それですら「この道」に任せたままに行ずればそれが何であろうとも是でも
非でも有(在)りませんから離れて跡形も何にもない素晴らしく大安楽の世界
なのではないでしょうか。
「今」がそれです。
ところがそれがなかなかうまくいかないものなのです。
そこで執着して人間(にんげん)の考え方の力を持って何か立派そうなことを
やろうとしてしまうのです。
それだけ要らない事をして「此の物」に傷を付けるのです。
一般の修行というものは、そういうものです。
仏道の修行とは全然問題が違うのです。