活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

二重の迷い1

2018年12月25日 | 法理

「人間(じんかん、世の中、世間)」では、子供の成長すなわち物心が

ついた時を「知恵がついた」といいます。


しかしこれは「一重の迷い」なのです。


それは、子供時代の「物心のつく時の観念(認識以前の存在事実)を観念だという自覚」

がないからです。


そしてそのまま成人してしまい、観念に観念を生じ、思いに思いを重ねて

社会生活を送るようになるのです。


普通の人はこのことを知る由もないし、たとえ知り得てもその源を知(識)ら

ないので手のくだしようがないのです。


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