勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

里あかり

2008-07-19 23:47:23 | Weblog
梅が香や根岸の里の侘ずまい

 江戸の昔、根岸の里は呉竹(くれたけ)の里とも呼ばれる閑静な地として、江戸百景にも描かれ、文人や大商人の別荘が点在する風流な里でした。
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 朝顔市が開かれている入谷に隣接する、防災広場『根岸の里』では、小学校児童の皆さんが作成した、3,000個の灯籠に灯されたローソクの灯が風に揺れていた。
 この灯りが、ペットボトルに灯籠絵を捲いただけとは思えないほど、幻想的な下町の夜を演出してくれる。
 関東地方も梅雨が明け、いよいよ本格的な夏。暑い夏の夜の『里あかり』は、シェークスピアの戯曲「真夏の夜の夢」に出てくる、悪戯好きな妖精・パックが顔を出しそうな夜でもある。
 あなたの真夏の夜の夢には、どんな妖精が現れてくれるのでしょうか?我が家にも、かわいい妖精が現れそうな気がする。それは真夏の夜の儚い夢かもしれないが。