活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

道友に向けて

2015年11月16日 | 法理
仏教徒であるとか、仏教徒でないということに全く関わりなく、一人ひとりが際限のない大きな自分 (自己) に目醒めて「大安心 (だいあんじん)」を得て頂くためには、「道」を歩くことが必要です。

これが仏道、すなわち坐禅の道です。


宗教というのは度々申し上げていますが、「宗 (源) の教え」と書きます。

「宗 (源)」というものは、【万物の本質】です。


宇宙のあらゆるものは “実相は無相である” ということです。

「法性 (ほっしょう)」に目醒めた方を、おシャカ様とか、如来とか、法と お呼びしています。

その法に目醒める道を示した教えが仏教です。


仏教は教えを伝える人も、そして教えを聞く人も、共に【仏教そのもの】なのです。

これを「法が法を伝える」と言います。


したがって、それぞれの異なった思想や宗教を持った人でも、坐禅という自己の参究の教えを実践していけば、本来の大きな自分に目醒めて、それまでの宗教、学問、体験、思想、知識というものを本当に大きく活かして使うことが出来るようになります。

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