daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

金沢で墓参り 1

2011年08月15日 21時23分28秒 | 地震

昨秋、家内の父が亡くなり、今年が初盆となる。

金沢まで墓参りに行った。

金沢までは夜行バスが一番便利だが、8時間かかるので往復だと疲れる。

行きはバス、帰りは新幹線にする。

 

夜10時に仙台を出発。朝5時、富山のパーキングで休憩。

 

 朝6時に金沢着。

 

 浅野川電鉄で諸江まで行く。

 

 

金沢のお盆は、切り子灯篭(略して切り子)という紙製の灯篭を墓前に供える。

切り子の中には蝋燭を立てることができ、迎え火、送り火に使われる。

 

切り子は、親戚、知人がお参りしたという名刺代わりにもなる。

墓主は誰よりも先に自分の切り子を飾り、お参りしてくれた人にお礼の電話をかけなければならない。

最近では簡略化され、板状のものも売られるようになった。

 

 

花を立て、切り子を飾る。

 

これで完成。切り子棚はお盆の時だけ建てる。

左上には木の灯篭があり、菜種油で火を点すようになっている。

亡くなった家内の父は、夕方これに点火し、寝る前に消しに行ったそうだ。

灯が入り、薄暗い墓地の夜の闇を照らす切子は美しかったという。

 

同じ境内には海の豪商と呼ばれた銭屋五兵衛の墓がある。

 

隣には安宅産業(かつて倒産した商社)の創業者、安宅弥吉の墓も。

 

古都金沢の道はこんなに狭い。

軽自動車がようやく通れる道幅。

 

昔は何かを売っていただろう古家。

 

それにしても暑い。36℃。

 

老舗の醬油屋。美味しい醬油だそうだ。

ここで1本買い求めた。

 

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大崎八幡神社 「雅楽の夕に」

2011年08月13日 21時06分32秒 | 地震

8月13日夕刻、大崎八幡神社境内で雅楽の演奏会が行なわれた。

社殿前に篝火を焚き、1300年余を演奏されてきた雅楽を通じて震災からの復興を祈るという催しです。

 

 

第一部、第三部は雅楽の演奏。

曲目は、越天楽(えてんらく)、五常楽急(ごしょうらくのきゅう)、陪臚(ばいろ)、酒胡子(しゅこうし)、萬代(よろずよ)の舞、青葉の舞。

 

第二部は災害復興についての「負けないぞうトーク」が行なわれました。

 

 

これは最後の青葉の舞。

 

踊りは八幡宮の巫女さんです。

「入り初めて 国ゆたかなる みぎりとや

千代と かぎらじ せんだいのまつ」 と謳います。

http://www.youtube.com/watch?v=Dk6cAXEDE8A

 

今夜はお盆の入り。

新しい霊も篝火の下に集ったのではないでしょうか。 

 

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運転免許更新 免許センターは大混雑

2011年08月12日 22時03分20秒 | 地震

8月7日(日)、運転免許証の更新に行った。

 

宮城県では、震災の影響で8月いっぱいまで更新が猶予されている。

警視庁ホームページより
「平成23年東北地方太平洋沖地震による災害についての特定非常災害及びこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令」(平成23年政令第19号)により、平成23年3月11日に発生した平成23年東北地方太平洋沖地震による災害が特定非常災害に指定されました。
これに伴い、特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する法律(平成8年法律第85号)第3条第2項の規定に基づく告示(平成23年国家公安委員会告示第6号)により、被災された方の運転免許証の有効期間等が平成23年8月31日(水曜日)まで延長されます。

本来3~7月までに更新すべきだった人たちが、今慌てて来ているので、特に日曜は大混雑する。

 

しかもセンター内は地震で空調が壊れ、扇風機が何台かあるのみ。

暑い! 今から行く人はうちわ持参をお勧めします。

 

受付をして、手数料を払って、視力検査。

4桁の暗証番号を2種類登録することになっているので、決めて行った方がよい。(何に使うか分からないけど)

 

相変わらず受付で「安全協会にご協力いただけますか」と聞かれる。

安全協会は警察OBの利権団体だから、「免許証更新窓口でその協力を依頼するのはおかしい」、と何年言い続けても変わらない。

昔と違って協力する人は少なくなったけど。

 

