「六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)」から入るさまざまな様子を「六境または六塵」
といっています。
「六境(六塵)」とは「色声香味触法(しきしょうこうみそくほう)」のことです。
又、「六識(眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識)」の対称となる六つの
境界を「六境」といい、又心を汚す六識の対象として「六塵」ともいっているのです。
ここで言う「色(しき)」とは、すべての物質をいっています。
さまざまな物質が色々(いろいろ)に形を変えている訳です。
ところが、そんなに様々な物質の異なった様子が見えるのですが「見る眼(まなこ)」は
一つではないでしょうか。