活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

六境(六塵)について1

2019年12月25日 | 法理

「六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)」から入るさまざまな様子を「六境または六塵」

といっています。

 

「六境(六塵)」とは「色声香味触法(しきしょうこうみそくほう)」のことです。

 

又、「六識(眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識)」の対称となる六つの

境界を「六境」といい、又心を汚す六識の対象として「六塵」ともいっているのです。

 

ここで言う「色(しき)」とは、すべての物質をいっています。

さまざまな物質が色々(いろいろ)に形を変えている訳です。

 

ところが、そんなに様々な物質の異なった様子が見えるのですが「見る眼(まなこ)」は

一つではないでしょうか。