岐阜戦に出かける少し前にNHKの番組で岩渕真奈という女子サッカー選手の特集をしていた。
彼女は日テレベレーザの選手である。昨年のフクアリでのレディースvsベレーザでも実際に目にしている。
番組ではドリブラーとして力量を発揮してきたこの選手がここ数年のトレンドであるポゼッションサッカーで壁にぶち当たっているという内容だった。
番組自体は最後まで見ていない。岐阜戦に向けて出かけたので。
実はオレ、最近言うところのポゼッションサッカーがどんなものかが分からなかった。現在のところ世界を席巻しているバルセロナのサッカーも「ポゼッションサッカー」と聞いているし、江尻が千葉で目指しているのもそれに近いということを西部さんのコラムにも書いてあったりした。ただ、千葉とバルセロナのサッカーを比べても中々共通項を見いだし辛いのも事実で、それは選手の技量や監督の質だったりするんだろうなと思ってた。
結果、ポゼッションサッカーが具体的にどんな思想のサッカーなのかよく分からなかった。
このNHKの番組で岩渕が壁にぶち当たってることを引き合いに「ポゼッションサッカー」が説明されていてようやくある程度このサッカーがどんな戦術なのかがおぼろげに見えてきた気がする。
江尻が何かのコメント(インタビューかも知れないが)で
「最後の15~20メートルでスペースにパスを出すのではなく足許にパスを出すように指導している」
と語っている。
何言ってんだか意味が分からなかった。
うまく説明できないので詳しくは書けないのだけどNHKの番組を見た後で理解できたように思う。
で、その事を念頭に岐阜戦を見ていると「なるほど」と思わせる部分がある。と同時にまだまだだな、とも思える。
次節から苦手のアウェー2連戦。JEFが見せるのは「進化」なのか「停滞」なのか少し楽しみ。