ＪＥＦ人事往来（～１２／２９）

昨日、仕事納めとなり、本日より海外逃亡と相成ります。
明日よりインターネットの繋がらない所へ行きますので、年内最終更新となります。

皆様、良い年をお迎えください。



さて、ＪＥＦの移籍ニュースですが、あれだけ何もないチームしか作れなかった監督を留任させるのですから、選手の入れ替えは相当にあるかと思っていましたが、ここまでいなくなるとは思いませんでした。

どうやらクラブ側、現場スタッフは「今季の失敗は選手のせい」と本気で考えているようで、６月頃には「やっぱりダメなのは監督でした」という目も当てたれないリリースの予感がしてまいりました。

まずは退団選手の移籍先。

●田中佑昌（→甲府）

　移籍先未定：能登、河津の両選手

続いて新たな退団選手。

●森本貴幸（→川崎）
●安　柄俊（→金沢）
●大岩一貴（→仙台）
●金井貢史（→横浜マリノス）
●戸島　章（→町田）

えーと、あと噂になって発表がないのはネイツと松田かな？

もはや個々の選手についてコメントできる状態ではありません。
ただ言えるのは、どの選手にも強みと弱みがあるわけですが、関塚体制以降のＪＥＦには個々の選手の強みを全く活かすことができず、弱みが顕在化する起用が目立つ気がいたします。

来季も残留するであろう富澤選手なんかは分かりやすいのですが、元所属の横浜マリノスではＣＢではなく、中盤の底で起用されるパターンだったようです。
ＪＥＦではＣＢでの起用が主体ですが、横浜でＣＢでの起用がないことがすぐにわかりました。足が遅いんです。だからＣＢで起用される場合、裏を取られるリスクがあるので、本人は基本引いて守りたいんですね。ところが、ＪＥＦの守り方はラインを高めにしたい。

そういう葛藤をチームとして抱え込んでいるからチームとして機能不全に陥るし、９０分戦えない。

これって、監督のチーム作りの致命的な欠陥ではないかと思います。選手を総取っ替えしても怪しいな？と思っちゃいます。

と、愚痴はここまでで。

新加入選手。

●比嘉祐介（←横浜マリノス）
●藤嶋栄介（←鳥栖）

両選手共、詳しくは知らないのでノーコメントで。変な監督・コーチがいて戸惑うかもしれませんが、自分をしっかり持って頑張ってください。

　

ＪＥＦ人事往来（～１２／２３）

例年と違って１２月に獲得ニュースも多く見受けられますね。

先ずは退団選手の移籍先。

●佐藤祥
　　→　水戸ホーリーホック
●伊藤槙人
　　→　水戸ホーリーホック
●田代真一
　　→　モンテディオ山形
●栗山直樹
　　→　モンテディオ山形

水戸には大分に移籍していた兵働選手も移籍となるとのこと。

続いて、新たに去る人

●高木駿（ＧＫ、期限付き移籍満了→川崎）

お次は来る人

●吉田眞紀人（ＦＷ、完全移籍←水戸）
●若狭大志（ＤＦ、完全移籍←大分）
●船山貴之（ＦＷ、完全移籍←川崎）
●山本真希（ＭＦ、完全移籍←川崎）


よーく知ってるのは船山選手ですな。昨年の松本昇格の立役者でした。川崎で結果を出したとは言いがたくご本人としてはやり直しの１年となるのかな？


レンタル移籍を終える高木選手については広い守備範囲という特徴は好きだったのですが、今季はそこを突かれてのトホホな失点を１度ならまだしも２度もやらかしており、自分的には完全移籍での獲得やレンタル延長はあり得ませんでした。

いずれにせよＧＫはプレーが不安定になった岡本と新人の大野だけになりましたので、非常に重要な補強ポイントとなってきました。
ＣＢは富澤が務めるのは危険極まりないので、若狭大志で行けるのかもう一段上の選手を獲るのか、はたまた移籍報道のある大岩を引き留めるのか？

ボランチはＷ佐藤にパウリーニョ、山本真希もその辺が力を出せそうなところ、監督がどう考えてるかが気になりますが富澤を使うならボランチの方が良さげ、仲村などの面子を考えると少し人が多すぎという感もしなくありません。

２列目からトップ下というのはもっと混沌として、ヤザー、町田、井出、水野、移籍が噂されるネイツに加えて新加入の長澤、アランダ、吉田もこの辺が適正のような気もします。

逆にＦＷは駒不足で今のところ間違いなく残留するのは阿道だけ。森本については川崎からオファーを受けてるそうで、本人がそのオファーを受けるならそれはそれで良いと思います。とにかく、彼は点を取れなさ過ぎ。その部分以外には満足してたんだけど、得点が一番大事だからＦＷは。

ＪＥＦ人事往来（～１２／１９）

●去る人
　岡　大生（ＧＫ、期限付き移籍終了⇒甲府）

●来る人
　阿部翔平（ＤＦ、完全移籍←甲府）
　仲村京雅（ＭＦ、期限付き移籍終了←ＹＳＣＣ横浜）
　長澤和輝（ＭＦ、期限付き移籍←浦和）
　アランダ（ＭＦ、完全移籍←パラグアイ・オリンピア）

