小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

リニア中央新幹線の大手ゼネコン4社の談合

2017-12-23 04:01:25 | Weblog
リニア中央新幹線の大手ゼネコン4社(大林組、清水建設、鹿島、大成建設)の談合。

談合について。

談合を独占禁止法違反による犯罪と、言い切るのは、僕には、違和感を感じる。

談合は、もちろん、企業の向上心を無くし、日本企業の実力を低下させてしまうが。

しかし、完全な競争にすると、結局は、一番、力のある企業だけが、毎回、選ばれて、選ばれなかった企業は、仕事が、まったく回ってこなくなり、どんどん、企業の力が弱くなってしまう。

そうすると、弱肉強食となる。

企業の格差が、どんどん、大きくなっていく。

そうすると、企業は、仕方なく、合併していくことになる。

どんどん、合併が起こると、一社独占になってしまう。

一社独占では、競争が起こらない。



僕の考え。

まず、大手の一つの会社(A社)に、工事の、入札金額、を出させる。

そして、それを発表する。

ただし、完全に正確な入札金額を発表してしまうと、他社は、もちろん、それ以下の、入札金額にしてしまう。

なので、入札金額に、プラスマイナス、5%くらいの幅をつけて、その値段を発表する。

つまり、A社の入札金額が、100億円だったら、「A社は、95億円~105億円の間の金額で入札した」、と発表する。

そして、その後に、他の会社に、入札させる。

そして、A社と比較して、費用と、工事の質の高さ、を、合わせ考えて、総合的に、最も、適当と思われる会社に、落札させる。

というふうにしたら、企業の、実力も落ちず、むしろ、企業の力が伸びる、だろう。

しかし、そうすると、最初に、見積もりを、出さなくてはならない、A社、が、不利になる。

なので、最初に、見積もりを出させる会社は、今回の仕事は、A社、次の仕事は、B社、というふうに、変えていけば、いいと思うのだが。

そうすれば、企業の実力も落ちず、弱肉強食も起こらず、むしろ、良い競争が起こり、日本企業各社の実力が、上がる、と思うのだが。

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