勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

いつもの道

2008-07-13 00:57:57 | Weblog
 
◇ ヒメジョオン ◇

いつもの
道をあるけば
いつもの白い花
今日は
だれも憎まなかったよ

-星野富弘さん-

 人は自分の思い通りにならないとき、自分の意にそぐわないとき、とかく恨んだり憎んだりする。それは相手にとっても同じこと、自分も恨まれ憎まれているかもしれない。長い人生の中で、僕も多くの人を憎んだり恨んだりしてきた。しかし自分の考えを押し付けていることも多く、他人(ひと)にはそれぞれの考え方があることに気付く。

 自分にとって不都合で不可解なことも、相手にとっては必ずそれなりの理由があることを知る。人を憎むと心は重く、人を愛すると心は軽やか。愛は輝き、憎しみは闇。今日は誰も憎まなかっただろうか? 

 風にゆれ、蝶の羽を休ませ、目立たず、自己主張しない、いつもの道に咲く白い花・ヒメジョオンを見ていると、自我の強い我が身が小さく見える。姫女苑(ヒメジョオン)の花言葉は「素朴で清楚」だそうだ。