混雑ぶりを取材に来ているテレビ局もいる。

 

視力検査無事終了

私の視力は年々良くなっている。

写真撮影も終了。

 

9時45分から、2階で講習。

暑さで熱中症になる人が連続し、飲料水の持ち込みが許可されている。

30分講習と60分講習の人が一緒にに受け、30分講習の人は30分聞いたら退席してよいことになっている。

私は10時15分に退席。

違反しないと更新も楽なようになっている。

10時30分に免許証を受け取って終了。

 

めでたく新しい免許証になりました。

しかもGOLD!

これで今後5年間更新なしです。 

 

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吉田拓郎の「夏休み」は反戦歌だった (?)

2011年08月10日 14時01分10秒 | 地震

7月20日の新聞に、吉田拓郎の「夏休み」は「原爆に奪われた広島の夏」を歌ったのだ、という記事が出た。

吉田拓郎は鹿児島生まれだが、広島で育った。

そういわれれば、歌詞もそう聞けないこともない。

ならばこの歌は反戦歌ということになる。

 

 

「夏休み」はこのアルバムに入っている。

http://www.youtube.com/watch?v=YcYPZyopknE

 

麦わら帽子は もう消えた
たんぼの蛙は もう消えた
それでも待ってる 夏休み

姉さん先生 もういない
きれいな先生 もういない
それでも待ってる 夏休み


絵日記つけてた 夏休み
花火を買ってた 夏休み
指おり待ってた 夏休み

畑のとんぼは どこ行った
あの時逃がして あげたのに
ひとりで待ってる 夏休み

すいかを食べてた 夏休み
水まきしたっけ 夏休み
ひまわり 夕立 せみの声

 

今なら、「奪われたフクシマの夏」を思って聞くと感慨は深い。

 

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七夕の人出 203万3000人

2011年08月09日 22時08分25秒 | 地震

今年の仙台七夕の人出は203万3000人と発表された。

(あの混雑を一体どうやって数えるのだろう?)

昨年は232万2000人だった。



 

震災の影響でツアー客の募集が遅れ、例年より少なめの175万人と予想された。

しかし被災地応援のため、首都圏から訪れる個人客が予想以上に多かったので予想を上回った。

 

 

秋田竿燈祭りは130万人で5万人減。 

青森ねぶた祭りは31万人減の266万人となり、2年連続で300万人を割り込んだ。

 

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仙台七夕2011 仙台四郎も出現

2011年08月07日 22時06分49秒 | 仙台の街並み・店

8月6日から仙台七夕祭りが始まった。 

今年のテーマは、東日本大震災の犠牲者に対する「鎮魂」と地域の「復興」。

市内の商店街や町内会には、約3000本の竹飾りが取り付けられた。

「動く七夕」などのパレードは行なわれず、定禅寺通りの通行止めもない。

今年は折り鶴、復興の願いを書いた短冊が目立った。 

 

京都市がチーム40名を派遣し、祇園ばやし「コンチキチン」を奏で、駒形ちょうちんや傘鉾による演出も行なわれた。

祇園祭は、貞観地震があった869年、当時の朝廷が災いを引き起こす怨霊を鎮めるために行った儀式が起源とされる。

今回の参加はそういう意味でも有意義である。

 

定禅寺通りのグリーンベルトには各地からの激励の手紙、短冊が並べられた。

 

祇園踊りの師匠、井上八千代さんから。

 

里中満智子さんから。

 

全国から届いた短冊。

 

姉妹都市であるフランス・レンヌ市からの励ましも。

 

その他、ネパール、ウガンダ、ドイツからも。 

 

鹿児島県姶良(あいら)市から贈られた巨大な孟宗竹。

慰霊のため23mという最大の竹を切り、それを陸送してくれたそうだ。

 

シーズーちゃん、踏まれないようにね。

 

一番町に来た。

 

吹き流しには風が似合う。

 

武将隊の伊達政宗と記念撮影。三越前で。

 

だんだん混んで来る。

暑いが、吹き抜ける風が気持ちいい。

 

山形丹野こんにゃく店の出店。

知り合いが何時間もかかって串にさしたそうだ。

 