岡選手については高木、岡本があれだけ負けに繋がる失点を食らったにもかかわらず１試合も出番を得られませんでした。結局、どのような選手なのか見る機会はありませんでしたが、古巣での奮闘を願っております。



阿部選手は左サイドバックのスペシャリストということでポジション的には中村大亮の抜けた穴を埋める役割なのでしょうが、当然のことながら別の選手なので今年とは違う左サイドであることを期待します。

仲村選手はＪ３の横浜で１４試合無得点の成績で復帰。実際には試合を見ていないので成長したかどうかは分かりません。来年はＪリーグ選抜が編成されないので、ＪＥＦでの出番がないとまたどこかに移籍があるかもしれません。

長澤選手は確か大学時代にＪＥＦも獲得に動いてたように思いますが、ドイツ２部の１.ＦＣケルンへいきなり加入しました。２年目に靭帯をやっちゃって出番を失い、先日浦和は完全移籍し、来季はＪＥＦにレンタル移籍という段取りです。ぱっと見、着実なキャリアダウンなのですが、これ以上ダウンすると選手としてやばいと思われますので相当に頑張ってくれるものと思います。無事に株を上げて浦和に帰れるように願っています。

アランダ選手は１２月の初めから噂になっていた選手。でも、どんな選手なのかよくわかりません。



さらに島田社長が退任されるそうです。
２００７年の取締役就任から８年のＪＥＦ歴でありました。難しい時代の舵取りで大変だったと思います。ＪＲに戻られるのでしょうが、復帰先での益々のご活躍を願っています。

ＪＥＦ人事往来（～１２／１２）

去る人

・鈴木隆行（ＦＷ、引退）
・中村太亮（ＤＦ、磐田へ完全移籍）

まず鈴木隆行選手についてはお疲れさまでした、と。
３９歳まで現役を続けてきたということにまず敬意を表します。今春に入団が決まった時には正直なところ戦力としてはどうかなと思っていました。現実問題リーグ戦出場は２試合に止まりましたし、そのこと自体見立てが誤ったわけではありません。
でも、彼のような泥臭い名選手が最後に所属したチームがＪＥＦとなったことが素直に嬉しい。彼の選手としての生き様を一緒にプレーした若手中堅が少しでも吸収してくれたことを願うばかりです。

次に中村太亮選手。移籍の噂は出ていましたし、彼のキャリアアップの仕方から契約の切れ目で移籍することは多くの人の想定内だったと思います。
この２年間のＪＥＦの大きな武器でした。磐田での活躍を願っています。


今のところ、去る人ばかりが発表されています。

高橋ＧＭのやり方なのか知りませんが、「誰それにオファーを出した」的な報道はいくつか承知しています。
先に赤沼圭子さんのインタビューで彼が答えていた編成の方向性と照らし合わせるとまだ全然足らない感じかな。人を入れ替えればいいとは思わないけど、監督続投なら監督が言い訳できない戦力を揃える必要があるのではないでしょうか？

ポストシーズンの結果

◉Ｊ１チャンピオンシップ
　優勝：広島（年間勝ち点１位）

◉Ｊ１昇格プレーオフ
　昇格：福岡（Ｊ２：３位）

◉Ｊ２／Ｊ３入れ替え戦
　昇格：町田
　降格：大分


Ｊ１チャンピオンシップとＪ２昇格プレーオフはリーグ戦の順位をひっくり返すイベントなので、それぞれ本来のチャンピオンが無事タイトルを取り、昇格する資格を有するチームが昇格して良かったと思う。特にＪ１昇格プレーオフは５位とか６位のチームがその場の勢いだけで昇格を勝ち取り、全くＪ１で勝負もできずに降格してきてるわけです。既に興行面を除けばその制度は破綻しています。

興行面でポストシーズンを設けたいなら、Ｊ２／Ｊ３がそうであるようにＪ１：１６位とＪ２：３位の入れ替え戦であるべきです。

Ｊ２の４位以下にＪ１で戦い抜ける力があるとは到底思えません。

とはいえ、これで来年のお友達が決まりました。

Ｊ１ー１６位：松本
Ｊ１－１７位：清水
Ｊ１－１８位：山形
Ｊ２－　４位：セレッソ
Ｊ２－　５位：愛媛
Ｊ２－　６位：長崎
Ｊ２－　７位：北九州
Ｊ２－　８位：ヴェルディ
Ｊ２－　９位：千葉
Ｊ２－１０位：札幌
Ｊ２－１１位：岡山
Ｊ２－１２位：金沢
Ｊ２－１３位：熊本
Ｊ２－１４位：徳島
Ｊ２－１５位：横浜ＦＣ
Ｊ２－１６位：讃岐
Ｊ２－１７位：京都
Ｊ２－１８位：群馬
Ｊ２－１９位：水戸
Ｊ２－２０位：岐阜
Ｊ３－　１位：山口
Ｊ３－　２位：町田

来期の千葉は監督続投ということで話は進んでいます。
赤沼さんのメールマガジンによれば高橋ＧＭは大きく選手を入れ替えることを示唆しています。とはいえ、Ｊ２の９位という現実は思い描くような補強もままならないでしょう。時間のかかる改革すべき部分もあるようです。

僕自身は来季のＪＥＦに昇格という義務は科しません。

もっと地に足をつけた強化をしなくちゃいけない。