露山は相撲界の八百長を暴露するという嫌がらせをする手もあるけど、止めた方が良い。過去にそれをやって不審死を遂げた人物が何人かいます。この場合の警察の捜査結果は判で押したように「事件性なし」です。

相撲協会の闇は深いからお気をつけてくださいまし。


コメント (2)
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