勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

黒い花びら

2007-06-20 01:22:42 | Weblog

◇ 黒い花びら ◇

黒い花びら 静かに散った
あの人は帰らぬ 遠い夢
俺は知ってる 恋の悲しさ 恋の苦しさ
だから だから 
もう恋なんか したくない 
したくないのさ

-作詞: 永六輔さん  作曲: 中村八大さん-

初めて見る花です。「くろばなろうばい」というそうだが、神秘的で不思議な花だ。

 黒はマイナスイメージが強い。腹黒、黒幕、暗黒、黒星、容疑者をいう黒、など、邪悪な意味で使われることが多い。

 黒のつく歌も多く、「黒い花びら」をはじめ「黒い落ち葉」「黒の舟歌」「黒百合の歌」「黒い瞳」。映画にもある。「黒い水仙」「黒いチューリップ」「黒いオルフェ」など、歌や映画での黒には妖しげな雰囲気が漂う。

 負のイメージの黒だが、日本女性の髪を、みどりの黒髪、髪はカラスの濡れ羽色などと、文学的な表現にすると、なんとも素敵な色に変わる。みどりとは新芽などのように、瑞々しさを意味する言葉で、「みどり児」などとも使い、色の緑とは違うらしい。
 負の要素をたくさん持っている僕だが、あえてそれを隠さず、ありのままの姿でいるほうが気が楽であり、疲れない。この花のように魅力的にはなれないが、自然体でいることが、負を正に変えることもあるかもしれない。ないかな・・・?