人間(にんげん)の世界に於いて生活に間に合わせるには、何かを「記憶」
しておいて使用(活用)することはそれはそれで構わないのです。
けれども「此の物」の標準になり、そういうようなものによって、求め
ようとしては駄目なのです。
そういうような意味に於いて、信心銘の「一切留まらず記憶すべき無し」
というお示しを考えれば前のことを「記憶」しておいて、次のものに間に
合わせようというようなことは必要ないということなのです。
人間(にんげん)の世界に於いて生活に間に合わせるには、何かを「記憶」
しておいて使用(活用)することはそれはそれで構わないのです。
けれども「此の物」の標準になり、そういうようなものによって、求め
ようとしては駄目なのです。
そういうような意味に於いて、信心銘の「一切留まらず記憶すべき無し」
というお示しを考えれば前のことを「記憶」しておいて、次のものに間に
合わせようというようなことは必要ないということなのです。