寄せ書きで作られた吹き流しが多い。

 

折り鶴だけの飾り。

 

色紙を書いて売る人。

 

お値段は買った人が付ける。(ちょっとメタボか)

 

今年一番の飾り、慰霊の鶴 「星に願いを」。 (藤崎前で)

 

仙台市内194校の小中学生8万人が折った8万羽の鶴で出来ている。 

 

大勢の気持ちがこの形になった。

 

1本1本に学校名を書いた金紙がある。

 

近くの小学校の名前もある。

 

みんなの祈りはきっと犠牲者に届くはずだ。

  

ぼくたちも七夕大好き。

チワワとパピヨンのミックス犬(=パピチワ)。

チワワにしては耳が大きい。パピヨンにしては動きがせわしない。

 

紙芝居も登場した。

 

名掛丁に来た。

ここはアーケードがあって、飾りは風に揺れない。

 

アーケードでは竹を水平に設置していた。

 

東二番丁を渡る。日曜なのでこの人出。

 

仙台四郎がいた。

仙台にもようやくユーモアが戻ってきた。

 

東北の夏祭りの中で、亡くなった人の慰霊には七夕が最も適しているのではないだろうか。

「六大祭りを呼ぶ」などと大風呂敷を広げず、静かに郷土の祭りを楽しむのが良い。

新しく亡くなった方の霊は、七夕飾りを目印に仙台に帰って来るのだという。

 

期間中の人出は175万人を見込む。 

祭りは8日まで。

  

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花笠祭り2011

2011年08月06日 01時51分50秒 | 山形の風景

8月5日、34℃の暑さの中、山形の夏を華やかに彩る花笠祭りが開幕した。

今年は49回目となる。

十日町交差点から文翔館前までの約1.2キロを、踊りながら行進する。 

東日本大震災からの復興の願いも込め、3日間で133団体から約1万2000人の踊り手が参加する予定だ。

今年は東日本大震災で避難生活を余儀なくされている人たちも招待され、沿道から声援を送った。

 

東北電力チーム↓

 

東北電力の女川原発、東通原発も一時 「電源喪失→爆発」 の危険があった。

爆発を免れたのは単なる幸運にすぎない。

この黒の衣装は喪のイメージを醸し出し、祭りにそぐわない。

 

今、新潟、福島の大雨で、両県の29か所の水力発電所すべてが機能を停止している。

そのため東北電力管内の「電力使用率」が一時的に97.6%に達し、東電から30万KWの供給を受けた。

さらに70万KWの供給を受けるという。(踊っている場合なのか?)

今年「電力会社」に対しては、見物客の反応も今一つのようだ。

 

 

東北電力の後に陸上自衛隊(第20普通科連隊)が続くと、原発の後始末を連想させる。

これは意図した趣向なのだろうか。

パワーあふれる演技。

自衛隊は練習する暇があったのだろうか。

 

沿道の被災者から、「自衛隊ありがとう!」、「ご苦労様!」の声が飛んだ。

彼らは敬礼で応えた。みんな体格が良い。

 

 

「山形出身の歌手、大塚文雄です」

といっても、知りません。

 

 

いよいよ山形大学花笠サークルの登場。

ここにわが家の長女が出演する。

 

若いだけあって、踊りはもの凄くパワフルだ。

 

 一糸乱れぬ踊り。よく練習しているようだ。

 

トリは四方山会。

この日のために365日練習しているそうだ。

 

さすがです。

 

山形大学と四方山会は圧倒的なレベルだった。 

 

動画もどうぞ↓

http://www.youtube.com/watch?v=TvJt6DUpvho 城北高校ダンス部  

http://www.youtube.com/watch?v=yrRz_X1I0bM 山形日産

http://www.youtube.com/watch?v=TBz6oKE8Izk 山形大学花笠サークル

http://www.youtube.com/watch?v=K8safE129hM 四方山会

 

花笠祭りが終わると山形は急に静かになり、残暑に耐えて芋煮会の季節を待つことになる。

 

