U建設のD君が久しぶりに遊びに来た。
被災地は今再建ラッシュで忙しくて、3月から全く休みがないのだという。
・・・・・現場では大工、職人がまったく足りない。20年前のバブルの頃のようだ。
今住宅の新築を契約しても、着工は来年だ。秋までに来年分の受注も埋まっべな。
岩手、宮城、福島の3県で建設特需が始まった。
3月まで、「不況だ、仕事がない」と言っていたのが嘘みたいだ。
新築受注は2割増。リフォームは2.5倍だ。
ただ沿岸部は建築規制がかかっていて、まだ何も建てられない。
土地用途も決まっていないし、大体生活の目途が立たない人がほとんどで、海辺はまだまだだな。
うちみたいな地元の零細業者は、瓦礫の処理と仮設ばっかりだ。
仮設住宅建設は割がいいんだげんと、災害協定で東京のプレハブ建築協会が請け負ってる。
東京、大阪の大手ゼネコンが旨みを吸い上げてるんだ。
ゼネコン主導だと、間にいくつもの下請けが入って、末端の職人は低賃金に苦しむ。
社長も、なんとか地元の業者にも仮設の仕事を回してくれるよう陳情かけでっけんと、
だめならいよいよ原発の仕事だな、と脅かされてる・・・・・
(そういえば最近、S林業とか、Mホームのセールスが来ないなあ。どっかで忙しくしてるんだろう。)