勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

寸陰惜しむ

2007-06-04 00:57:22 | Weblog
 朝顔は早朝に咲き昼前にしぼむ。しかし昼顔は午前10時頃に花が開き、夕方に閉じるという。夕方に花を咲かせ、翌朝にしぼむ夜顔(よるがお)もあるそうだ。また、同じように夕方に花が咲き翌朝しぼむ夕顔は別科で、かんぴょうの原料になる。同じ顔でも人も花も、様々な顔があって面白い。

『昼顔』

雑草と呼ばれている草だけれど
一日で終る花だけれど
手をぬいているところがあるか

今日が一生
昼顔の花

-星野富弘さん-


『偶成』

少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
未だ覚めず池塘(ちとう)春草の夢
階前の梧葉 已(すで)に秋聲

-朱 熹-
 

こちら でこの漢詩の意味と吟詠を聞くことができます。

 若い頃、去年と今年と来年に違いがあるとは思わなかった。同じように年が過ぎ、同じように年が来る、そう思っていた。60歳を過ぎてから、去年と今年という年が、まったく違う事を知った。一年一年が、いや、一日一日がより大切になった。