今晩も日本のどこかで「かまって」ちゃんが刃物を振り回していたそうで。
どのみち、「むしゃくしゃ」して「誰でもいい」から「殺そう」としたのだろう。
ニュースを眺めているとこの手合いは疑似インテリが多いんだな。
子供の頃は比較的お勉強ができていたものの中学、高校で虐められて自分の描いていたコースをフェードアウト。そのまま社会の片隅に突き落とされてしまった。でも、本当の自分は「もっと出来るんだ」という薄いプライドが支配しちまってる。
現実は社会の歯車の中でもかなり底辺に組み込まれてしまって、社会を動かす地位からは遠く離れてしまって気がつけば年収も200万前後で先の展望が拓けなくなってしまってる。
そうだ、これはきっと社会が悪いんだ。
だから、
「むしゃくしゃしたので誰でもいいから殺そうと思った」
とか、
「誰それを殺します。これは犯行予告です」
とやって、世間にかまってもらいたくなる。
そして事を起こしても、
「気がふれていた。責任能力はない」
「冗談だ。本気ではない」
と自己弁護に終始し、そのうち変な弁護士が死刑執行の日まで慰め続けてくれる。
オレも多少は今の世の中の閉塞性を憂慮しているが、最近の通り魔の言い分を聞いているとこの考えを引っ込めざるを得なくなる。だって、通り魔や殺人鬼のお先棒を担いでるみたいで嫌だもの。
裁判では手続き上、精神鑑定もせざる得ないだろうけど、通り一遍でいいんじゃないのか?
やつら正気だよ。言い訳もちゃんとトレンドを掴み取っている。無差別殺人を犯しても罪を償わないで済む方法をやつらなりに研究して犯行に及んでいる。
「人を殺める」ことと「自己顕示欲」のどちらが大事なことなのかの判断も出来ないくせに我が身を守る姑息な手段だけには実に手回しがヨイ。それゆえ、疑似インテリ。
何というか救いようのない連中だ。隕石に当たって死んでしまえ。