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U建設のD君 8

2011年08月05日 00時10分44秒 | 地震

地震の1週間後のことだ。

海岸の瓦礫を撤去していたら、仏さまがお出ましになった。

よく見ると左手の薬指がなかった。

その日はもう一人の仏さまを見つけてしてしまったが、その方も左手の薬指がなかった。

 

考えたくはないが、誰かが刃物で指を切って指輪を盗んでいるのかもしれない。

連絡してやってきた警官に聞いたら、薬指だけ無い仏様は珍しくないそうだ。

遺体の指は膨らんでいて指輪は抜けないから、盗むなら切らないといけないのだ。

ときには左手首のない仏さまもいるそうだ。時計を盗るのだという。

 

同じ日本人がやっているとは思いたくない。

俺は、遺体を仏さまと見ない外国人の仕業と考えるようにしている。

そうでないと、日本人のため、郷土のため、と思ってやっている事がむなしくなるから。

 

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U建設のD君 7

2011年08月03日 16時11分12秒 | 地震

以前D君に聞いたが、書くのをやめた話。

修正された震災本では現場のことが伝わらないだろうと思い、やはり書いておくことにする。

 

・・・・・震災3日後に、会社の人間数人と岩沼の取引会社の様子を見に行った。

取引会社は津波の直撃で跡形もなくなっていた。

周辺道路も瓦礫で埋もれており、その会社があった場所も判別できなかった。

壊れた壁を修理するとか、泥だらけの社内を掃除するとかを想定して出かけたのだが、何もできることはなかった。

 

少し海方向に車を走らせてみると、消防と警察が仏さまを収集していた。

その頃はまだ至る所に仏さまが散乱していて、警察は猫の子の手も借りたい状態だった。 

俺たちは2トントラックで行ったので、体育館まで運んでくれ、と頼まれた。

 

「いいっすよ」、俺らは答え、トラックの荷台に仏さまを乗せた。

頭は前方に、足が後方になるようにした。

縦に4体を並べて、ブルーシートで全体を覆った。

 

風でブルーシートが飛んだら大変なので、俺が荷台の一番後ろに乗って押さえて行くことになった。

ところが道路には瓦礫があり、アスファルトもところどころ凸凹になっていた。

段差のところに来るたびに、なんと仏さまたちが一斉に跳ね上がるのである。

しかも跳ね上がるたびに少しずつ後ろに、8本の足が、近づいて来る。

 

俺は足に触れないように、後ろに下がったが、そのうちどうしても触れるようになった。

「すみません、もうちょっとあっちさ・・・」、俺は手を合わせながらそれを前方に押しやった。 

 

 

今でも運転中、段差を越えるとき、仏さまが跳ね上がる光景が浮かんでくる。

こういうのばフラッシュバックていうのがい? ・・・・・

 

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U建設のD君 6

2011年08月01日 15時23分35秒 | 地震

U建設のD君が久しぶりに遊びに来た。

被災地は今再建ラッシュで忙しくて、3月から全く休みがないのだという。

 

・・・・・現場では大工、職人がまったく足りない。20年前のバブルの頃のようだ。

今住宅の新築を契約しても、着工は来年だ。秋までに来年分の受注も埋まっべな。

岩手、宮城、福島の3県で建設特需が始まった。

3月まで、「不況だ、仕事がない」と言っていたのが嘘みたいだ。

新築受注は2割増。リフォームは2.5倍だ。

ただ沿岸部は建築規制がかかっていて、まだ何も建てられない。

土地用途も決まっていないし、大体生活の目途が立たない人がほとんどで、海辺はまだまだだな。

うちみたいな地元の零細業者は、瓦礫の処理と仮設ばっかりだ。

 

仮設住宅建設は割がいいんだげんと、災害協定で東京のプレハブ建築協会が請け負ってる。

東京、大阪の大手ゼネコンが旨みを吸い上げてるんだ。

ゼネコン主導だと、間にいくつもの下請けが入って、末端の職人は低賃金に苦しむ。

社長も、なんとか地元の業者にも仮設の仕事を回してくれるよう陳情かけでっけんと、

だめならいよいよ原発の仕事だな、と脅かされてる・・・・・  

 

(そういえば最近、S林業とか、Mホームのセールスが来ないなあ。どっかで忙しくしてるんだろう。)

 

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