丸八やたら漬(山形)廃業へ 販売減響き、感染拡大追い打ち
山形新聞 2020年04月21日 08:20
老舗漬物店の丸八やたら漬(山形市旅篭町2丁目、新関芳則社長)が5月末で廃業することが20日、同社への取材で分かった。
漬物の販売額減少が主因で、新型コロナウイルス感染拡大による観光客の激減が打撃となった。
店舗と座敷蔵2棟、漬物工場などがある土地はマンション事業者に売却されるとみられる。
座敷蔵や店舗は国登録有形文化財で、山形国際ドキュメンタリー映画祭の社交場としても親しまれたが、取り壊される可能性が高い。
丸八やたら漬は1885(明治18)年、しょうゆ・みそ醸造と漬物の店として創業。看板商品やたら漬などで業績を伸ばし、漬物ずしを考案した1964(昭和39)年ごろから漬物専門店に。
92年には蔵を改装した「食事処(どころ) 香味庵(こうみあん)」をオープンし、全国から観光客を集めた。
主力の漬物は観光施設や道の駅、旅館での販売が中心で、食の多様化に伴って92年をピークに売り上げが減少。
同年に4億5千万円を超えていた売上高が、2019年3月期には1億5900万円に落ち込んでいた。
同期の純損益は1110万円の赤字。20年3月期も赤字決算を見込む。
当初はサクランボ狩りの季節や山形花笠まつりを終えた後の9月ごろの廃業を考えていたが、新型コロナの急速な感染拡大により客層の9割だった観光客が激減し、決断を早めた。会社清算は6月を予定する。
白壁が映える座敷蔵と趣深い木造の本店は、中心市街地の観光拠点の一つにもなっていた。
2年に1度開催される山形国際ドキュメンタリー映画祭で世界の映画関係者、観客が交流する「香味庵クラブ」としても親しまれた。
座敷蔵の移設や部材の活用も考えられるが、現状では取り壊される可能性が高い。売却されるとみられる土地は約1900平方メートル。
22人いる従業員は清算と同時に解雇となり、同社が再就職を支援している。
新関社長は山形新聞の取材に「大切にしてきたお客さまや、取引先の方々、活用方法を模索してくれた行政、関係団体にできる限り迷惑を掛けないため、清算という苦渋の選択をした。
新型コロナの影響で人を集めることはできないが、親しんでいただいた商品を最後まで届けていきたい」と答えた。
映画祭の精神が具現化された場―事務局理事
山形国際ドキュメンタリー映画祭の事務局で長く中心的な役割を務めてきた高橋卓也理事は「香味庵クラブは、海外ゲストを温かくもてなし、民間が運営を支えるという映画祭の精神が具現化された場所だった。非常に残念」と話した。
まるまつの筍あさりご飯セット。
筍とあさり。春の香り。
(これは3月15日のこと。今はもう非常事態なので家から一歩も出ずにお籠りしてます。)
これは去年の記録です。
この頃はウイルスのことなど何も心配していませんでした。
2019年3月9日、快晴。
樹氷原までは蔵王山麓駅→樹氷高原駅→地蔵山頂駅とロープウェイを2つ乗り継いで行く。
山麓線。
傾斜38度の横倉の壁。
挑戦する人を下で多くのギャラリーが見ている。
山頂線のゴンドラ。
地蔵山山頂。
雪は深いが、好天に恵まれそれほど寒くない。
地蔵さんは首まで雪に埋もれていた。
蔵王はスキーに来ると大抵吹雪だ。
こんな好天はシーズンに1,2回あるかないか。
下界は春の陽気だが、ここはまだ冬の只中。
蔵王温泉でとろろごはんと蕎麦を食べて仙台に帰る。
また来年も来たいものだ。
(まったく来年のことなど分からないものです。)
電力ビルのB1にある韓国家庭料店 扶餘(ぷよ)。
手軽な価格で定食が食べられるのでお昼はいつも満員。
石焼ビビンバ定食 880円。
プルコギ焼うどん定食 930円。
サラダもキムチもおいしいです。