活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

損得の道理1

2019年08月21日 | 法理

経営者は経営者に成り切る、商人は商人に成り切る。

それが「仏道」です。


そのために「坐禅」をするなら大いに結構なことです。


しかし、「坐禅」をするといつの間にか「仏心(ほとけごころ)」が出て来て

しまうものです。


「仏心」が出て来ますから、経営者は経営者に、商人は商人として本当に

「個」に成り切れないのです。


それで、失敗するのです。


「商人」とは、損をしたとか得をしたとかということは第二、第三の問題

なのです。

いかに自分が「商人」に徹するかということだけなのです。


「坐禅」も同じです。


このことは道元禅師も「坐禅は坐禅なり」とおっしゃっています。

説明を要しません。


「坐禅は坐禅なり」とならないといけないのです。


「坐禅をする時どういう気持ちで坐ったらいいのか」というようなことは

「不必要」なことなのです。

 


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