駄目だといっても「今の事」を止めてはいけません。
自分でどうにかしようということではないのです。
ただ向かえばそういうことが有(在)るし、聞こえればそういうことが
有(在)るだけなのです。
「此の物」はそういう働きをするのです。
それを「無為無作(むいむさく)」といいます。
自分では知(識)らないのですが、自分で如何した訳でもないのに
そういうことが行われているのです。
それが「無為無作の様子」です。
「今の事実」がはっきりすれば全体がそういう生活に成るのです。
他に「道」があるのではないのです。