梅が香や根岸の里の侘ずまい
江戸の昔、根岸の里は呉竹(くれたけ)の里とも呼ばれる閑静な地として、江戸百景にも描かれ、文人や大商人の別荘が点在する風流な里でした。
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朝顔市が開かれている入谷に隣接する、防災広場『根岸の里』では、小学校児童の皆さんが作成した、3,000個の灯籠に灯されたローソクの灯が風に揺れていた。
この灯りが、ペットボトルに灯籠絵を捲いただけとは思えないほど、幻想的な下町の夜を演出してくれる。
関東地方も梅雨が明け、いよいよ本格的な夏。暑い夏の夜の『里あかり』は、シェークスピアの戯曲「真夏の夜の夢」に出てくる、悪戯好きな妖精・パックが顔を出しそうな夜でもある。
あなたの真夏の夜の夢には、どんな妖精が現れてくれるのでしょうか?我が家にも、かわいい妖精が現れそうな気がする。それは真夏の夜の儚い夢かもしれないが。